chomoshのブログ

だいたいゲームのこと。

デッキ診断の罠

ちょもすです。

 

まずは僕の一連のツイートをクソでもしながらご覧ください。

 

 

色々と雑なのはTwitterなのでしょうがないとしても、正直140文字では伝えきれない部分だとか、ちょっとムキになってズレたことを書いてしまった部分もあるので、自分の中でも考えを整理したものをこの記事で取り扱おうと思います。

 

デッキ診断の罠

まず、僕が一番伝えたかったことを一文にするとこうです。

 

『デッキ診断という行為を上達に役立てるのは難しい(または手間がかかる)』

 

これはもうとっくにわかっている人も多かったんじゃないかと思いますが、改めて言いたかったことです。

 

デッキというのはある一定のルールに乗っ取ってさえいれば、中~上級者帯ランクを目指したいという目標を達成するのに問題ありません。一定のルールというのは、序盤に出すカードが全くないようにはしない、とか、デッキのコンセプトに全く関係ないカードを採用しない、とか、そういった極々基本的なことです。

 

少なくともインターネットで検索すると見つかるデッキレシピがそのルールを逸脱していることはあまりありませんから、信頼できるサイト、ないし信頼できる人間のデッキレシピをコピーすれば問題ない、ということになります。

 

ただし、デッキには変更可能な部分もあります。デッキの全てのカードが代替不可能ということはほとんどありませんから、一定の枚数はプレイヤーが自由に入れ替えることが可能です。多くの場合、この変更可能な部分を指して、デッキを診断してほしいとお願いされることになります。

 

しかし、これが罠です。

 

※わかりやすくなるかもしれないイメージ図

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そもそもデッキというもの自体、プレイスタイル、プレイスキル、プレイ環境、流行りのデッキ、カード資産、ゲームへの取り組み方、好きなカードへのこだわり……まだまだありますが、人によって正解は異なり、正しい答えはないものです。ある環境で最も勝率が高いデッキというのは存在するでしょうが、それは勝率を重視する人間にとって正解なだけであり、多くの人に対する正解ではありません。

 

特定の好きなカードがあるなら、それがどんなに弱かったとしても、それを使うことが正解ということもあるでしょう。その多様性がカードゲームの人気の一つだとも思います。

 

デッキ診断の難しさ

では、基本的な部分を抑えていれば自由にデッキを組んでいいとするならば、デッキ画像を提供され、デッキ診断をお願いされた人間はどのように答えるのが良いでしょうか。

 

僕の中での答えは、『当たりさわりのないことを言って満足してもらう』です。

 

おそらく多くの人がそうしていると思います。当たりさわりのないカード変更を提案したり、当たりさわりのないポイントを伝えておけば角が立ちません。人によってデッキ診断に求めるものが「自分の資産を踏まえて」だったり、「あるランク帯で勝ち越したい」だったり、「10連勝した自分のデッキを他人に自慢したい」だったりするために、それぞれのニーズに合わせて答えようと思えば、こちらからいくつかの質問を投げかける必要があります。親しい仲ならそれも良いかも知れませんが、たびたび訪れる初対面の方にそこまでやるのは現実的ではありません。

 

であるとすればです。

 

僕が「デッキは大丈夫」だと言っても、そのへんの小学生が「デッキは大丈夫」だと言っても、あるいは道端の昆虫が「デッキは大丈夫」と言っても、実のところあまり変わりがないわけです。“ちょもすさんに大丈夫と言ってもらえた安心感”のようなものがあるとするならそんなにありがたいことはありませんが、それでも僕は当たりさわりのないデッキ診断ロボットではありません。

 

どうせ相談に乗るなら、僕の助言でその人に勝ってもらいたいわけです。なぜならそれが僕にとっても気持ちがいいからです。でも、それをするにはデッキ診断というテンプレートは全く合っていません。高くないランクで負け越しているほとんどの人々の原因は、デッキにはないからです。

 

だから当たりさわりのない、意味の無い回答を産み出してしまったときは、その人が結局あまり勝てないであろう未来を想像してしまって悔しい気持ちになるし、なぜ僕は意味の無いものを産み出すのに時間を費やしているんだろうとも思います。

 

僕がいいたいこと

競技用のスパイクを自前で用意して、「このスパイクどうですか?」と聞いてくる初対面の人をイメージしてください。具体的な競技の言及は一切なく、「このスパイクどうですか?」と聞いてきます。あなたならなんと答えるでしょうか。

 

正直「……???」という感じじゃないでしょうか。何かに置き換えるとかなりわけのわからない状態が、ことデッキの皮を被ると急に許容されがちです。

 

せめて、「Jリーグを目指して頑張りたいんだけどこのスパイクで大丈夫か?」とか「イチローを倒したいんだけどこのスパイクで大丈夫か?」と聞いてくれれば答えようもあります。イチローを倒すために重要なのはスパイクじゃないことはこの際置いておきましょう。それでも「どうですか?」よりは100倍マシな解答がこちらとしてもできるわけです。

 

質問された側の気づきで、「この形状のスパイクならサッカーのことを言ってるのかな……」と想像できることもあります。でもそれは最初から求めないで欲しいし、何より「サッカーならこのスパイクはどうですか!?」と答えたら、「いや、僕は羽生善治を倒したいんですけど……」みたいな解答でがっかりされたことが複数回あり、僕はもう察することを諦めています。知るか。

 

また、最悪な上にままあるケースが冒頭のTwitterで述べた「試合に勝てない。スパイクを見てくれ」というスパイクを見直す前にまずやることがあるケースや、「リトルリーグで10連勝中の俺のスパイクです」といって聞いてもいない自慢をしてくるパターンです。こうした例にすると信じられないと思いますが、これが結構あるというか、僕のもとに届くデッキ診断の多くがこれに該当します。

 

そうなってくると、デッキ診断という言葉がでてくるくるたびに死にたいという気持ちになってくるし、まれにいる本当にスパイクの選び方がわからない人に対しても、思わず勘弁してくれという気持ちを持ってしまいます。

 

だから許してほしい、というわけでもありませんが、今回の一連のTweetの中で僕のもとに届いたリプライを一つ引用したのは浅はかでした。わざわざ僕を信頼してくれた人の気持ちを裏切ったと思います。ごめんなさい。

 

これから

こんなことを言い出すやつのもとにこれからもデッキ診断が届くとしたら本当に僕のことを信頼してくれている神のような人か、あるいは重度のサイコパスかだと思いますが、もしそれでもあるとするならば、可能な限り具体的に「AデッキのBというカードへの対処がわからない」だとか、「Cなシーンで優先するべきはDかEか」など聞いていただけると、僕としてもすごく答えやすく、具体的な回答を出しやすいです。そうすることで少しでも勝率UPの役に立ったり、楽しいシャドウバースライフに協力できると思います。僕の考えた最強デッキを自慢してくる奴はサタンズサーヴァントに殴られてくたばれ。

 

 

そんなことを書いてて思い出しましたが、昔CoJでこんなことをやっていました。

 

chomosh.hatenablog.com

 

chomosh.hatenablog.com

 

Ask.fmとかブログのコメント欄に寄せられたコメントの中で、答えてて楽しくなりそうなやつを抜粋して答える傲慢極まりない感じの記事ですが、できるだけ具体的に言って頂けると、こうしたことも出来得るかと思います。シャドバでやったらまた違った趣で面白そうな気もするので、もしなにかあればコメント欄なりリプライ欄なりで連絡して頂ければと思います。

 

なお、Ask.fmは今やると匿名ウンコマンズに巨大なクソの塊をくらって僕の精神が無駄に擦り減るのが目に見えているのでやりません。

 

 

それじゃあまた。

 

 

バカにされ備忘録(2016/12/01 13:30追記)

ちょもすです。

chomosh.hatenablog.com

 

いやあなんかもう凄かったですね。ワンパンチ入ればいいかなくらいのテンションで怒ったんですが、途中からはもう僕の手の届かないところに行ってしまいました。後悔しているわけではありませんが、正直驚きはしました。

 

皆様にはご心配おかけしましたが、なんとか生きていけそうです。心配して気を使ってくださった方々はありがとうございました。リプライ、DM、飯の誘い、その全てに答えることはできませんでしたが、全て僕の元気になりました。ありがとうございます。

 

こんな体験恐らく生きているうちにはもうないでしょうから、今回炎上して起きた出来事をあとで思い返すために、差し支えのない範囲でここにまとめておくことにします。

 

アクセス数がすごいことになった

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当然といえば当然ですが、アクセス数がすごいことになりました。どれくらいすごいかというと、今までのアクセスがグラフ上でなかったことにされるくらいすごいです。なかったことにされてる部分でも、1000くらいはあるんですけどね。

 

色々な人に見られて過去記事なんかも評価されて嬉しい反面、悪意ある人間にも見られ始めたであろうことを考えると、複雑な気持ちにもなります。今まで以上に色々なことに気をつけながら暴れたいですね。

 

トレンドになった

chomoshのブログがTwitterのトレンドになりました。色々なものと並んでしまった画像がTLに流れてくるたびに思わず笑っていましたが、僕の一番お気に入りはこれです。

 

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闘莉王。

 

中学時代、『ウイニングイレブン8 Asia Championship』を友達の南君と意味深に遊びまくっていた僕には、chomoshのブログと田中・マルクス・闘莉王の名前が並ぶことを予想出来ませんでした。もうサッカーも久しく見ていませんが、あのDFなのに全然守らない感じが好きでした。闘莉王、CoJだったら絶対赤のユニットだよね。

 

いいたい放題言われた

この事件を当事者なりに観測していて気づいたのは、炎上に関わる多くの人々が、結局のところ自分の言いたいこと、やりたいことを事件に乗せているだけということでした。その最たる例は「シャドウバースはクソ。やっぱりハースストーンだな」とか、「サイゲームスはこれだから」といったものです。そんなこと僕は全く言った覚えがありません。

 

大会を運営する会社とシャドウバースを運営する会社が系列とはいえ違うことは承知の上だし、RAGEというスタッフの努力が素晴らしい大会があったことを踏まえて僕はあの記事を書きましたが、そんなことはおかまいなしです。インターネットというのはそういう生き物なのでしょう。薄々わかってはいましたが、実際に多くの例を見ると残念な気持ちになりました。

 

「賞金もらえずにオタク発狂」みたいなクソ見出しに釣られて「オタクの顔が悪いからしょうがない」とかもその派生でしょうか。「皆と違う意見持ってる俺かっこいい」的な奴のオナホールにもかなりされました。僕は穴ではありません。アイアムノーホール。

 

台湾のメディアに言及された(12/01 13:30追記)

※ettodayは中国ではなく台湾のサイトだったそうなので編集しました。大変失礼致しました。

www.ettoday.net

 

まず台湾のサイトにふて腐れてる自分が載ってることが大分面白いし、中国語ってわからなさそうで微妙にわかっちゃうじゃないですか。それがまたいい味出しているというか。

 

文中にある“日本宅男「ちょもす」”っていうのはどうやら“日本のオタク「ちょもす」”という意味らしく、なんで僕は台湾のメディアにまでバカにされなきゃいけないんだろうと思うわけですが、ここまで突き抜けてると逆に笑ってしまいます。

 

画像も秀逸。

 

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冠軍→。

 

この画像の面白さはなんなんだろうね。言葉じゃ説明できないよね。

 

冠軍→はこれから勝者をバカにするときに使っていきたいですね。宅男ほどの汎用性はありませんが、冠軍もなかなかのパワーワードだと思います。

 

※追記

記事を書いたと思われる人から連絡がきました。Google翻訳された文章を公開するのが一番わかりやすいと思うので、それを張ります。

 

HI chomosh,i am editor of the report.My japanese is poor.But I Will find someone to translate it later.First post in Chinese:

 

私は、ニュース編集者Jigglypuff(著者)ETTODAY: 収まらない本報告書で使用される用語は、よろしくで謝罪、あなたを幸せにしません。

それは私があなた(ちょ武のデス)笑うしたいことはありません、私の報告の目的ではありません。最初は、私はあなたが連帯したいニュース編集者として、このニュースを見ることは非常に怒っていたが、そのような誤解を引き起こすことが期待していませんでした。 また、私は特に説明する必要があります。 中国語では「オタク」は、実際に負として日本語の単語「オタク」を好きではなかったです。

 

よく知られた歌手であっても歌ジェイ "太陽​​のオタク」があり、実際には言葉は実際には非常に否定的ではないことを知ることができます 台湾では、用語のオタクが長いデイリーされている、非常に一般的な言葉で、非常に積極的ではありません。 むしろライフスタイルのアプローチの発現。

https://www.youtube.com/watch?v=qQ7g1tfEGFc

 

 例えば、台湾も日本のニュースに特化し、「ホーム・ホーム・ニュース」というニュースサイトを、持っています。

https://news.gamme.com.tw/

 

この問題について怒りを感じるも、この記事を参照するには台湾の友人は、彼らが「嘲笑のオタク」ではありませんが、ユニットを争うことは非常に怒っている感じ

http://imgur.com/a/j42GJ

これは再び謝罪します。 、

 

この問題(Shadowverseゲーム)、それをさらに詳細に説明するが、私は物語外である可能性がしたい私にチャンスを与えて喜んちょカ月のsi場合、私は、誤解に変身したいと思います 「ちょカ月のsiオタクではない、彼はゲームのプレイヤーの愛があります!」 私たちはお互いを誤解解消したいと考えています。 誠実な感謝ETTODAYはJigglypuff編集しました

 

いやこれはGoogle翻訳が悪いんですが、これはこれで「あなた(ちょ武のデス)」とかで笑ってしまい申し訳なくなります。おそらく僕の「なんでバカにされなきゃいけないんだ」というところを書いた僕の10000000倍くらい真摯に受け止めてくださって、そんなつもりはなかったんだよ、ということを伝えたかったのがよくわかります。

 

僕のテンションとしては「なんか台湾のサイトに乗ってるワロタ」くらいのテンションだったんですが、こんなにも迅速、かつ丁寧に対応させてしまったことを申し訳なく思います。勝手に引用してしまいすみませんでした。また勝手に勘違いした感想を押し付け、ごめんなさい。

 

ここまで気持ちのいい対応をされると、また機会があれば訪れて見たくなりますね。やっぱりettodayなんだよなあ~

 

 

DMがたくさんきた

それはもうすごい数のDMがきました。多くは励ましのメッセージでありがたい限りでしたが、中には「脳みその合成に失敗したキメラか?」と思わずにはいられないような輩からのDMもいくつかありました。これは正直ネタにしないと割にあっていないので、一件だけご紹介させて頂くことにします。

 

突然のご連絡申し訳ありません。 どうしても取り合えげたく思い記事にしてしまいました。 大変身勝手で謝罪のしようもありませんが、 どうすることも出来ずご連絡致しました。すみません。 こちらが言及引用させて頂いているURLになります。

 

URL

 

文言や文面の変更等には出来る限り対応いたしますので、 何卒ご容赦頂きたく存じます。 収束と風化を望んでらっしゃるにも拘らず、大変申し訳ありません。

 

もうなんなんだよお前は。もうやめてほしい言ってるの知ってるんだったらやめてくれよ。別にやめないのも勝手だけど、それで謝ってくるのはわけがわからなすぎる。こんな申し訳ない風のDMをしておいて、記事のタイトルは“Shadowverseの大会会場が豚小屋! !”だからね。バカにしてんのか。

 

僕にDMを送ってくる前に「申し訳ない」の意味をGoogleでまず検索しろ。「弁解のしようがない」だよ。弁解のしようがないことをわざわざやった報告をなんで僕に送るんだ。喧嘩を売ってるのか。「身勝手」「すみません」「申し訳ありません」をコンボで打ち込めばフェアリーフェアリーティアよろしく僕の心が6/6に開かれるとでも思っているのか。

 

何がむかつくってあわよくば「共感しました。一緒に頑張っていきましょう」みたいな僕の共感パターンをツーチャンスくらい狙ってるところ。じゃなきゃこんなDMは人間に送れない。

 

素直にアフィリエイトで金が欲しいと言え。

 

仮に金やコネ目的でなかったとしても、謝りたいという身勝手な気持ちのために僕を利用しないでくれ。頼むからくまのプーさんのぬいぐるみを以下の紹介料が発生するURLで踏んで購入して、その思いを僕の代わりにこいつに向かって吐き出してほしい。

 

 

あとがきと告知

 なんにせよ色々貴重な体験ができました。ちょっとメンタルがやられかけもしましたが、その代償に多くの人にこのブログを読んでもらえて、僕を知ってもらえたなら安いものだと思います。それもこれも皆様のおかげです。本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いします。

 

……今後“税金”がかかるパターンとして危惧しているのは、正月あたりに親戚にヤフーニュースをパナされるパターンですが、そのへんの動きがあったらまた報告することにしましょう。

 

告知。

 

 

よくこのタイミングで出してくれますよ。ファミ通appもOPENRECも漢。ありがたい限りです。その誠意を示すためにシャツを一着発注したので、本番に間に合えば着れることがあるかもしれません。

 

 

 

それじゃあまた。

【第1回FRESH!杯に関する経緯のご説明とお詫び】について納得いかなかった点

gamy.jp

 

ここでは僕が不当に評価されかねないと感じた点にのみ言及します。

 

①賞金に関しまして
当初、大会告知時点(11月17日)では「賞金10万円(検討中)」と表記しておりましたが、消費者庁との協議の元、景品表示法の観点より「賞金を出すことができない」という弊社法務判断(11月18日)をいたしました。
その後、大会参加者に詳しい経緯の説明がなく賞金内容の変更の連絡をいたしました。(SNS上:11月22日、メール:11月25日)
事前の確認が不足している中で大会告知を実施したことで、参加者の皆様の期待を裏切るような結果になってしまったことを、深くお詫び申し上げます。

 

まず、【SNS上:11月22日に、賞金内容の変更の連絡をいたしました】、とありますが、

そもそもフォローしていないアカウントで変更の連絡をしました、と言われても「知るか」としかいいようがありません。そういう呟きをしました、というメールがくるならまだしも、これでさも連絡されたかのように言われると、あなたがたの世界の“連絡”はそうなのかもしれないが、それをさも連絡したかのように報告するのはおかしい、という感想です。

 

 

そして【メール:11月25日】のほう。前回記事ではDMやメールを晒さない形のほうが穏やかに済むだろうと配慮していたつもりですが、こればっかりは仕方がないので11月24日、11月25日に僕のもとに届いたメールを全て公開します。(一部メールアドレスやURLは修正しています)

 

①件名:第1回FRESH!杯〜シャドウバース編〜への参加可否について(11/24 22:36)

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入りきらなかったところ

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 ②件名:第1回FRESH!杯〜シャドウバース編〜への参加可否についての訂正とお詫び(11/25 1:15)

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 ③【重要】本エントリーフォームの訂正について(11/25 1:38)

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④大会本登録の締切について(11/25 12:07)

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以上4件です。最初の一つは11/24のものなので関係ありませんが、25日のメールの文頭で先ほどお送りしたメール、とあったので追記しました。24日の告知の時点でそろっと賞金を消しているのはそれとは別にどうかと思いますが。

 

②に書いてあるのは【リアルプロモカード】変更についての注意書きですし、賞品一覧のところに賞金が無くなっているから気づけよということであれば、それを【変更の連絡】をしたと堂々と言い張るのはおかしくはないでしょうか。

 

このメールを公開しなければ、連絡をされたのにも関わらずいちゃもんをつけている僕が悪い、という風になりかねず、僕が悪者になります。これがお詫びですよ。ダークネス・エボルヴ5パックのお詫びがどれだけありがたいことか。

 

 

 

別にね、このこと自体は揚げ足とってわざわざ怒ることじゃないんですよ。だから書かなかった。でも僕が悪者にされるなら自衛のために書かざるをえないですよ。

 

バカにするのもいい加減にしてほしい。別に死体殴りをしたいわけじゃない。あまりにも反響が大きかったから、扇動的にならないように、出来るだけこの件は記事以上のネガティブなことを言わないように努めた。そもそものブログ記事にしたって必要以上にネガティブにならないように、出来るだけ冷静に事実だけを述べて、できることならまた大会に参加できるように、自分を押し殺して書いたつもりです。その仕打ちがこれでは僕はどうしたらいいのか。それとも僕自身を必要以上に炎上の方向に誘導して、業界から干させるための作戦か何かなんでしょうか。

 

お詫びも何も求めていないので、黙ってて頂けませんでしょうか。そして二度とゲームの大会を開くことがなければ、僕から言うことは何もありません。

 

 

第一回FRESH!杯に参加して心底バカにされた話

ちょもすです。

 

gamy.jp

 

土日は『第一回FRESH!杯』に参加してきました。結果から言うと優勝できました。“大吉”だったのと、応援していただいた皆様のおかげです。ありがとうございます。

 

今回はこの大会に参加していくつか感じたことがあったので、参加の経緯から振り返って、どういう流れがあって僕がああいう表情で優勝したかについて書こうと思います。デッキとか知りたいオタクの人々は、近日中に別のところに記事を上げようと思うので、Twitterをチェックしていてください。

 

参加に至った経緯

あるとき知り合いの方から、こういう大会がある、ということで上記のページのURLを教えていただきました。確認してみたところ日程的には問題なさそうだったけれど、【賞品】のところに【リアルプロモカード 全8種類セット】としか書かれていませんでした。

 

「配信もあるし魅力的ではあるけど、正直賞品はイマイチだし、土日を使ってまで出る大会じゃないかなあ」

 

とそのときは感じたので、参加を見送ることに。

 

その2~3日後、なんとなしにもう一度同じページを見ると、【賞品】のところに追記がされていました。それが【優勝トロフィー】と【番組出演権】と【賞金(検討中)】という記載です。

 

それを見て僕は

 

「おお。なんか優勝賞品が豪華になってる。元々興味はあったしじゃあ行ってみるか」

 

と感じたので、参加フォームにTwitterIDやランクなどの必要事項を記入して、参加を決意することになります。

 

大会前のDM

大会一週間前の金曜日、あるDMが僕のもとに届きます。送り主はFRESH杯の告知・運営などをしていると思われるGAMYというアカウントからで、内容は要約するとこうです。

 

・シャドウバースのトップランカーを招く番組を企画しているのできてほしい

・日程は「明日」か「その二日後」か「さらにその三日後」

 

一番最初に感じたのは「大会運営以外にも送ったTwitterアカウントの情報使うんだな」ということですが、まあそれはさほど気にすることでもありませんし、何よりただのゲームオタクを番組に使ってくださるというありがたいお話です。

 

ただし、僕にも他の用事くらいはあるし、拘束される時間帯や出演料について書いていなかったので、条件を教えて頂いてから返事しても構いませんか、という風に返答をすることにしました。

 

そして、その質問に対する返事を要約するとこうです。

 

・時間は夕方から夜にかけての3時間程度

・出演料はなし(交通費は出る)

 

別に、出演料がないからといって僕がそういうお話を断った、というわけではありません。僕を使っていただけるということに大変感謝はしているけれど、さすがに急すぎるし、この条件だと他の用事や記事の仕事を優先せざるをえないと判断して、そのときはお断りすることにしました。

 

大会二日前

そんなことがあった後だったので、審査の結果はじかれるかもなあとなんとなく思っていたのですが、大会二日前の22:30に連絡がとどきます。内容を要約するとこうです。

 

・あなたは審査に受かった

・参加の意思があるなら明日の正午までにフォームに登録をしてほしい

 

これまたあまりにも急すぎる話だったので受け取ったときは正直びっくりしましたが、それでも忙しい中で大会の運営を頑張ってくれているんだろうなあ、仕事遅くまであって大変だなあ、と思ったし、夜中のうちに入力をすることにしました。

 

大会前日

審査に受かってからどういう大会であるか、細かい部分を確認しました。正直BO3ということは見逃していて当日ルネさんにルールを聞いたら判明したくらいで、何を細かく確認したんだという話なんですが、それでも僕が確かに確認したのは「大会の様子を全試合生放送致します」という一文です。

 

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正直僕のシャドウバースの実力なんかたかが知れている(知り合いのN浜君が強すぎて自信が全くない)し、どちらかというと配信に写ったときにどうやって見てくれる人を楽しませようか、ということを考えていたんです。ましてやAbemaTVという素晴らしいプラットフォームで映るわけですから、何かしら考えておかないと失礼だと思いましたし、大会見てねってTwitterで言っちゃった手前、僕がなんか面白いことをやってくれると思って見てくれる人に申し訳が立たないじゃないですか。

 

だから色々考えてたんですよ。勝ったときのリアクションとか、負けたときにどんな捨て台詞を吐こうかとか。出場するらしいルネさんを倒してしまったらどうやって煽ろうかとか。大した時間じゃないかもしれないけれど、それでも一応準備はしていました。

 

大会一日目の土曜日

それで「負けてもいいから傷跡を残せればいいな~」なんてテンションで当日に会場に到着したら、スタッフの方があっさりと「配信機材のトラブルで、Bブロックの方9人は配信されません」という。

 

正直少し疑問には思っていました。放送時間の尺を考えれば、どうしたって全試合放送は難しい。でもそれは放送のプロの方がやるって言ってるんだからできるんだろうと僕は信じていたし、期待してもいたんです。

 

それなのに配信機材のトラブルなんていう誰がどう考えたってわかりやすい嘘をついてプレイヤーを納得させようとするから、本当にがっかりしました。そんなドラえもんよろしくスーパー配信機材があるわけありません。

 

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だいたい、それにしたってやり方があるはずです。AブロックとBブロックの試合を一部抜粋して配信すれば公平感が出るし、大会進行的に問題がなさそうなのにも関わらず、Aブロックの試合だけを配信するといいます。

 

そこで事前に決められたトーナメント表を見てみれば、Aブロックには人気のある人やRAGEのファイナリストの方々がてんこもりで、ああもしかしてこれはそういうことなのかな、と思わざるを得ませんでした。だとすれば、Bブロックに追いやられ、配信されないと言われた僕達は、一体なんなのでしょうか。

 

時を飛ばして二日目の大会終了後にスタッフに「今回は申し訳ございませんでした」という旨を伝えられたので、「どういう機材がトラブってなかったら昨日は全試合放送できたんですか?」と聞きました。その答えは「実は大会がさし迫ったタイミングで、全試合放送できないことが判明してしまって……」といいます。心底頭にきました。

 

出来ないのに出来ると告知したそのずさんさを恥じるべきだし、その結果プレイヤーを釣ったことを正式に詫びるべきだし、少なくとも判明した時点でその事実は伝えるべきだし、百歩譲ってそれすら出来ないとしても、くだらない嘘で誤魔化そうとするのはありえません。配信を盛り上げようと協力しているプレイヤーをバカにしている以外考えられない。

 

僕に初日で運なく負けてしまった人も「配信用のデッキを用意していたのに使えなくて残念。配信で見せたかった」という旨を言っていました。配信されるから参加を決意した人もいるし、配信されるからそのために準備をした人も僕だけではないでしょう。自分が配信に出るからといって告知をした人もいるでしょう。そういった人の時間を、意思を、発言を、尊重しているとは到底思えない対応でした。

 

それだけではありません。気づけば大会概要のページの賞品にあった「賞金(検討中)」が最初からなかったかのように綺麗さっぱり消えています。参加者に何の断りもなく、です。

 

賞金がないことは別にいいでしょう。賞金を出そうと思う気持ちがあっても、法律的に大変で断念せざるを得ないということもあるでしょう。 それでも、賞金でプレイヤーを釣ったようになってしまったことに対して、あるいは意図的に釣ったことに対して、何事もなかったかのようにしていることに対して、公の場で説明するべきではないでしょうか。現に二日目に残った4人のうち4人が、「賞金が出るのを見て参加登録をした」と言っているんですから。

 

そうしないのは結局のところ、僕らは餌をチラつかせれば釣れ、実際には餌が無くても怒ることのない、よく釣れるアホな魚だと思われていること他ならないわけです。

 

話を戻しましょう。Bブロックで配信されない組が案内されたその部屋も、決して褒められたものではありませんでした。

 

 

 

 

豚小屋は言い過ぎています。しかし、不公平にも配信されないという事実のうえに、この仕打ちを食らったものですから、思わず大げさに豚小屋と書きました。

 

シャドウバースの大会を開いてくれるのはありがたいことです。大会を開くスペースを確保するのも難しいでしょう。だから急遽作られたと思われる、モニターや椅子が散乱しているこの部屋に通されるのも幾分仕方がないことかもしれません。

 

それでも、僕が受けてきた数々の対応の雑さと合わせて考えてしまうと、番組に招待した歴戦のマスタープレイヤー達を【よく釣れる魚】だと思っている、と感じざるを得ませんでした。シャドウバースで焼畑農業をする上で、視聴者数を稼ぐ道具か何かだと思われている、そう思いました。

 

幾分事実もあるでしょう。あなたがたにとって、ゲームオタクは、一般人は、厄介な存在だと思います。だから、それをないがしろにするのは構いません。調子に乗ると厄介な奴はたくさんいます。でもその思いはどうかうまく隠しておいてほしい。でなければ、自分を【よく釣れる魚】だと思っている人間の給料のために、誰が番組に協力しようというんでしょうか。

 

 

大会二日目の日曜日

配信を見ていただいた方はその表情でわかったかもしれませんが、そういうことがあったので、とにかく僕はこの番組に協力することに懐疑的でした。それでも、僕を応援してくれる人がいること、昨日期待を持って訪れ配信されずに負けてしまった人のことを思えば、番組に出ないという選択肢はありませんでした。

 

結果としては優勝しましたが、嬉しくはありません。

 

 

言いたいこと

ここからは少し文体を崩す。

 

僕が思うのは、さも番組出演権が栄誉であるようなことみたいに皆さん言っていたけれども、シャドウバーストップランカーの番組の出演に示された条件の一つは、【明日】【0円】だったことを思い返してほしい。再三言うけれど、別に条件に文句を言っているわけではない。

 

ただシャドウバーストップランカーの価値を【0円】と判断した企業が、さもそれが栄誉であるかのように賞品として提示してくるのは狂っている。番組に協力するのは構わない。シャドウバース界隈を盛り上げる企画があるなら僕はできるだけ協力したいと思っているけれど、この番組の先に、シャドウバースが盛り上がる未来があるとは到底思えない。

 

出演料が出ていると思われる皆様の後ろで一人立たされ、BO5をやりきった後に送られる権利が【明日】【0円】を提示する企業からのオファーである。おめでとうございますと言われても、一体何がおめでたいのか。賞金で釣られ、生放送で釣られ、そのどちらも嘘で、手にしたのは0円だ。

 

 

それを黙って見ているプロの人らにも僕は怒っている。これだけゲーマーが嘘をつかれ、騙され、それでも問題にならないとタカをくくられ、視聴者数稼ぎの道具にされて、なぜ憤慨しないのか。真剣にゲームをやって、真剣にゲームを考えている人間をこれだけバカにする番組があって、どうして平然としていられるのだろう。あなた方が仕事として取り組んでいるもののプレイヤーがこんなにもバカにされて、何故悔しくないのか。泣きたくはならないのか。

 

こんな番組がまかり通る世界で、シャドウバースの強さがステータスになるわけがない。今日の決勝で戦ったsoomyaさんは試合後本当に悔しがっていた。僕が声をかけるのもはばかられるほどに、悔しがり、反省していた。この大会のために真剣に取り組んでいなければ、人間はあれほどに悔しがらない。自分の人生を捧げて、精一杯このゲームに取り組んだからこそ、負けたときあれだけ悔しそうにするのだ。

 

本当に悔しそうにしていた一人の選手を、あの番組のスタッフが誰か一人でも真剣に受け止めてはいたか。それだけ一生懸命にこのゲームに取り組んだプレイヤーすらもあざ笑っているとしか思えないこの番組を、僕は本当に軽蔑している。

 

 

 

このゲーマーをバカにしきった体制が変わらない以上、AbemaTVからの出演依頼を受けるつもりはありません。

 

 

 

それじゃあまた。

僕たちは回数ゲーと向き合わなければいけない

ちょもすです。最近は放置してたグラブルを満喫しすぎてTwitterすらあまり呟かなくなってしまいましたが、これを書いている今はメンテナンス中なので暇で仕方がありません。ということで、最近ちょっと考えていたことを書いてみようと思います。

 

と、その前に全然関係ありませんが、地獄の平田軍団総帥のHさんからのタレコミによって、前々回の僕のペルソナ記事によってPS4とP5を騙されて買った人がいるらしいことが判明しました。本当に僕の思ったままのことを書いたのがあれで、騙す気はまったくないんですが、どうやら勢いで買ってみたはいいものの全く面白くなかったらしく、結果ちょもすに騙されたみたいな形になってしまったことがいる人については本当に申し訳なく思っております。が、なにとぞそこは自己責任でお願いします。本当にいいゲームなんですけどね。ぜひやってほしいんですけどね。

 

そして、PS4とP5の売り上げに貢献したことはこのことから明確なので、アトラスとソニーからの謝礼的な何かをお待ちしております。仕事とかください。

 

今回は対戦ゲームのランキングと、それの基となる勝率と回数の話です。

 

勝率×回数=ランキング

僕のやってきた対戦型カードゲームにおいて定義される全国(世界)ランキングというのは、勝率と回数の掛け算で決まるものがほとんどでした。コードオブジョーカー(以下CoJ)もそうだし、シャドウバースもそうだし、ハースストーンもそうです。なんなら三国志大戦もそうだし、他のジャンルに目を向けてもそのランキングシステムのほとんどが、勝率と回数の掛け算から成り立っています。

 

ただし、その中にもそれぞれのゲームで違いがありました。それは勝率に重きが置かれるゲームと、回数に重きが置かれるゲームがあるということです。

 

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例えば勝率:回数が8:2のような比率のゲームであればいくら勝率55%のプレイヤーが回数をこなしても勝率70%越えのプレイヤーのランキングを抜かすのは途方もない作業を要しますしそもそも抜かすことができないかもしれません。

 

しかしその逆、勝率:回数が2:8のゲームであれば、回数をたくさんこなしているプレイヤーに勝率に自信ニキなプレイヤーがランキング上で勝てることはありません。

 

ランキング順位を上げるために要求される勝率はゲームによって大きく異なりますが、そのどちらも同じランキングという形で表示されています。

 

勝率ゲーの賞賛と回数ゲーへの批判

勝率:回数において、勝率に比重が重く置かれているゲームほど“ガチ”と見られ上位プレイヤーが尊敬の対象になりやすく、回数に比重が重く置かれているゲームほど、“回数ゲー”と揶揄されただの暇人とされる傾向にあります。そのゲーム唯一のランキングシステムで競う以上そこに優劣はないはずですが、僕の観測範囲では、どうやらそうではありません。回数ゲーはクソで勝率重視こそ至高だと考える人が多数派であるように思います。

 

無論、その気持ちは至極自然で理解できるところではあります。実際に回数をこなすことが非常に重要、例えば先の例で回数の比率が7~8を占めるようなゲームの場合には、全国ランキング上位になる最低条件は世間一般的にはまったく誇らしくない“暇人であること”になるからです。どんなにゲームプレイが正確ても、暇人でなければランキングに載ることができません。“暇人であること”と“ゲームがうまくないこと”はイコールではないのですが、「あなた、暇なだけでしょ」というマウントポジションを多くの人が得てしまうことによって、不当な評価をされがちになっています。

 

もちろん、全国ランキングが高い=勝率が高いわけではないので、その言い分の半分は合っているのですが、人口が多いゲームの1位になる人は勝率も高いことがほとんどです。暇人が1000人揃えば、そのとき最も勝率の高い暇人が1位になるわけですから。

 

回数ゲーの流行

さて、ここからが僕のいいたいことなのですが、ここ最近の多くの対戦ゲームは、ランキング上で回数が重視されがちです。CoJなんかはわかりやすい例でしょう。

 

Ver1~の頃はポイントを増やすためにA~Sランクで要求される勝率が70%以上で、勝率を満たしていなければやればやるほどランキングが落ちるゲームでした。これは上位プレイヤーに名誉をもたらす代わりに、プレイにおける自由度の低さ(=ふざけたデッキで全国対戦は気軽にできない)と、プレイをしないという選択肢を提示していました。プレイしないだけで全国ランキングが2~3位上がることが平気であったくらいです。

 

それとは対照的に、今のランキングシステムで重要となるエメラルド勲章は、増やすために求められる勝率が高くありません。効率良く増やすためにはある程度の勝率とある程度のDOBが求められますが、結局はエメラルドランクを維持しているときにどれほど勲章を稼げるかどうかという点が重要視されるので、エメラルド勲章の獲得効率を収束させるには、膨大なプレイ数が必要になります。そしていまのところ、DOBの絡みなどもあって、多くの人はそれが収束する前に諦めてしまっています。

 

Ver1~の頃と、今の勲章システムと、どちらが優れているのかという話はするつもりはありません。ただ起こった出来事を解釈するなら、勝率を重視したランキングシステムから、回数を重視したランキングシステムに変わったということは言えるでしょう。

 

そしてシャドウバースのMPランキングのシステムを見てみても、これも明らかに回数が求められるシステムです。勝率55%のプレイヤーが1000試合プレイすれば、勝率70%のプレイヤーが20試合やったところでまるで意味を成しません。MPを増やす上での要求される勝率は勝率51%以上なので、そういった現象が起こりうるわけですね。

 

そうなっている理由はおそらく、そのほうがより多くゲームがプレイされるから、です。

 

回数ゲーの現実

なんで回数ゲーにするかって、ゲームを作る側はそうせざるを得ないからそうしてるんだと僕は思うんです。

 

グラブルをやっていてもそうだし、シャドウバースをやりはじめてCoJをやらなくなってしまったことからもそう思うんですけど、今、プレイヤーの中であるゲームとあるゲームが競合した時って時間の取り合いなんですよ。いかにプレイヤーの時間をそのゲームに割り当てさせることができるか。ゲームのアプリ化が進む中で、いつでもどこでもどんなゲームでも出来るようになった以上、あとはいかにそのプレイヤーの時間を自分のゲームに使わせるか、という話になっているんですね。

 

そんなことはとうの昔にもう知っていると皆さんは言うかもしれませんが、それがランキングシステムという本来実力を示すはずだった場所にまで侵食してるんだ、ということを僕は言いたいわけです。ゲーム間の時間の取り合いがランキングの部分にまで影響してるんですよ。

 

そういう意味で、CoJの“勲章システム”は理に適っているんです。

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ニコ生の時に発表した“新ランクシステム”は嘘八百だったのでカサマックスさんよろしくむっくさんには土下座をしてもらいたいところですが、現行のこのシステムはプレイヤーをゲームに縛り付けることはできる。言い方は悪いかもしれないけれど、ゲームをプレイされなければ儲からないし、儲からなかったらそのゲームは終了してしまいます。

 

勝率重視のランキングシステムが実力を反映しやすいことは百も承知で、回数重視のランキングにする。勝率よりも回数の比重を十分に重くする。天下のCygamesがそうしてるんだからそりゃそれが正しいに決まってるんですよ。そうするのがきっと一番儲かるんです。

 

僕らゲームに人生をオールインしてきたゲームオタクからすれば悲しいことかもしれないけど、これから多くの対戦ゲームがアプリ化していくことによって、ランキングというシステムそのものがイコール“暇人であることに重点が置かれたランキング”にどんどんなっていくと思う。何故ならそうしないと他のゲームに人が流れてしまうから。ゲームの魅力が100と100のゲームがぶつかったら、人間はより自分が有利に立てるフィールドに立とうとするのは当たり前です。そこで暇人ランキングシステムを実装して、暇人というゲームをたくさんプレイしてくれる層を捕まえない手はないわけです。

 

今後の希望

ランキングシステムはそうして本来の目的から遠い方向に向かっていくと思われますが、ゲームプレイに自信ニキなオタクにも一つ希望がないわけでもありません。この手のゲームのe-sports化の流れです。

 

スポーツ化することによって、実力を、スーパープレイを見ていこうという動きがある。まあそれもエンターテイメントありきなので、若干軸は違うかなと言う気もしなくはないですが、ランキングシステムよりはゲームオタクの未来がある部分だと思います。

 

不安なのはe-sportsという単語自体が持つうさんくささで、例えばe-sportsで検索すると

 

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日本eスポーツ協会と日本eスポーツ学会が出てきて「うわあ利権だ」みたいなことをGoogle検索をちょっとしただけでも感じてしまうところですが、それはまあきっと現役でプロとして取り組んでいるプロゲーマーの方たちがなんとかしてくれることでしょう。僕はプロじゃないのでそういうのはよくわかりません。

 

 

あとがき

これ本当にたまたま今日の朝方に書いていて、昼に起きたらキリン☆すまっしゅさんがCoJの全一になったことで話題になってたので驚きました。僕の先見の明は異常。

 

キリン☆すまっしゅさんの実力について僕から明言することはありませんが、幾分昔のハンデス使いだったキリン☆すまっしゅさんは僕の目から見てもかなりロックでした。しかしここで書いたように、今のランキングシステムそのものがプレイの正確さを要求しているわけではないですから、キリン☆すまっしゅさんがあまりうまくなかったとしても不思議なことではありません。うだうだと文句を言っているのは「近頃の若者は〜」とか言い出す爺である自覚を持つべきでしょう。

 

何はともあれ昔からやっているプレイヤーが全国一位になるのは老害的には嬉しい限りです。おめでとうございます。

 

従来の実力至上主義、みたいなのは当然わかりますけど、これから先はおそらく「足切りラインとしての実力+α」というのがオタクゲーマーには求められて、+αの部分で差をつけていくことになるんじゃないかなと思っています。+αっていうのは、Twitterがはちゃめちゃであるとか、見た目がイケメンだとか、本当にめちゃくちゃうまいとか、そういうのね。プレイがうまいだけで評価はされづらいし、そもそもうまいということを客観的に証明できる手段は、今後乏しくなっていくんじゃないでしょうか。

 

 

ゲーマーの未来は果たして。

 

それじゃあまた。

 

『CODE OF JOKER Pocket』をプレイしたありのままを伝える話

一ヶ月ぶりの更新です。ちょもすです。ぼくの中ではこのブログ三ヶ月くらい更新してない気がしたんですが、まだ一ヶ月だったので“更新頻度:中”くらいは名乗ることができそうです。できません。

 

CODE OF JOKER Pocket

coj.sega.jp

 

www.youtube.com

 

言わせてくださいよ。僕はこの記事を撮影の日からずーーーーーっと書きたかったんですよ。すごいうずうずしてた。でも早出ししちゃったらharukazeさんになっちゃうからそれはできないし、にも関わらず「CoJを捨てた男、ちょもす」みたいなことを事あるごとに言われてもう内心めちゃめちゃキレそうになってたんですけど、それがようやく情報解禁です。ああよかった。

 

というわけで思う存分、ありのままを書こうと思います。ちなみにこの記事にお金は発生しておらず、僕が個人的に書いているわけですが、プレイした感想をブログで(めちゃくちゃに)書いてもいいのか念のため担当の人に確認したところ、

 

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このように大変心強い返事を頂きましたので、ちょもすさんをフォローされている方々に思いっきりCODE OF JOKER Pocket(以下COJP)を広めようと思います。

 

いやね、色々とお話させて頂いた偉い人とかも凄い太っ腹というか、「クソだと思ったらむしろどんどん言って欲しい」的なスタンスを貫いてくれた人なので、僕もそれに答えるべく、ステルスマーケティングではなく、ありのまま、思いのままを伝えようと思います。どうぞよろしくお願い致します。

 

明日僕が死んで記事が消えたら犯人はセガ・インタラクティブの誰かです。

 

はじめに

この記事は基本的にゲームセンター版のCoJプレイヤーに向けた記事ですが、おそらくCoJに興味がなくてCoJPには興味がある人も見るだろうと思われるので、少しだけ自己紹介をしておきます。僕は宣伝動画の

www.youtube.com

“CoJトッププレイヤー”として登場したちょもすという人間です。ゲームセンター版のCoJプレイヤーの中ではそれなりに発信力があるという点に注目され、「お前の唯一の存在価値であるその発信力を生かしてぜひとも動画撮影に協力してほしい」と声をかけられ、動画に出演させて頂くことになりました。先走ってプレイできたので、ここではそのときの感想を述べています。

 

2~3年前の記事を読むと、いくらかCoJPにも使える話があると思うので、リリースされたときにはぜひ読んでみてください。

 

以上自己紹介おわり。

 

プレイした環境

非常に重要な前提条件があるので、それをまず書き連ねることにします。動画撮影時点でプレイしたCoJPは、むっくさん曰く「完成度XX%くらい」の代物でした。細かい数字を忘れたので伏せていますが、要するに完成とはほど遠いものをプレイした、ということです。

 

どれくらい完成度が低かったかというと、【対戦相手がデビルウィンナーを出すと、出した瞬間に自分の手札の画面がなぜか相手のものと入れ替わるため、相手がデビルウィンナーで引いたカードがわかると同時に、相手の手札もわかる】し、【1時間近く遊んで完遂できた試合が1~2試合(他は全て進行不能になった)】だったりする、いかにもJらしいというか、Jそのものみたいなゲームだったので、ここから先で話すのはあくまで未完成のクソゲーを遊んだ感想です。

 

余談ですが、動画内で僕が言った「CoJの面白さ詰まっとるよ」というリアクションは、上記の手札ピーピングバグがツボに入ったうえで、「CoJの面白さ詰まっとるよ」といったことをここに記しておきます。

 

使用できたカード

リリース時にどうなるかは当然不明ですが、撮影時に使用できたカードについて列記します。

 

  • Ver1.0~1.1EXのカード
  • 一部PRカード(暴虐のネビロスまで+特定の一部?あんま覚えてない)
  • 一部のVer1.2以降のカード(なぜか人の業が使える)
  • パラメータは全て最新のエラッタが適用(一筋の光明はライフ1から)

 

端的にどういうゲームか説明すると、珍獣を出しまくってブロウアップとマーヤで点をとり、ブレイブドラゴン+ブレイブシールドでオタクは焦げ死にます。カイムが5000なのでなおのことです。地獄。

 

パラメータが全て最新エラッタのものになっているのがミソで、CoJ老害がやりたい『追い風毘沙門』は追い風4CPでクソだし、突撃も5CPなので残念ながらできません。KPも3CPだし、意気投合も当然ターン開始時です。

 

プレイして思ったこと、感じたこと

ゲームシステムはCoJそのもの

よく、「CoJがそのままスマホでできれば神ゲーなんだけどなぁ」的な言説を見かけましたが、その点、CoJPはCoJそのものでした。僕がデジタルTCGで最も優れたマリガンシステムだと思うマリガンはあのままですし、プレイ速度によるジョーカーゲージの増減も、軽減システムも、オーバーライドもそのままです。

 

※CoJ用語がわからない人向け

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その点で、昨今の『Hearthstone』クローン系のデジタルTCGとは明らかに一線を画しています。他のスマホTCGと比べるうえで、この点は大きなポイントになるでしょう。

 

軽減システムとオーバーライドによってプレイの選択肢が大きく広がる分、定跡を把握していなければ勝てないゲームです。1-2-3-4と順番にカードを展開できれば初級者が上級者にもうっかり勝ててしまう、というような状況は他のデジタルTCGに比べれば少なく、実力の差が顕著に出るということが言えると思います。

 

シャドウバースの賞金制大会である『RAGE』はやりこめばやりこむほど『RAGE』する傾向にあるイベントなので、だったらCoJPでやったら強いプレイヤーは幸せになるのかもしれない、なんてことを考えました。

 

 

 

スマホでJ、ついにやってきました。やったよ。

 

演出はゲームセンターに比べるとしょぼい

僕はスマホでCoJのルールのカードゲームを遊べたら最高だな、とこのゲームをやるまで思っていましたが、CoJPをプレイしてから考えを改めました。CoJの優れたところはルールだけではなく、演出もだったからです。

 

戦神・毘沙門は「毘」が発光して「覚悟せい!バリバリー」ってやるからかっこいいんですよ。

 

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この毘沙門はかっこいいけど、

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この毘沙門はかっこよくないでしょ。

 

もちろん二番目の画像のような毘沙門がCoJPで出てくるようなことはないから安心して欲しいんですけど、言いたいことはそういうことなんです。

 

今まで筐体(PC)でやってたことをスマホでやろうとしてるから当たり前と言えば当たり前なんですよ。でもね、裁きのマーヤが出ても「地獄行き!」ってちょっと出るだけでムービーは流れないし、ブレイブドラゴンが攻撃しても相手のユニットに-3000って出てくるだけなのは、寂しさを感じざるを得なかった。

 

元の演出を知らない人からすればどうでもいいことだと思う。でも、ブレイブドラゴンのビームを吐く物真似を真似してた人間からすると、思うところがあった。CoJPからCoJをはじめた人は、ブレイブドラゴンに3000ダメージを与えられることはあっても、あのビームを吐かれることはないわけだから。

 

蠅魔王ベルゼブブが環境に追いつかなくなっても、「蠅魔王剣・滅亡ノ瞳」というアビリティ名を忘れないのはどういうことか。できもしないのにデビルウィンナーの真似をしようとするのはどういうことか。カード一枚のキャラが立っているというのは本当にすごいことで、それを支える演出はすごいんだな、というのはCoJPをプレイして改めて感じました。CoJのすごさですよね。

 

繰り返しになりますが、これはゲーセンのCoJを知っているからこういう感想になるだけであって、新たにCoJPを始める人は気にならないと思います。むしろそこまで再現できちゃったら今度はゲーセンに行く必要がないわけだし、ゲーセンへの誘導を考えてわざとそうしているとも考えられるかもしれません。

 

今よりもカードパワーが低い

暴れたカードが叩かれている上での昔の環境のやりなおしなので、昔の環境をしっかりとプレイしていたり、現状のCoJを知っているとカードパワーが低く、物足りなさを感じるかもしれません。

 

むっくさんに「どうだった?」と聞かれてまず「魔天ルシファーを使わせてくれ」と僕が答えるくらいで、強いあれこれを知っている上で弱いあれこれを使うのはもにょもにょします。一度上げた生活水準を下げるのは難しいってよく言うじゃないですか。悪意のプレリュードを打ったその日に、人はブロウ・アップを打てるのかどうかという話ですよ。

 

老害CoJおじさんが「昔のCoJができる」という認識で遊んでしまうとどうしてもがっかりすると思うので、その認識でCoJPを遊ぶのは危険、ということをここでお伝えしておきます。逆に言えば、昔の環境をプレイしたことない人にとっては、新鮮かつレトロなCoJがプレイできることでしょう。

 

これも、CoJPから新しく始めるであろう多くの人には関係のない話かもしれませんね。全体の一部でしかない老害プレイヤーしかこの調整で損はしないので、この開発チームの判断は正しいでしょう。

 

……でも、でもね。それにしたって一つだけ言わせてもらいたい。そんな状況にあって、人の業をわざわざ1.2から追加したのははっきり言ってひどい。わざわざルールを無視して追加するのが人の業はありえないでしょ。今日は誕生日だからなんでも好きなものを食べさせてあげると子供に言ったときに、湯豆腐と答える子供が半数を占めてるとでも思っているんだろうか。ハンバーグを追加しろよ。栄養バランスが~とかじゃねえんだよ。ハンバーグだろうが。

 

 

 

リリース時には湯豆腐ではなくハンバーグが追加されることを、あるいは満漢全席最初から用意されていることを、心から期待しています。今ならまだ間に合うから。

 

ゲームセンターのCoJがやりたくなるゲーム

ここまで読めばなんとなく伝わっているかもしれませんが、「CoJPはゲームセンターのCoJを見捨てない」という開発者の意思をプレイしていて強く感じました。CoJPの目指しているところは、

 

スマホでCoJPに触れる→楽しい!→ゲームセンターでもCoJに触れる→もっと楽しい!

 

なのかなと。そうすると多くのことに納得ができるんですよね。正直演出はゲームセンターよりショボいし、カードパワーも低いから物足りないけど、ゲームセンターならそれがフルパワーで楽しめる。ゲーセンにいけないときはCoJPで遊んで、いけるときはゲーセンに行く。そういうイメージで作ったのかなと思いました。

 

どちらかというと、今のCoJをがっつり遊んでいるプレイヤーよりも、昔に引退してやめてしまったり、ゲームセンターは怖くて行きづらいからCoJはやったことがないプレイヤーにおすすめできるゲームです。

 

デジタルTCGは“あの”システムだけじゃないんです。シャドウバースでカードゲームに自信がついたあなたに向けた、すごい国産のデジタルTCGがあるんです。それが、『CODE OF JOKER』。

 

その他覚えていること ※15:50追記

料金体系 

パック課金。カード生成あり。パックの値段はどうせ未確定だし覚えておらず。

 

ストーリーモード

あった。小説版/漫画版は尖ってて面白かったので期待。

 

闇の力によって打ち消し線が入りました。僕の勘違いだったようです。お騒がせしました。

 

デッキ構築

UIがあまりにもひどかったのでリリース前の改善に期待

 

チュートリアル

ゲーセンの使いまわしではなかった。新規に作ったと思われる

 

ジョーカーシステム

シングルジョーカーでした。当時なかったジョーカーが使えた気がします。

 

DOB

あった。むっくさんは相変わらずDOBのことを語る時はドヤ顔になります。

 

盗賊システム(ちょもす命名)

 

app.famitsu.com

 

まとめ

あくまで完成度XX%のゲームをやっただけなので、完成している頃には当然もっと魅力あるゲームになっているとは思います。その上で言うなら、良くも悪くも、“ゲームセンターのためのスマホゲーム”でした。

 

これだけいちゃもんをつけたにせよ、家のベッドでCoJができるようになるというのはとんでもないことです。めちゃくちゃイケメンで生まれるがCoJPのない世界線で生まれるか、今のまゆげでCoJPのある世界線に生まれるか選べと言われたら、僕は迷わずCoJPのあるまゆげの世界線を選びます。

 

この機会に多くの人にCoJという優れたカードゲームを触って欲しいですし、共通の話題になってほしいですし、そんなゲームで賞金50万を取ったちょもすさんはやっぱりすげえとなってほしいと思います。

 

皆で続報を待つことにしましょう。

 

 

それじゃあまた。

 

【ネタバレなし】『ペルソナ5』は80時間“盗まれて”も心から称賛できるゲームだった

ちょもすです。『ペルソナ5』、ようやくクリアしました。クリアするまでにかかった時間は驚きの80時間です。色々なものを無視したり色々なものを断って各位にご迷惑をかけた結果ですが、それでも決して、後悔が残るゲームではありませんでした。

 

以下、ネタバレは特にありませんが、公式サイトに載っているレベルの情報(誰が仲間になるとか)は書いていい前提で話しているので、全く情報を見ない状態でやりたい、という人は見ない方がいいかもしれません。

 

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実はあまり買う気がなかった

正直なところ、『ペルソナ5』をたいして買う気はなかったんです。僕自身ペルソナシリーズのファンというわけでもないし、シリーズでプレイしたのは評判がよくて知り合いにも薦められた『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』(以下、P4G)くらい。『P4G』はりせちーとあれやこれやできる上にオシャレでストーリーがドキドキする神ゲーでしたが、『ペルソナ5』がそうである確証は全くないわけじゃないですか。ただでさえ『P4G』が高いハードルとしてあるわけだし。

 

そんな感じでテンションが上がらぬまま発売して二日くらいは様子を見ていたんですが、思いのほか多くの人々がやっていたし、シャドウバースもちょうど一息ついている段階だったので、PSstoreで思い切ってダウンロードしてみることにしました。

 

結論から言うと神です。神ゲーを越えて、神。

 

僕が積まないRPGゲーム 

僕、すごい飽きっぽいんですよ。対戦ゲーム以外のゲームも実は結構買ってるんですけど、それこそクリアまで続けられたのって一番最近で『P4G』とかなんですね。全然クリアまで続かない。めんどくさいと感じたその瞬間に、手軽な対戦ゲームをやりはじめてしまう。まあ、それでいいとも思ってるんですけど。

 

その僕が、購入後の4日間96時間のうち、70時間をRPGというジャンルに費やしてるのって、すごいことなんですよ。対戦ゲームならそれくらいは全然あるけど、RPGにこんなにのめり込むことが出来たのは、長いことゲームやってきてはじめての体験でした。だから僕自身もすごく驚いていて、どれほどの努力と技術を詰め込めばこんなゲームできるんだろうとかちょっと考えてしまいました。ただただすごい。

 

ネタバレを含まないので簡素にですが、このゲームのどこがそんなにすごいのかということを説明しようと思います。

 

オシャレさがすごい

まず、オシャレさがすごい。メニュー画面もオシャレなら、音楽もオシャレ。普段オシャレとは何か考えたことがない僕でもわかる。このゲームはオシャレだ。

 

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ちょっと席を外してからプレイに戻るとき、仮面を被ったコスプレ集団を冷静に見てると「なんだこいつら……」って気持ちになるんですが、プレイ中は不思議とそうはならないんです。

 

「もしかしてオシャレか……? いや、オシャレだ……」ってなるし、最初に主人公の怪盗スタイルを見たときにも「仮面だせえw」って思いましたけど、ゲームの中盤以降はただただ「ジョーカー……あまりにもかっこいい……」になってるんですよ。このゲームの持つ魔法だと思います。

 

特に主人公の怪盗の姿である“ジョーカー”は本当にかっこいい。ペルソナを出すときに固有の名前を口に出して呼ぶんですが、それがやたらとイケボで言い方もかっこいいから真似したくなる。走っているとときおり手袋を直すしぐさも、様になっててかっこいい。

 

『君の名は』の瀧くんはイケメン運だけ野郎死んでくれという感想でしたけど、ジョーカーは男の僕でも見惚れてしまうキャラクターでした。

 

気持ちよさがすごい

そして、このゲームは動かしてるだけで気持ちよさがすごい。物陰に隠れるアクションも、ジャンプするアクションも、敵に戦闘をしかけるアクションも、シュバ!っとおしゃれに動くからそれだけで楽しいんです。

 

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やってることは○ボタンを押してるだけなんですけどね。移動して、○ボタンを押してるだけ。それがこんなに楽しいと思えるのは、本当にすごいことだと思います。

 

それに加えて、あの超かっこいい音楽がつくからね。もうすごいよ。アゲアゲの曲が流れてる上でシュッシュッとジョーカーを動かしてると宇宙に飛べそうになる。 いま将来の夢を聞かれたら即「怪盗です」って言うよ。怪盗、気持ちいいもん。

 

ストーリーがすごい

ストーリーもすごい。「なるほど~~~」ともなるし、「おお~~~」ともなるし、「そうきたか~~~」ともなる。ちょいちょいネタ要素を挟んでくるのもまた楽しいところ。本当はアレがアレでとかもうめちゃくちゃ書きたいんですが、それは別途ネタバレありの記事でも書くことにしましょう。

 

ここで言えるのは、ドキッとする描写がたくさんある、ということくらいでしょうか。

 

どうなってしまうかが知りたくなるから、ダンジョンも頑張れる。変な死に方をして一時間近くが無駄になっても、先が見たくて頑張ろうと思える。それほどに魅力的なストーリーだったと思います。

 

 春ちゃんがすごい

薪割りの!要領で!

 

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何よりこのゲームは奥村春ちゃんがすごい。一二三もかわいいし真もかわいいし千早さんも捨てがたいけど、春ちゃんはやばい。2コストの収穫祭。必ず3枚入れる。

 

僕が怪盗時のデザインで一番好きなのも春ちゃんです。“ノワール”があまりにもかわいい。『機動戦士ガンダムSeed Destiny 連合 vs. Z.A.F.T. II』の“ストライクノワール”もかなりかわいかったし、かわいさと言えば“ノワール”みたいなところはこの世に共通する原理としてあるに違いありません。

 

見た目だけではわからない愛らしさがあるので、ここは実際にプレイしてその点を確かめて欲しいなと思います。僕はかなりツボなキャラクターでした。

 

まとめ

 『ペルソナ5』が完璧なゲームか、と言われたらそうではないと思います。「そこどうなってんの?」と思ってしまうようなストーリー展開は確かにあるし、終盤のパレスの長さがフルマラソンみたいになってきた時は正直死んだ目でプレイしてました。

 

ただ、そんなところは余裕で超越してこのゲームはすごい。クリア時間80時間と書くと「ちょっと自分には無理かな」と思っちゃう人もいるかもしれませんが、僕のこの80時間は、今年最も幸せだった80時間でした。このご時勢に、据え置き機のRPGで、こんなにゲームを楽しめると思っていなかった。

 

僕のアンテナ不足だったり、やりこみ不足で他の神ゲーをたくさん見落としているとは思いますが、対戦ゲームではない据え置き機のゲームで、心底楽しいと思ったのは本当に久しぶりでした。ゲームってここまで出来るんだ、って少し嬉しくもなりました。

 

とにかくプレイヤーを気持ちよくさせてくれるゲームです。作った人間が「気持ちよくなってもらうにはどうしたらいいか」、「楽しんでもらえるにはどうしたらいいか」、ということを考えに考え抜いたことがゲームから伝わってきます。すごく丁寧に作られた作品で、その努力を感じてちょっと泣きそうにもなりました。

 

 

マスト・バイです。

 

 

それじゃあまた。