chomoshのブログ

だいたいゲームのこと。

色んな世界を見る

ちょもすです。最近重い更新をし続けて疲れてきたので今日は軽めです。

 

色んな世界を見る

最近は色んな世界を見る、ということを意識的にやるようにしています。とは言ってもいきなり僕がナイトプールでインスタ映えとかそういうのではなくて、行った事のない会社にお呼ばれしたら絶対行くとか、やったことのないジャンルの仕事はとりあえずやってみる、とかですけど。

 

特に明確な目的もなく一時からそういうふうにしてみたんですけど、なんだかんだやっぱり発見はありますね。ああ動画の人達ってこんな感じで生活してるんだ、とか、ゲーム会社の玄関って結構傾向が出るな、とか。なんかソーシャル系のゲーム屋の玄関と昔からゲーム作ってるゲーム屋の玄関というか受付って違うんですよね。あれなんなんでしょう。単純に最近建てたかどうかみたいな話なんでしょうか。それにしてもこう……傾向があると思うんですけど、ゲーム会社の玄関マニアの意見を募集します。

 

本当になんの役にも立たない日記でした。

 

それじゃあまた。

 

 

chomoshのブログ事情

ちょもすです。

 

ちょっとこのブログのアクセス数(以下PV)の話をしてみたくなったので、実体験を元に、ブログのPVにまつわる色々な話をしてみようと思います。それなりのブログを持っている人には当たり前のことかもしれませんが、これが話すと意外と驚かれたりするんですよ。なので僕のブログ更新の実情を、せっかくなので記事にしてみました。

 

ブログ更新の実情とか

更新頻度を上げると(どんな記事であれ)PVが日に日に上昇していく

毎日更新するとPV数が階段状に増えていきます。かなりしょうもない記事を連打しても、です。これなんとなく意味はわかるんですけど、あんまりしっくりはきてないんですよね。ニッチな内容だし、僕のブログを見る人の数の上限なんてたかが知れてる気がするんですけど、今のところ連続更新して上限に達成したことはありません。最近マメに更新してるのはその上限値がどのへんなのか知ってみたいという気持ちがあります。

更新しないと、更新した前日からのアクセス数が半分くらいになる

更新した次の日に見てくれる人が結構いるっぽくて、更新日の次の日も前日のアクセスの半分くらいのPVがあります。分母がどれだけでかくなっても半分くらいです。

当たり記事とはずれ記事でPVの差が結構ある

RTとかいっぱいされるいわゆる“当たり”は、一日で12000~15000くらいのPVがあります。はずれって書くと自分でもなんかむかつきますが、本当になんでもない更新だと2000~5000くらいの値になります。とはいっても連続更新するとこの値が増えていくので、頑張って更新し続ければ「原初の竜使い」の6文字の更新でも10000PVくらいを狙えるんじゃないかと思っています。

アドセンス収入はかなり頑張ればひと月でゲームソフトが買えるかもくらい

具体的な金額を書くとGoogleに処刑されるシステムなので書けないんですけど、オタクに向けた記事しか書かないからか、1PVあたりの単価は世間よりもかなり低めです。僕も当然Adblockはインストールしてるしまあそういうことですね。スマホ版の文中に広告を挟む必死プレイで申し訳ございません。でも無職だしブログ更新したら缶ジュースくらいもらってもバチはあたらないと信じて今日も生きています。

あの記事は30万PV

chomosh.hatenablog.com

 

しかしながら、こいつだけは僕のブログ史上本当に別格でした。どれくらい別格かというとGoogleアナリティクスのグラフがこんなことになるくらいには別格です。

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更新した日で30数万、次の日は上の法則で15万PVくらいあったので、この時にはしみじみと「炎上って儲かるんだなあ……」と思いました。仮に1PVあたりの単価が0.1円とするなら一日に3万円が手に入るので、毎日立たされて毎日ブログを書けば夢の年収1000万円です。

 

この時は正直「この波に乗ればブログでボロ儲けじゃね?」とか考えました。ただその方向に走ると炎上芸人になってしまうというか、僕の目指したい方向と違う方向に行ってしまいそうだな、となんとなく不安を感じたので、実際にはほとぼりが冷めるまで更新は控える方向で進めてみました。今となっては「一儲けしとけばよかった……」と思ったりもしますが、多分これでよかったんだと思います。

 

いやでも冗談抜きに、ブログで儲けようとしたら毎日優勝して毎日立つくらいの気概がないと厳しいってことですよ。ジュース飲むくらいならそんなに難しくはないですけど、Youtuberの次はブロガー!なんてことにはならなそうですね。ましてやゲームなら、動画なり配信なりの道に進むのが賢明だと思います。

 

続けるのが最も大事

上記のことをまとめると、PV増加を求めて無理して煽りタイトルの記事を書いてメンタルにダメージを追うくらいなら、自分のメンタルや書きやすさを優先して更新しまくったほうが良い、ということです。あくまで僕の場合ですが。

 

常にPV求めてブログを書いてるわけではないですが、「頑張った時にどれくらいの出力があるのか」は30代に突入する前に知ってみたいので、最近更新を頑張ってます。

 

chomosh.hatenablog.com

 

っていうのを上の記事を書いてる時に気付いて、ブログの攻略もゲームの攻略も大して変わらねえんだなあ、なんてことを思いました。

 

ちょもすのブログ事情でした。

 

それじゃあまた。

生意気な文章の書き方と負ける原因の見つけ方

ちょもすです。お便りを頂いたので答えてみようと思います。

 

お便りを頂きました

ちょもすさん、初めまして。私はばなと申します。ゲームが好きなオタクです。


半年ほど前にシャドバの記事を閲覧して以降、ちょもすさんのブログを覗きはじめました。「この人ゲームも強い上にめっちゃ面白いブログ書くやんけ!」と思わずにいられない記事ばかりで、やってるゲームの話からやってないゲームの話まで、楽しく読ませて頂いております。いつも更新お疲れ様です。



さて、今回私が連絡させて頂いた理由は、2つお伺いしたいことがあるからです。



1つ目です。ちょもすさんはどのようにして文章作成の技術を身に着けたのでしょうか?

 

ちょもすさんのブログにいくと、毎度すごいなと思います。どの記事を読んだときも、それこそまったく知らないゲームの記事を読んでいるときでも、「これは面白いぞ」と感じるのです。ちょもすさんの文章作成の技術は非常に高いと感じる一方で、とても無勉強であるとは思えないものでありまして、どのような勉強をしたらあなたのような面白い文章が書けるのか、非常に興味があります。

自分自身、新しくゲームを始めるたびに「ブログでも始めてみようか」と思うことはあれど、ちょもすさんほど面白い記事が書けるとは到底思えず、どうも書く気になれませんでした。しかし、自分の考えを文章としてまとめることは、情報発信をする上で必ず役に立つのではないかと思うようになりました。面白い記事が書けるようになれば、色々なことを発信できるようになります。そこで、普段から面白い記事を掲載なさっているちょもすさんに直接お伺いするのが上達の近道ではないか?と思い、メールを書かせていただきました。

もしよろしければ、文章作成について学んだことがある、とか、こういうことをしてみるといい、というような事があれば、アドバイスをいただきたい次第です。

 

 

2つ目です。ゲームで「原因がよくわからないけど連敗が続いている」という状況のとき、そこから脱却できるような、いわゆる「負ける原因の見つけ方」というのはありませんか?

 

ぼくはどんなゲームをやっても下手で、ゲーム自体はとても好きなのですが、どんなゲームでも好成績を残せた試しがありません。

そして下手クソな癖に勝敗ばかりに目がいってしまうので、5連敗くらいまではどうということはないのですが10連敗くらいすると「なんでなん?」となってしまいます。「10も連敗するお前がクソなんだよ」というのは自分でもよくわかります。しかし、自分としては最高のパフォーマンスを発揮しているつもりなのに負けるので、何か根本的に間違いを犯している、というところまではわかるのですが、何が間違っているのか、具体的なところまで行けないんです。

 

例えば、ぼくは先週の月曜日からワンダーランドウォーズというゲームを始めました。使用しているのはリトルアリスです。色んなブログを読んだり強い人の動画を観てみたりして、皆さん端のレーンで存分に戦っていました。そこで先日、実践のためにぼくも端レーンで戦ってみたところ2本縦に拠点を折られ、泣きながらゲーセンを後にしました。

ボムバルもストレートも割と当てられていたし、ダウンを取られてしまわないよう、相手のドローを避けることを意識してやっていたのですが、相手のストレートと兵士の攻撃で死にかけになるし、相手も瀕死になっているはずなんですが気づくと相手のHPが8割くらいに回復していたりして、おかしいと首をかしげてるうちに拠点が折れちゃった、という感じです。

 

こんな時、何がダメなのかぼくにはよくわかっていないので、何がダメなのか自分で探れる方法が知りたいのです。友人に聞く、というのはとても有効な一手ですが、負け試合を毎度毎度リプレイに収めて友人に尋ねるというわけにも、なかなかいかないと思うのです。もちろん、ぼくがその時やっているゲームによるところはかなり大きいと思いますが、色々なゲームに触れているちょもすさんだったら、何かすべてのゲームについて言えるところがある、間違いの修正法を知っているのでは?と思いました。

 

 

以上になります。忙しい中、このような読みづらい文章を送りつけてしまい申し訳ないと思っていますが、もしよろしければご教授をお願いします。

また、今後ともブログの更新を楽しみにしております。

 

過剰にお褒め頂いており、「ちょもす信者キモすぎ」と言われても仕方のないかなり熱いメールであるため、時間の無いオタクの皆様のために要旨をまとめると、

 

1.オタクのくせに生意気な文章を書くお前が許せない。文章の書き方を教えろ

2.負ける原因の見つけ方を教えろ

 

 となります。

 

生意気な文章の書き方

ちょいちょい言ってるんですけど、これに関しては本当に無勉強なんです。あるとすれば20年近くインターネット上の文章に触れてきたことと、前身となる前出し三国志大戦から7年近く文章を断続的に書いているというくらいです。

 

ある文章を面白いと思うかどうかは見る人によるので、面白い文章の書き方というのは僕にはよくわかりません。ただ、ある人にとって面白い文章というのはありうると思うし、ある人にとって面白い文章を書くのはそれなりに得意です。その人が笑う姿を想像すればいいだけですから。

 

結局のところそこが全てなんじゃないでしょうか。万人にとって面白い文章なんてものは存在しないので、特定の誰かや何かに向けて書く。僕は記事ごとになんとなく「この記事ではあの人を笑わせる」とか「次の飲み会のネタになりそうな記事にする」とか目標設定していて、それがたまたま万人に受けたりすると「ちょもすの記事は面白い」と言われている気がします。

 

ただ勘違いすると危険なのは、2割の人に好かれても、8割の人に嫌われる文章というのがあり得るということです。「勝手にやってるから見る奴がバカ」みたいに突っぱねるのも悪くないですが、どうせやるなら称賛されたいですよね。なので、僕は2割を拾って8割を取るようなフレーズは極力使わないようにしています。例えばサイゲームスを爆破したいと思ったときに「サイゲ死ね」と書くとかなりアレな人ですが、「サイゲームスの本社にリノセウスが2000体突撃してほしい」などと書けば、言いたいことは同じでも受け取られ方が大分変わります。

 

まあでもなんというか、こういうのってバランス感覚だと思うんですよ。これはやりすぎてるとか、これはセーフとかそういうのっていちいち言語化できないところだし、僕も手探りでやっているだけなので、まずは面白い記事なんて抽象的なものは目指さずに、ただ発信することから始めたほうがいいと思います。慣れてきたら友達の誰かが笑える記事を、さらに慣れてきたらもう少し外の世界を意識するようにしたらいいんじゃないでしょうか。

 

書きながら試行錯誤してるうちに見えてくるものがたくさんあると思います。そしてもし何かを書き始めて行き詰ったなら、その時はまた声をかけてください。

 

負ける原因の見つけ方

ああこれもうすごくわかります。うまい奴に聞くのが正解なんですけど、うまい奴に聞くのも中々難しいですよね。

 

僕がCoJをやっていて今やすっかりTwitterアカウントがおとなしくなってしまった少年Tくんに教えられた(というか気づいた)のは、僕の視野の狭さで、上手なプレイヤーの視野の広さです。

 

視野の広さという概念は難しいですが、言い換えるなら「上手い奴は僕らに見えていない条件や選択肢が見えている」という感じです。「ここはこういう理由でこう!」と自分が手なりでやっていてしまっている部分で「ここは〇〇な状況だからそうではなくてこう」というのがしっかり見えているんです。

 

何が敗因なのかわからないという状態は、恐らく視野が狭くなっているんだと思います。ある行動に対して一方向からの視点しかないがために、ある行動の正確な評価ができていない。一般的に言えば「多角的な視点が必要」ってところでしょうか。

 

メールの例で言うなら、「ストレートを敵キャストに当てると有利になる」のは正しいので「できるだけ敵キャストにストレートを当てるために立ち回る」というのは正しいですが、ここにもし「自分が兵士にHPを5割削られても」という条件がついて「自分が兵士にHPを5割削られてもできるだけ敵キャストにストレートを当てるために立ち回る」ならどうでしょう。試合終了直前で相手の動きを止めれば勝てる、なんてシーンならそれも正しいかもしれませんが、多くの場合には損してしまうよくない行動ですよね。たぶん。

 

「有利になるために敵キャストのHPを削る」という一つの視点のみから物事を判断すると、思わぬ落とし穴にはまっていることがあります。多くの場合、それらは条件によって変化するもののはずです。相手の装備が××だったらこうで、相手のキャストが△△ならこう、相手の動きが□□だったらこう、兵士の状況が☆☆だったらこう。そういう“隠された条件”を見逃してはいないでしょうか。あるタイミングの正しい行動というのは、様々な条件が重なって複合的に決定されるものです。

 

自分が思う正しい行動Aが、隠された条件Bがあるとき、正しくない行動になることがある。ということを意識してみてください。その隠された条件Bを探すのが、負ける原因の見つけかたです。うまい奴に聞けというのはつまりそういうことで、自分で考えるだけで条件Bを発見するのは中々難しいから、考えてプレイしたり、上手な人のプレイや対戦相手のプレイを見たり、友達と話すことで気づきやすくなる、という話です。

 

 

こんな感じでいかがでしょうか。僕が原稿をすっぽかして気持ちよくブログを書ける素晴らしいメールをありがとうございました。

 

chomoshxxx@gmail.com

 

僕が気持ちよくなれる素晴らしいメールはいつでもお待ちしております。

 

 

それじゃあまた。

更新ツイート

ちょもすです。

 

更新ツイート

最近ブログの投稿をTwitterで呟いたり呟かなかったりするんですが、あれはブログ更新頻度を上げるためにやっています。

 

というのもですよ。Twitterボタン押さないほうが圧倒的に書きやすいんですよ。インターネットだし誰もが見れるんだからTwitterで拡散しようがしまいが関係なくね?と思われるかもしれないんですが、Twitterでなんとなく流れてきた情報を見る人と自分から情報を見に行く人って明らかに性質が違っていて、流れてきた情報を拾って上から物申したいマンとか、文字読まないで過剰反応するマンみたいな奴をケアするのが非常にめんどくさい。たまに「これは8割がたケアできたな」みたいなときもあるからそういう時はTwitterボタンぽちーって押すんですけどね。もちろん文章の受け取り方なんて人それぞれだから10割ケアできるわけじゃないんだけど、気持ちの問題というか。のびのび書くためにTwitterボタンを押さないという選択肢があるということに最近気づいたんです。

 

PV伸ばしてボロ儲け、みたいな目標があるわけでもないしね。PV伸ばし系の記事で全てをリンクさせて相乗効果を狙うみたいなのよく見るけど、それって全ての場所で同じ立ち位置を取る必要があって、それができないとマイナスにもなりうる。

 

伊集院光がゴールデンタイムの番組に出てきて馬鹿力の話をするのかどうか的な。別に隠しはしないけど、自分からそういう話をするわけではないアレと一緒ですよ。いつか結局一緒じゃんってなって元通りになる可能性も結構あるんですが、今しばらくはこんな感じでやろうと思います。

 

それじゃあまた。

GP静岡に遊びにいきました

ちょもすです。GP静岡に行ってきました。

 

『グランプリ・静岡2017秋』

 

グランプリってなんぞやっていう人に念のため説明しておくと、マジック・ザ・ギャザリングっていう太古のカードゲームが定期的に開く公式の大会です。といっても強い奴しかいないガチガチの奴じゃなくて、僕みたいなパンピーでも出れて二日間でその時つえーやつを決める、比較的カジュアルめな大会です。

 

なぜ

そもそもなんで僕が行くことになったかというと、半年くらい前にこの大会に出ようって話を普段LoLを一緒に遊んでる奴としていて、今回は3人チーム戦だから3人必要で、その界隈でMTGのルールがわかる奴が数人しかいないから、必然的に僕が借り出されることになったんですよね。ある時参加費が13000円ってわかってちょっと「えー」ってなったけど、人数的に僕が出れば3人だし、一人は大阪から来るからオフ会と観光も兼ねられるし、グランプリの様子をしっかり見たこともないから経験として行ってみようみたいなマインドで臨みました。

 

いや、すごい前に決まったことだったから、ウォーブレの大会の前の週だとかは思いもしてなかったんですよ。そもそもウォーブレの抽選受かるかもわからなかったしさ。だから結果的に最近毎週末違うカードゲームの大会に出る節操のないオタクみたいになっちゃってるんですけど、色々と偶然が重なってこうなってしまっていることをいい訳しておきます。

 

ちなみに、今回静岡に行く旨をTwitterで全く書かなかったり、会場でも犯罪者のようにコソコソと立ち回っていたのは、タキニキあたりの人に見つかろうものなら「おいおいおいおいおいおいおいおい」と旧世紀のチンピラばりにマウントを取られそうだったからです。マジックおじさんは怖い。

 

どうした

結果的には2-4で即死しました。そもそも普段は家帰ってきてLoLで遊ぶチームだし、マジックなんか滅多にやらないチームだから当たり前ですね。

 

今回の大会はシールド戦って言って、複数のパックを空けたの中から即席で3人分のデッキを組んで戦うレギュレーションだったんだけれど、これがもうすげー難しかった。やってるうちにデッキの問題点を見つけるのってそこまで難しくないけど、やる前からデッキの問題点を見つけるのってすごい特殊な技能だよね。その技能を評価する大会っていうのが最近僕が忘れていた視点というか、インターネットで最強プレイヤーの自己顕示欲から生まれるデッキ画像を最速でコピーして回して俺TUEEEする日常と離れた世界だな、と思った。いや、どっちがいいとかじゃないよ。なんならどっちも悪いと僕は思うんだけど、僕の見てるカードゲームの日常と離れた世界だな、と思った。

 

どうだった

ここは書きたいことがとてもたくさんあるので、いいところ編とわるいところ編に分ける。

 

いいところ編

まずGP静岡に参加してよかったから書いてみよう。一番はじめにすごいなと思ったところは、対戦相手のバリエーションがとんでもなく多いというところ。

 

僕が対戦しただけでも、

 

女装していて萌え系のスリーブにデッキが入っていて、赤白の恐竜でめちゃくちゃアグロしてくる人。

外国人の人で、人質取りを出して「このファッキンボム(ボムとは強いカードのことを指す)やばすぎw」みたいなことを隣のチームメイトと英語で話してる人。

スリーブに入れないでプレイしてるからかカードの横に傷がついてて「これアリなんだろうか……」と思わず僕が思ってしまう人。

 

いやもうね。すごいよ。ゲーム以外の情報量が、あまりにも多いんだよ。デジタルカードゲームをやってるとせいぜい相手が小気味良くエモーションを打ってくるくらいだけど、その人が女装なのか外人なのかスリーブ無しでやってるのかはわからないわけじゃん。インターネットで済んでしまうランクマッチは対戦に必要ない情報はほとんど開示されないけれど、それがわかってしまうのって、一周回ってすごいことだなと思った。

 

それでさ、普段だったら絶対関わらないだろうなってそういう人達と、楽しくゲームができちゃうんだよ。「このファッキンボムやばすぎw」みたいなこと言ってた外国人の人に対して「何がファッキンボムじゃこのクソ外国人が、このカード強すぎだろいい加減にしろよマジで」って僕は内心思ってたんだけど、対戦が終了したら急に日本語でペラペラ話しかけてくるわけ。

 

「日本語喋れるんですか!?」って数字を英語で喋ってたのめっちゃバカらしいなと思いながら聞いたら「隣の二人は日本語喋れないんですけど、相手の人が全員外国人だと思って情報を喋ったりするから日本語喋れないフリをしててほしいって言われた」って言ってて思わず笑ってしまった。その戦略についてじゃないよ。そういう状況がカードゲームをやってて起こるんだな、ってところに笑っちゃった。そんな状況になる大会に出たことがなかったから。ああ世界は広いなって思っちゃったよ。

 

そのファッキンボム外国人3人組も悪意があるっていうよりは、凄い楽しそうにプレイしてるんだよね。均衡してる盤面で僕の隣が6マナ寝かすと両腕を上げて「オウ!シット!」とか言い出すし、二日目にたまたまその外国人の一人を見かけた時は、剥いたパックのレアカードをサイコロのダイス目で取るか取らざるやを決めて盛り上がってる日本人三人組を見ながら終止ニヤニヤしてた。

 

GP静岡に出ていなかったら、あんなリアクションの面白い外国人とコミュニケーションを取らないまま人生を終えてしまったかもしれないけれど、出たことによってコミュニケーションを取ることができた。別にそれ自体が何かの得になるわけじゃないけど、それ自体がすごく面白いことだと思うんだよね。1990~2000年代の普遍的な価値観だった“たかがゲーム”が、外国人との架け橋になってるわけじゃん。

 

あとね、一日目終わった後の静岡駅周辺の居酒屋とか飯屋の回りを歩いていて思ったけど、三人組のカードゲームオタクがめっちゃいるんだよ。マジで。どの店に入っても三人組のカードゲームオタクいるから。町起こしだよあれ。経済効果がすげえなと思った。

 

複数のタクシーの運転手さんに話を聞いても「カードゲームの大会でしょ?もうツインメッセ20回転してるよ」とか、「数週間前にもカードゲームの大会(=日本選手権)あったよね?外国人も来るしすごいねえ、トランプとか花札みたいなもん?」って聞かれるからすごい。

 

紙のカードゲームの大会を見たことは何度もあるけれど、世界規模な紙のカードゲームの大会ってあんまり見たことがなかったから、何もかも新鮮だった。とにかく色んな人を巻き込んでいるし、色んな人に関わることになる。昔のバイト先の上司はフィーチャーされてるし、なんなら僕がサイドイベントの賞品をもらってウキウキしているところをしっかり見られるし、新幹線にはレジェンダリーな人々が同じ号車に乗ってるし……。とにかく色んなことが起こって刺激的だった。マジックの歴史の成せる技なんだろうなあ。

 

わるいところ編

逆に、あんまり楽しくないなあと感じることもあった。

 

例えば二日目のサイドイベントで当たった対戦相手なんかは、土地一枚でキープしてそのまま土地を引かずに僕に印鑑をハンデスされて負ければ「呪われてる」って捨て台詞を僕に吐き捨てて言ったし、そいつの隣は紙をほとんど遊ばない僕の隣のどうでもいいルールの省略をおおげさに指摘してきたりする。サイドイベント0-2のクソ雑魚チーム同士の対戦なのに、相手にキレたりどうでもいい細かいルールを指摘してくるのはかなりアレだと思ってしまった。

 

どっちも同じ空き缶拾いなんだから仲良くやろうよと思うのは甘えなんでしょうか。ゲーム的にはそっちのほうが正しいから僕が間違ってるんだけど、ストイックだなあ、と。

 

僕がよく見るグランプリのニコ生とかTwitterを見ていて抱くグランプリのイメージは“初参加でもそれなりに楽しめる”ものだと思っていたんだけど、現実のグランプリはかなり競技的だな、と今回参加して感じた。特に発売直後のチームシールドなんてお祭りみたいなもんだろと思って参加した僕の認識は大きく間違っていて、想像以上に参加者が真剣で、ルールに厳格で、タイトでストイックなイベントだった。特に休憩の時間もないので、自分の試合が長くなれば数時間集中しっぱなしを求められることもある。

 

僕の認識が甘かったの重々承知なんだけれど、お祭りごとや一つのイベントとしてグランプリを捉えて、13000円の参加費でこのストイックさはどうしても他のエンターテイメントと比べてしまいたくなる。そのへんの「マジックに興味が出てきたしグランプリに参加してみようかな……」と思っているオタクには、「好きな声優のライブイベントに行け」と自信を持って言えるくらいには、エンターテイメントでない。参加費に見合った価値のないイベントだなんていうつもりはないけれど、あくまで滝にうたれて喜ぶ修行僧にとって価値のあるイベントだと思う。

 

大前提として、大会は無いよりある方がいいと思う。どんなに高い参加費を取ろうが、どんなにイマイチな体験になろうが、どんなゲームのプレイヤーにとっても大会は無いよりあったほうがいい。大会が無いゲームよりあるゲームの方がいいことは本当に痛感している。しているんだけど……。

 

こうしてグランプリに出てみるとより、前回のRAGEがいかにすごいイベントであったかを思い知らされるね。僕もサイゲ工作員とか書かれたくないのでこれ以上シャドウバースのことを褒めたくないんだけれど。

 

chomosh.hatenablog.com

 

……高額な参加費を取られるといちいち物を申したくなっちゃうのもよくないね。ある程度なら「スタッフもたくさんいるし、色々もらえるし、会場もいいところだし、頑張ってくれよな」って気持ちよくお金を払える。

 

でも、どう計算しても割高の参加費13000円を取っておいて参加者全員記入の同意書の例に「今日の日付である9/29を書いてください」って書いてあって自分のスマホを見ると9/30だったりすると、ちょっとルール間違えるとすぐ警告するくせにいい加減だなあと思うし、フリースナックを用意しておりますって書いてあって大量のうまい棒が置いてあったりすると、ハッパロイドにナチュラルフルーツを食わせる前に僕にまともなスナックを食わせろと言いたくなる。

 

とにかく高い。高いね。それに尽きる。

 

まとめ

競技的にMTGをやろうとすると急にハードルが上がることを痛感したので、知り合いに誘われた時だけ遊ぶぬるプレイで今後もしばらくはつき合っていこうと思いました。いつかがっつり時間が出来たら戦ってみたい気もするけれど、今年と来年の戦場はデジタルになりそうです。

 

 

 

それじゃあまた。

トガリトゲ

ちょもすです。

 

トガリトゲというとMOのクソバグデッキを思い出しますが、今日話したいのはトガリトゲのことではなく、僕自身が尖って生きて行くにはどうしたらいいのだろう、という話になります。

 

まず理想と現実を比べてみることにしましょう。理想は数年前のなんもわかってなかったころのように言いたい放題言いまくって関係ないとタカをくくっていたほうぼうの人達に迷惑をかけながらも自身が面白いことをやる、ということになるでしょう。一方現実は、なんもわかってなかったころよりも色々なことがわかってしまったことと、関係ないとタカをくくっていたほうぼうの人達が意外と身近になってしまったことでしょう。簡単に言うなら人は皆ウメハラをウメハラと呼びますが、僕はもしかしたら目に届くことがあるかもしれないからウメハラさんと書く、というようなことです。自意識過剰だと思いたいけれど、意外とそういうことってあるもんなんですよね。

 

結局そうなってくるとどんどんほうぼうをケアしながら書かなければいけないというか、尖った方向とは程遠い方向に進まなければいけないことになります。もしあの人が見て悲しい気持ちになったらどうしよう、もしあの人が見て怒らせてしまったらどうしよう。

 

最近、なんでもないところでそれを実感する例がありました。平田さんが配信者になりたいと呟いていた時に僕は「スナッフビデオ実況者とかどうですか?他にいないしチャンス」と即座にツイートして、その後「ジャン――ピアノ線での絞殺」という平田さんが一本目に実況するスナッフビデオのタイトルまで思いついたんですが、実際にツイートしたのは「スナッフビデオ実況者とかどうですか?」までです。いや、こうしてブログに書くくらいなので別にアウトゾーンかといえばそうではないし、特に誰が見て誰が不快になるというのもそんなに想像はできない(当のジャンさんは笑いそうだし)んですが、でもなんか僕のラインを越えてるかもな、という僕の感性が働いてその架空のスナッフビデオのタイトルは呟かずに終わりました。

 

フォロワー数的な話で、それなりの人々に注目されるというのは誰もができることではないと思うしありがたいことだとも思うのですが、と同時に、色々な制約も発生すると僕は考えています。ちゃんと企画してそれなりの情熱を持って動けばそれなりに人を集められる気もするし、それなりに生きていける気がしなくもないのですが、そうなったら例えばジャンさんや平田さんとしょうもないやりとりをTwitterでするのに今以上に障害が発生してくる気がしていて、それはちょっと嫌だななんて思ったりもします。

 

そこを公私で分けることでうまくやっている人もいたりいなかったりするわけですが、僕の場合そんなことをやってもうまくいかない気がするんですよね。なんというか、そのへんで嘘をつきはじめたら終わりというか。僕がつまらないゲームを笑顔で面白いって言いだしたら終わりじゃないですか。

 

結論は出ないんですけどね。ただなんか、PVを荒稼ぎできる人材を目指すというよりは、オタクへアプローチできる存在でありたいというか、そういう方向性でこれからも生きて行きたいなあと思いました。バケモノな人々に囲まれて生きているとそこを間違えそうになるので、その意思は強く持ち歩こうと思います。

 

そうするにはまずウォーブレの大会で勝つこと。勝てなくても一生懸命やること。いやもうそれに尽きるよ。今はやるべきことを尽くします。

 

 

それじゃあまた。