chomoshのブログ

だいたいゲームのこと。

セガからの人類への挑戦状。『クロノレガリア』プレ・ロケテストを遊んできた

ちょもすです。

 

クロノレガリアについてちょっと話をしようと思いますが、基本ルールの説明とかは別にしたくないので、そのへんのことが知りたい人は以下の神ブログとクソブログをさらってください。

 

また、この記事では魔法カードとかMPとか伝わりやすいそれっぽい用語を使っていますが正しくありません。どうせ正式稼働する時に名称とか変わりそうだし、何よりいちいち調べるのがめんどくさいからです。その点何卒よろしくお願い致します。

 

プレ・ロケテを遊ぶまで

そもそも。

 

この『クロノレガリア』なるタイトル、数か月前に『千閃戦記』として『モンスターハンター:ワールド』(以下『MHW』)の発売週にロケテをして、雑な作りも相まって見事大爆死したことが話題になってたんですよ。僕も前回のロケテ行こうと思ってたんですけど、さすがに『MHW』とどっち取るかって言ったらモンスター狩るでしょってなって、冷静に考えて「せんせんせんき」ってなんだよ言いづれえよバカにしとんのかって思ってたんです。

 

「ロケテだけしてリリースまで至らなかったゲームも結構ある」なんて話を中野の某組長にも聞いたりしていたので、ああこれは死んでしまったのかなあ……なんて思っていたら、タイトルを『クロノレガリア』に変えてまたロケテをするっていうじゃないですか。

 

これには僕のクソゲーセンサーがしっかりと働きまして、ゲームセンターからしばらく足が遠のいた僕でも遊びにいかざるを得ないということで、秋葉原のプレ・ロケテストに遊びにいきました。

 

実際どうなの『クロノレガリア』

実際どうなのって話なんですが、僕は正式稼働したらしばらくゲーセンに通うと思います。はっきりいって面白いです。クソゲーとか言ってすみませんでした。

 

ベースは『クラッシュ・ロワイヤル』(以下『クラロワ』)なので一見すると「またこれかよ」と受け取られることもありそうですが、遊んでみると『クロノレガリア』は「ゲームセンターでこそ楽しめるRTSを作ろう」という作り手の意思を感じるゲームで、新しいゲームとして成立していると思いました。

 

 

とにかくゲームとして重いんですよ。凄まじく重い。難しい。かわいらしい3Dキャラからは想像できないほど選択肢の多いゲームで、ゲーム攻略として未開の地がたくさんあります。新しいゲームが出ても別のゲームの知識の応用でなんとかなってしまうゲームが多いなか、未開の地がたくさんありそうだというのはそれだけでわくわくしちゃいますよね。

 

何がムズいの『クロノレガリア』

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『クラロワ』はデッキを1つ持ち込んで相手のデッキとやりあうわけですが、『クロノレガリア』はデッキを4つ持ち込みます。もちろんシナジーがあったりなかったりするので、それらを考慮してデッキを組みます。そして、4つのデッキを全て自分が操作します。「1つのデッキで戦う奴は甘え」と言わんばかりの強烈なシステムです。

 

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MOBA的要素もあって、それぞれのデッキ(=クラス)は試合中にレベルが上がっていきます。試合が終わると1に戻ります。戦闘したり、魔法(的なカード)を使ったりすることでレベルが上がります。レベルが上がるとユニットのステータスが上がるほか、レベルが上がらないと使えないスーパーカードも存在するので、試合中に各々のデッキのレベル上げを意識してMPを管理する必要があります。

 

魔法カードの中には即時効果が発動するもの詠唱が必要なものとあって、詠唱が必要なカードは先読みして使う必要があります。また、カードの詠唱中はそのデッキの他のカードを使うことができないので、4つのデッキの役割分担が必要になります。

 

手札のカードを一枚捨てることで、1MP(=1エリクサー)に変換することができます。CoJの「軽減」的なシステムですね。手札の補充は『クラロワ』と違い時間経過で限られているうえに全体で共有なので、「今、どのデッキを回すべきか」という判断が必要になります。

 

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必殺技的な「レガリアシステム」もあります。CoJのJOKERシステムとか三国志大戦の奥義システムという言い方で伝わるならそれです。ワンダフルハンドとかマッシヴサージがあります。これは非公開情報な上に溜まる速度も能力によって違うので、相手の「レガリアシステム」はケアしながら戦う必要がありますし、自分のレガリアシステムを何処で発動すべきかも選択肢です。

 

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戦闘は「接敵してから三秒後にお互いの攻撃判定が発生し、攻撃力分ダメージを与えあう」システムなので、接敵後にバフやデバフ、回復の打ち合いになります。このゲームは発動までに3秒かかるバフやデバフが多いなか、即時発動できるものもあるので、相手の手札の枚数やMPを見つつ、「さっきあれを使ったからしばらくこれはない」といった『クラロワ』的戦略がありつつ、「この戦闘で勝つには手札をn枚以上消費してしまうから諦める」といったカードゲームのアドバンテージ的な概念もあり、更にはそれらを3秒以内に判断・操作する手際の良さが必要になります。

 

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4つのデッキはそれぞれ単独で「戦闘不能」になります。1つのデッキからユニットは場に1体までしか出すことができません。また、ユニットがやられるとそのユニットを出したデッキはしばらく行動不能になり、そのデッキから他のカードを繰り出すことができなくなります。役割分担が必要だという話を先ほどしましたが、あまりにデッキごとに役割を特化させると、1つのデッキが戦闘不能になった時に機能不全を起こします。

 

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また、ユニットの接敵中も、そのユニットを出したデッキからカードをプレイすることができなくなります。相手の特定のカードを嫌ってユニットに接敵しにいく動きも狙えますし、バフ・デバフを打ちたいからこのデッキからユニットは出したくない/出せないといった状況が発生します。

 

そしてクリティカル。ユニット同士が接敵したとき、ごくまれにクリティカル判定が発生して、攻撃力の2倍(?)のダメージを与えます。クソです。僕たちは忠義関羽の開幕一騎打ちの理不尽さをよく知っていますが、まさにアレです。同じユニット同士がぶつかって片方が生き残るわけのわからん状態が起きるので、これだけは正式稼働時になくなっていて欲しいと真剣に思っています。仮にあるならあるで、優勢時には「クリティカルケア」のバフ/デバフ/HP回復をする必要がありそうです。

 

……ざっと書いただけでもこれです。僕が気づいてなかったり書いていなかったりするだけで、やるべきこと、考えるべきことはもっとあります。そして何がやばいのかと言えば、これらをリアルタイムで全て判断・操作する必要があることです。

 

デッキを考える能力から、瞬発力の必要なプレイスキルまで求められる。ガチガチの正当派RTS+カードゲームです。そういう意味では『クラロワ』よりも『Starcraft』に近いかもしれません。セガは人類に一体何を求めてるんでしょうか。ゲームのために腕を2本追加で生やしたりとか、疲労を知らない肉体に改造した奴とか、ゲームのやりすぎで無限に大学生活を送ってるとか、そういうゲーム星人のためのゲームだと思います。

 

やれんのか『クロノレガリア』

じゃあこれが流行って「ゲームセンターに活気が!」みたいなことになるかならないかで言えば、正直ならないと僕は思ってます。プレイ料金もめちゃくちゃ良心的で神ゲーなんですが、そんな次元を超えてゲームが難しい。いや、もちろん流行ってほしいとは思いますけどね。

 

流行る流行らないと僕が面白いと感じるかどうかはやっぱり別のベクトルなので、僕の周りにいるような人たちには強くおすすめしたいゲームです。

 

もう少し引いた目で見るなら、アーケードゲームはこの方向性が嬉しいですよね。手軽さの面でスマホのゲームに勝てる要素は何一つないわけで、だったらゲームセンターという環境でしかできないゲームをやりたいじゃないですか。『クロノレガリア』はまさしくゲームセンターのためのRTSで、このご時世にここまでコアなゲームを出そうとするその心意気に僕は強く心を打たれました。やっぱりセガ、なんだよなあ。

 

正式時にどうなっているかはわからないので、ここに書いてあることが全然あてはまらない、なんてこともあるやもしれませんが、少なくとも僕は期待できるタイトルだと思いました。続報に期待しましょう。

 

 

それじゃあまた。

リプレイ機能のはなし

ちょもすです。

 

とびげり道場 | OPENREC.tv

 

1:25~くらいから似たような話をしている。

 

DCGのリプレイ機能

パッと思いつくところではCoJP(死)とDQRについている「いい感じの試合をゲーム内で見れる機能」について、ちょっと思うところがある。それ自体はすごく素晴らしいものだとしても、全体的に見ると実は損をしている部分も多いシステムなんじゃないかということで。

 

トッププレイヤーのリプレイを見れるっていうのは、要するにゲームの攻略情報が見れるってことだと思うんです。で、ゲーム内の攻略情報を充実させると何が起こるかっていうと、攻略サイトとかSNSみたいな外での盛り上がりが減る。これはもう間違いないと僕は思っています。

 

自分でやってて思ったことが何回もあるんだけれど、「ゲーム内で公式がゲームを攻略してる」って事実は、自分がゲームを攻略しようというモチベーションをどうしても減らしてしまう。「自分だけが気づいた攻略情報を公開して賞賛されたい」というモチベーションが、情報の均一化によって「自分だけ」でなくなってしまうから。

 

直接的に細かい性能やら使い方まで書きつくされてるのはもちろんそうだし、トッププレイヤーのゲーム内リプレイが充実してることもそう。そういう状態で自分が攻略を公開しても、公式によって「これが正しい」とか「これが上位のプレイヤーのデッキとプレイです、サンプルはこれだけあります」とか示されてしまえば、そこにつけいる隙はないというか、攻略情報という皆がわかりえなかったからこそ成立していたものが、成立しなくなってしまったというか。

 

その状態の何が悪いかというと、特定の攻略情報をGoogleで検索したときにその情報が出てこないこと。なぜならゲーム内にある攻略情報をただ黙々とコピーする賞賛されない作業を誰もやりたがらないから。ゲーム内に探せば落ちてる情報だとしても、Googleで検索して解決できる状態であるかどうかってのは一つの大きなポイントだと思う。単に攻略する人間のモチベーションを下げるだけでなくて、検索性が悪くなるのは大きな問題のように思える。

 

情報が内にこもってしまうとゲームに触れる機会も減る。あの人が強そうなデッキをTwitterで公開してるからゲームを起動して使ってみよう。すごいバグ技が見つかったらしいから自分も試してみよう。そんな経験はゲーマーなら誰しもあるんじゃないかと思うんですけど、攻略する意味、攻略を公開する意味がないと感じるプレイヤーが増えてしまうと、そういう機会もどんどん減っていく。

 

だからといって、明らかに不親切なゲームをきょうび堂々と作られても困るので、じゃあどうすりゃいいんだって言われると難しいんですけど。はじめたての人に手厚くするのは当然として、オタクは今よりももっとほったらかしにするとかかな。最近のゲーム、オタクに親切すぎる気がします。たぶんオタクが作ってるからなんですけど。あとはゲーム内には徹底して情報を置かない、とか。

 

つまり何が言いたいかっていうと、インターネットのせいで攻略情報が溢れすぎて対戦ゲームのありさまはかなり変質してきたよねっていう話なんですけど、それについて喋りだすとクロノレガリアのロケテに行けなくなるので今日はこのへんで。

 

それじゃあまた。

化粧水のスプレーを渡されて

ちょもすです。

 

www.dragonquest.jp

 

ひとまずは二次予選おつかれさまでした。解説としては今だ雑魚甚だしいですが、亀のような歩みで成長していきたいと思います。決勝も何卒。8/4(土)、秋葉原で入場無料です。

 

予選のとある1コマ

最近、この手の配信ってありがたいことにメイクの人がついたりするんですよ。僕とメイクという二つの存在は別の次元、あるいは地球の裏側のような場所に存在するものだと思っていたので、最初はかなり戸惑いました。最近はゲームの大会とか配信にあまりにメイクさんが自然につくようになってきて、だんだん慣れてはきたんですけども。でも、化粧水のスプレーを手渡しされて「……?これどうすればいいんですか?」とか聞いちゃうくらいには今まで僕とメイクは縁がありませんでした。

 

皆さんのイメージからすると、メイクの方々ってゲームとかあんまり知らないだろうしこの世界についてあまり理解がないんじゃないかなって想像すると思うんですけど、違うんですよ。もうびっくりするほど慣れてる。僕のことを抵抗なく「ちょもすさん」って呼んでくるだけでそれが伝わってくるし、話を聞けばゲームの配信、大会に対してもすごく理解がある。

 

初日に僕がかっちり頭を固めていったら当然のようにメイクさんがついていた時に、「ゲーム系の番組はメイクさんがつくパターンとつかないパターンとあるから、見切りが難しいんですよね」という話をしてみたんですよ。

 

そしたら、「ここ2~3年で配信とかゲーム大会系の仕事がすごい増えた」って話を教えてもらい、「その前は映画の現場とかにもいたんだけれど、予算が減ってて強行スケジュールになるから正直しんどい。その点こっち系の仕事はありがたい」みたいな話を受けて「ひえ~」と思った。局地的にでも、ゲームの番組が映画に勝ってしまっているような感覚というか、そのことがすごい恐ろしかった。犯人はだいたいサイバーエージェントだと思う。もちろん、いい意味で。

 

実際4~5年前の配信とか大会でそこまでやってくれるところがどれだけあったかっていう話で。なかったわけですよ。朝~夜の大会で選手に弁当がないのにスタッフルームにスタッフ用の弁当が積まれてるのが見える神大会は知ってますけど。

 

……実際顔を作ってもらうと見た目は大分よくなるので、今後ゲームが表舞台に上がっていくうえで凄くいいことだし当たり前になっていくと思うんですけど、2018年の今僕は、まだまだ戸惑っているということを書き記しておきました。

 

今日はこのへんで。

 

それじゃあまた。

中野へLJLを観に行った

ちょもすです。

 

 

普段から配信は結構みてたりみてなかったりするLoLのプロシーン。熱心なファンというわけではないんですけど、主要な選手はまあまあわかるし、どんな人がどんな経歴で、どのチームが在留カードを取り上げて、どのチームが在留カードを取り上げないかくらいはわかる。

 

せっかく近場でプロシーンを生で見れる現場があるなら観ておきたい、なんて気持ちはずいぶん前からあったんですけど、今一歩踏み出せなかったところで、「チケット余ってるけど行く?」と言われたので、明日の予定大丈夫かなーなんて思いつつも観に行ってみました。

 

ゲームより人

まずすごく感じたのは、会場の女性率がすごく高い。男女比5:5か、あるいはそれ以上。そしてびっくりするほど小奇麗。直接的に言えばかわいい。今まで色々なゲームのシーンを見てきたほうだと自分では思ってるんですけど、その中でも群を抜いた女性率の高さと、会場の鬱々としてなさと、雰囲気の良さだった。もちろんたくさんの試行錯誤を重ねてこうなってるとは思うんだけど、純粋にすごいことだと思った。

 

LCKシーンで観客は女の子の方が多い、みたいな話はちょいちょい耳にしていたから超驚いたというわけじゃないんだけれど、事実としてそういうゲームシーンを目の当たりにしたことはなかったわけで、あああれ嘘じゃないんだ。本当にそうなんだ、と思った。

 

しかしそうなると、なんでまたLeague of Legendsなんていうパッと見ただけじゃまるで意味不明のファッキンオタクゲームのプロシーンが、こんなに女性だらけなんだって一生懸命考えてたわけですけど、この認識の仕方がそもそも間違ってた。

 

というのも、あるタイミングで女性の中の一人がモニタの画面左下に抜かれてる選手のワイプの写真をスマホで撮ってて、その時に「ああなるほど、そういうことなのか」とすごく感心したんですよ。そう。あの人達は、別にゲームの内容について深く興味があるわけじゃなくて、選手達に興味があるんですよ。

 

やれ今のメタゲームがどうだとか、このビルドがすごいだ、マクロはどっちのチームの方がすごいだ、あのチャンピオンがクソであのチャンピオンが好きだとかそういう話じゃないんですよ。ちょいちょい聞き耳を立てていても、その場にいる選手の話や、あるいは海外選手の名前が出てきて、あの人はかっこいいよね、とかそういう話をしている。

 

アイドル化。言葉にするだけなら簡単だけれど、この状態に持って行った運営チームの手腕はすごいと思う。ずっと続いているからこそ、そしてそこにいる人のなりを伝える努力をし続けているからこそ、人が見えている。人間がわかる。だから追っかける。今プレイしてるあのゲーマーが、どんな人間かわかる。普段はどんなことを考えていて、Twitterでどういうつぶやきをして、どんな人と仲が良くて、どんなチャンピオンが得意なのかがわかる。

 

そういう状態に持って行けば、人間羨ましい気持ちが出てきて「プロになりたい」って出てくる人も増えていくわけで、あの状態を作った人はすごいと思った。それがRiotなのかそれとも大会を運営している会社なのか、選手にインタビューをし続けている誰かなのか、優秀な実況解説の人達なのか、それはわからないですけど。あるいは全員なのかも。

 

ああいうゲームのプロシーンがもっと増えると夢があるなあ、とそんなことを思いました。サンキューLJL。

 

 

それじゃあまた。

ウォーブレ、廃村す

ちょもすです。

 

廃村

 

ウォーブレがサービス終了してしまうようです。

 

www.takaratomy.co.jp

 

最近はちょっとご無沙汰していたりはしたものの、公式でコラムを書かせて頂いたりしていたので、やっぱり寂しいですね。懲りずに読み続けてくれた方々、激しいコラムを粛清することなく見守ってくれた関係者の方々、本当にありがとうございました。ご迷惑もたくさんおかけしてしまいましたが、ゲームもコラムも楽しく遊ばせて頂きました。今は感謝の気持ちでいっぱいです。

 

コラムに書かなかった思い出とか

ウォーブレ、とにもかくにも稼働初期~中期の頃は人がいなかったんですよね。深夜とか早朝にやろうとすると対戦待ち中に出てくる地球がぐるぐる回ってる画面を無限に鑑賞することになって、当時はスト5も地球がぐるぐる回ってるゲームだったので、なんか地球がぐるぐる回るゲーム流行ってんのかなと思いながらも、このゲーム本当に大丈夫かと心配になって。

 

そんな中であるタイミングで“何故か”人が爆発的に増えたタイミングがあって、これはウォーブレ覇権きたか!?と思ったら、そのタイミングでとんでもないバグの山を生み出して割とゲームどころじゃなくて悲しいことになったりして。最近はただでさえ豪華なBGMを更に豪華にする方で頑張っててこのゲーム音ゲーだったっけと思ってたところで、サービス終了になってしまいました。

 

独自性は確かにあるゲームでした。ターン開始時にドローかメモリを選択できるリブートフェイズ、最高レアリティを出すとかなり熱の入ったBGMが流れるのは僕が凄く好きだったところです。ウォーブレの話をしようと思えば十中八九BGMの話はついて回るし、「BGMが変わると+1/+1する」なんて効果を持ったユニットがいたりするのも、実にユニークだったと思います。それでコラム書いたりもしましたね。

 

www.youtube.com

 

まあしかし、ツキのないゲームというか、色々なタイミングの悪いゲームだったというか、そんなことも思います。これは前にも書いたんですけど、アプリ側の開発運営がこの短期間で二転三転するのには当然理由があるわけで、中でもeから始まる何某はウォーブレユーザーが日常会話でネタにするほど伝説的なバグの嵐を巻き起こしました。

 

chomosh.hatenablog.com

 

前の試合に使ったカードのコストを下げる/上げる効果が次の試合にも何故か引き継いでて1ターン目からすごいことになってるとか、必殺技ゲージにあたるものを使って能力を発動するユニットが、相手の既に死んでるユニットに能力を使い続けて必殺技ゲージが空になるとか、1ターンしか効果を及ぼさない前提の効果が永続効果になって宇宙最強になったりとか、スペルを打つと能力を誘発する効果がウイルス(スペルとウイルスは全く別の種類のカード)を使うと誘発したりとか、もうなんか本当にすごかったんですよ。すごい。発覚しても中々メンテ入らなかったのも、結構すごい。

 

そもそも10回ランクマッチに潜って1回くらいしか対戦が成立しない時期とかもあったりして。1週間近くNowloadingの画面やら試合中で9割がたフリーズするゲームで、僕は定期更新のコラムに何を書けばいいんだと。「Nowloading画面での遊び方」とか書くわけにもいかないじゃないですか。あのときは本当に困った。

 

その9割がたNowloadingで止まるバグは「iPhoneの省電力モードを経由してゲームを遊ぶと回避できる」っていう技をユーザーの人が見つけて、僕も省電力モードで遊んで記事書きました。すさまじいでしょ。5年後に忘れてそうだからこうして文字として残しておくんですけど、あの時期は本当に激しかったし、あの激しい状況の中で公式コラムをひねりだすのも、今思えば楽しかったですね。

 

もちろん悪いところばっかりじゃないんですよ。1年半も経ってバグもかなり落ち着いてきたし、そんなにもひどいクソゲームなら僕のコラムがあんなに続かないし、ゲーム自体1年半も続かないですからね。ただ、いいところは公式のコラムに書いていたので、必然的にここで書くことが悪いことばっかりになっちゃうのは許してほしい。

 

一部のひどい環境や最近の方向性はともかく、1年半の歴史全体をみればかなりバランスを気にしながら作ってたゲームでもありました。

 

最近のDCGは「カード出しても後から調整すればいいや」の精神が見え隠れしないこともないんですが、ウォーブレはそこに対して真っ向から戦っていたような気がするんです。もちろん調整自体は入ってますけど、なんというか、そういう意思みたいなものを感じたんですよね。

 

これはいい意味でも悪い意味でもあります。一時の面白さや集金力よりも、バランスを気にしながら作る、しっかりしたものを作る。持続可能なものを作る。ウォーブレのカードからはそういう印象を受けました。

 

そのシワ寄せがB1の目玉であるKOTOKOさんのカードが弱いところにもでてきてしまったんだと思うんですけど、それが愛される要素でもあり、それが村と呼ばれる要素でもあるのではないかと、個人的には思っています。ウォーブレはすごくコアなコミュニティを作ったと思います。いい意味でも、悪い意味でも。

 

これから

直近は勇者杯があったり別件があったりしてちょっと触れなさそうなんですが、新弾が出たらまた遊びたいですね。まだ終わったわけじゃないですから。せっかくなら最後も楽しもうと思ってます。

 

今まで本当にありがとうございました。作っている方々も、遊んでいる方々も、また何処かで出会うことがあればよろしくお願いいたします。

 

それじゃあまた。

 

自家用ジェットが欲しい

ちょもすです。

 

www.asahi.com

 

いやなんというか……すごい身近な事件なんですよね。僕にとって。氏のブログちょいちょい見てましたし、どういう人に刺されたのかまだ確定的ではないのかもしれないですけど、大方インターネットにいる激しい人に突撃されてしまったという感じらしく。

 

番組に出させて頂いたり記事を書かせて頂いたりする中で、激しい人との関わりは切っても切り離せないじゃないですか。嘘だと思われるかもしれないですけど、「お前のせいであのゲームは終わった」みたいなリプライとかマジで来るんですね。マジで。嘘だと思うかもしれないですけど、本当に来るんですよ。

 

昔はそういうのに反撃してたりもしてたんですけど、最近「そろそろ刺されそうだから辞めとくか」って冗談まじりの考えで耐える豚になってました。そしたら、本当に刺される人が現れてしまった。

 

とても他人事とは思えないわけです。

 

 

じゃあ僕が何をするかって言っても対策のしようってなくて、「お前の顔が気にくわない」とか「お前の声が気にくわない」とかよく言われますけど、それはもうどうしようもないので。もし僕が刺されるのだとしたら、ただ刺されるのを待つしかない。

 

あるいは、もう一切の発信をやめるか。幸いにも一緒にゲームを遊んでくれる人はたくさんいるので、そういうのもありかもしれない。

 

でも、僕が一切の発信をやめたらそれはもう死んでるも同義ですし、今まで「ブログ面白いです」って言って頂いた方々だったり、ご飯を奢って頂いた方々に申し訳立たないので、続けるんですけど。

 

僕が生きていくにはそういうリスクを抱えた上で発信し続けるしかないんですけど、なんというか、世知辛いですね。願うのは、この事件が極めて稀な例であると、後になってわかることでしょうか。続かないで欲しい。その先はすごくつまらないものが待っていると思うので。

 

 

自家用ジェット、お待ちしています。

 

 

それじゃあまた。

 

 

 

 

 

オタクの肖像権 ※追記&一部修正

ちょもすです。

 

※追記

誤解を招くタイトルにしてしまったので追記しておきます。僕が言いたいのは僕の肖像権がやばいという話ではなく、たまたま僕と似たスタンプが出て苦しい思いをしているという話です。肖像権という単語はこの件というより、今まで僕がフリー素材化されがちだった文脈から、特に深く考えずつけています。(以下は5/18のツイート)

 

 

今回の件で元ネタとなる方がいらっしゃるのは承知しており、そのうえで、書いたとき(その事実を知らなかったとき)の勢いそのままでお届けしております。何卒よろしくお願い致します。

 

宣伝

宣伝から。

 

 

平田さんから「ホームページを立ち上げる体にして五木あきらの個人的なスケベ写真を入手したい」と提案されたのでしぶしぶ付き合ってます。これバレるとまずいので皆さん秘密にしておいてください。

 

まあ、僕は平田さんの会社で引っ越したわけじゃないんで悪徳ぼったくりグループの可能性はまだ全然否定できないんですけど、何回か会社に出向いた感じ、少なくともオレオレ詐欺とか違法な金利での金の貸付けとかはしてなさそうなので、引越ししたい人は選択肢の一つにしてもいいんじゃないですか。

 

宣伝は以上です。

 

カードゲームしよ子

今日、2018/06/15は何の日かと言えば、ずばり、ヴァイスシュヴァルツでおなじみ『カードゲームしよ子』のLINEスタンプの発売日です。

 

store.line.me

 

「今度はブシロードに癒着か???」と思うでしょ。いや、そうじゃないんですよ。

 

カードゲームしよ子、特定の人がカードゲーム系のクソリプをしてくる時に画像を張ってくるくらいの存在ですし、Amazonで単行本を探すと「中古本:1円」とかでお世辞にも認知度が高いとは言えないと思うんですけど、ぜひこの機会に、『カードゲームしよ子』のLINEスタンプを購入して頂きたいと思います。

 

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働かないで毎日カードゲームしてる奴のスタンプがあるから。

 

冷静に考える

いや、僕の勘違いだったらいいですよ。僕の自意識過剰ならそれでいいんですけど。でもさ、ここに僕のいつぞの時の写真があるわけじゃないですか。

 

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自分の写真なんざ自分のブログに張りたくないですよ。Googleで「ちょもす」で検索すると「きもい」がサジェストされる気持ちもわかるよ。でも、張りたくないけど、二つの画像を並べてみるじゃないですか。

 

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いや、あまりに、似すぎるでしょ。

 

いきなり知り合いからLINEが来たかと思えばですよ。自分にそっくりの顔の奴がLINEスタンプになってて、何を言ってるかと思えば「働かないで毎日カードゲームしてます」って言ってた時の気持ち、考えたこと、あります?

 

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僕のあずかり知らないところで「ちょもさん、また新しいシノギか?」って言われる人間の気持ち、考えたことありますか?

 

このスタンプと僕の顔があまりに似すぎてるから、僕が許諾して僕の金儲けなんじゃないかみたいになってるんですよ。このLINEスタンプ作った方、今見てらっしゃいますでしょうか?僕、金儲けしてることになってます。偶然なのは重々承知なんですけど、でも、つらいです。

 

僕、一応人間なんですね。こう見えても。だから、基本的人権とか、肖像権とか、尊重してほしいんですよ。せめて。人として生きたい。人として生かして欲しい。

 

もちろんたまたま

いやね、もちろんたまたまだと思いますよ。カードゲームオタクの顔なんてみんな大体一緒なんだから、たまたまこれを書いた人の思い描いたカードゲームオタク像が、たまたま、僕の顔面と極めて似ていたっていうだけの話だと思いますけど。

 

でもですね。

 

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ちょっと美容院に行ったくらいで「眉毛剃ってんじゃねーぞ!!」って言われる奴がですよ。

 

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「このスタンプ、眉毛が強調されてますね…」ってグループ窓で話題にされるの、結構悲しいんですよ。たまたま似てるだけだったとしても、悲しい。僕の知らないところで僕の眉毛がコンテンツとして消化されていく。眉毛の一人立ち。ゲームじゃないんですよ。僕の眉毛。課金コンテンツみたいになってますけど。

 

 

これから先、少なくともわかっているのは、僕の性格の悪い知り合いからこのスタンプを死ぬまで送り続けられるであろうことです。

 

 

サンキューブシロード。

 

 

それじゃあまた。