chomoshのブログ

だいたいゲームのこと。

ゲーセンにおっさん向けゲームは増えていくだろう

ソーシャルゲームよりゲーセンのほうが「高コスト」問題

面白いです。また、多くの共感する部分もあり、悲しくもなります。
めんどくさがりやの人のためにちょっと抜き出してみました。

・「アーケードゲームソーシャルゲームより高コスト」

 ゲーセンは、いまだ1プレイ100円を基本にしている。金銭的な意味では、現代のゲームエンターテイメントとして破格の低コストと言える。しかし、移動距離・時間的コスト・身体的コストといった観点からすれば、げっそりするほど高コストだ。21世紀にありがちな、忙しくて神経を休める余裕の無い顧客層にとって、ゲームセンターは高コスト体質すぎる。少なくとも、ドラゴンクエスト7を面倒と感じるような人にはそうだろう。

・もうすぐ俺は、ゲーセンでゲームを遊ぶコストに耐えきれなくなる

 けれども、ゲーセンに行って『怒首領蜂最大往生』や『ダライアスバーストAC』を遊ぶためのコストが、いよいよ支払いきれなくなってきた。ここ数年、衰えた動体視力と反射神経に鞭打って戦ってきたのは、無限の後退戦――衰えていく自分自身を直視し続けるゲーム体験だった。かつて俺はゲームの上達プロセスを愉しんでいた筈だった。しかし今は、ゲームを愉しんでいるのか、それとも自分の衰えと戦っているのか、よく分からなくなってきている。若い頃のように、電光石火、アドリブでザックリと弾幕をさばく力ももう無い。俺は目の前の蜂型メカやクジラ型メカと戦っているのか、それとも……。


概ね同意で、最近の潰れゆくゲームセンター事情をよく表してるなと思います。

一つ目のお話は、皆ゲーセンに来る暇の無い社会になり、技術でも携帯機がすごい勢いで進化しているということ。
社会の変化というのが大きくて、こればっかりはどうしようもないんですよね。
いつでもどこでも不自由なく高速な回線で皆がインターネットの世界に繋がるようになったことで、場所に依存してしまうゲームセンターはその壁に大きく打ちのめされることになる。

二つ目のお話は、ゲームセンターの文化を積み上げてきた人々が、引退するフェイズに入りだしてきている、ということ。
ゲームという性質そのものが、多くのおっさんプレイヤーを排除していると。
一時代を作った格闘ゲームやシューティングゲームというゲームの性質が、もうおっさんとは相容れなくなってきているんですね。

ただ、ここで僕が思ったことが一つあって、

「でも、おっさん向けのゲーム増えてね?」

ってこと。

だって昔って今みたいに大型筺体のゲームってほとんどなくて、所謂レバー+ボタンの筺体ばっかりだったわけじゃないですか。
それが今や1フロアまるごと麻雀だったりとか、クイズゲームだったりとか、大型筺体のゲームばかりになった。
そして、その大型筺体で歴史を持っているゲーム達って、今挙げたように、動体視力、反射神経をあまり要さないゲームが多いと思うんですよ。

だから、自身のシューター経験に基づいて「アーケードの死」みたいな言い方するのはちょっと変だよね。
ゲーセンも確実におっさんに合わせてきている。ゲーセン黄金時代とでも呼ぶべき人たちをなんとかゲーセンに居座らせようと頑張っていると思うんです。
今度SEGAが出すCODE OF JOKERもそういう狙いを少なからず含んでいると思う。

逆に僕が心配しているのは、「ゲーセンのおっさんコミュニティ化」のほうです。
どんどんどんどんゲームセンターがおっさんの為の物になっていって、とにかく参入障壁が高くなっていっていると思うんだよなー。

そんなことないっすかね?