chomoshのブログ

だいたいゲームのこと。

近況

ご無沙汰しております。ちょもすです。

 

2月の中ごろから、僕がTwitterもほとんどせず、配信もせず、ブログも書かずにしていた時期がありました。従来のTwitterオバケである僕があまりに表にでてこないものですから、知り合いのJさん(仮名)が普段なら絶対に言わないであろう「週明け飲みにいこうぜ」なんてLINEを送ってきて、ああ今僕は結構やばい風に見えているんだなとそこで自覚しました。

 

実際何をしていたかといえば、仕事をしていました。無職なのに仕事というとなんだと思われるかもしれませんが、無職を極めると仕事を頂けるのもまたこの世の業です。具体的には一月ほどの期限で80000文字くらいの文量を書きあげるという性質のものにありがたくも挑戦させて頂いたのですが、まあこれが大変でした。

 

もともと2000文字程度のブログ記事を書いて「次は一ヵ月後でいいかな」なんて思っている人間が一日2666文字ペースで文字を書くとどうなるかということです。結論から言えば、4年ほど前にうんこを代々木駅で漏らして泣きそうになりながら連絡して電車で帰る時のそれと同じ感情の日々が続きました。言い換えれば死にたい日々が続いたということです。

 

文字を書くこと自体は決して嫌いなことではありません。むしろ、好きだからこそこんなブログを長々と続けているし、何かを伝えるのが好きだからこそ曲がりなりにも文字を書いてきました。しかしこの伝えるのが好き=伝えたいことがあるから文字を書いてきた、という部分がキモで、自分のブログで書くぶんには伝えたいことを書くだけでことが済んできましたが、こと仕事になればそうもいきません。

 

例えば、僕が関羽の魅力について語るのは簡単です。僕が語らずとも魅力的な三国時代の武将であることは皆さんご存知でしょうし、三国志大戦というゲームに目を向ければ、忠義の大号令や武神の大号令のことについていくらでも話すことができます。しかし、官渡の戦いで関羽に切られた兵卒Bについて語れと言われても、お前はいったい何を言っているんだ、となるわけです。今まで関羽や夏侯惇の魅力や欠点についてテンション高くブログで語ることはあったものの、関羽に斬られた兵卒Bについて語る機会はなかったからです。

 

そんな状況にあって、兵卒Bについて語るのは難儀な作業でした。官渡の戦いで斬られた兵卒Bだけならまだしも、赤壁の戦いで斬られた兵卒Gや、街亭の戦いで後ろからついていっただけで戦に勝利した兵卒Lについても同様に語る必要があります。「兵卒Bは関羽に2秒でやられたが、兵卒Gは関羽相手に5秒間持ちこたえたので防御力が優秀」なんて文面を真顔で一日中考え続け、書き続けるわけです。いったい僕は何をやっているんだろうと思いながらも、締め切りという現実は刻一刻と迫ってきます。

 

 Skypeで友人が何気なく話してくるだけでも「お前に兵卒Bの何がわかる」とモニタにパンチしそうになるのをこらえて「ヒョー」とバルログの真似をして誤魔化すほどの精神状況だったので、外の世界との交流をできるだけ閉じていました。僕は追い込まれると独り言がとかく多くなります。

 

そんな状態でTwitterに「お前の顔面Bブロック~w」なんてリプライが送られてこようものなら何か良くないことが起きるのは間違いありませんから、Twitterのクライアントをアンインストールするのも必然です。まあ、そうでなくてもポカが続いていたので、少し距離を置こうというのはあったんですが。

 

全てが終わり、三日ほど前に散乱しきった部屋を掃除してて気づいたのは、尋常ではないほどの抜け毛が部屋に落ちていたということでした。作業していた時はまったく気づきませんでしたが、何かそういう妖怪が訪れたかのように畳の上が毛むくじゃらで、よく考えるとその妖怪は僕で、心の奥底から「禿」やら「死」というキーワードがじわじわと沸いてきましたが、特に深く考えるのはやめて掃除機で吸い取りました。

 

ここ2~3年で色々と挑戦させて頂いて行き着いたのは、このブログは大切にしよう、ということです。これだけ好き勝手できて、それでいてそれなりの人に見てもらえるブログを持っているというのは、本当に貴重なことだと感じました。最近は炎上気味の性質のものばかりを取り扱っていたせいでどういう文体でこのブログを書いていたのかもイマイチ思い出せませんが、またボチボチと何かを書き続けていこうと思います。

 

これからもどうぞよろしくお願いいたします。 

 

それじゃあまた。