chomoshのブログ

だいたいゲームのこと。

『コード・オブ・ジョーカー』はサービス終了もやむなしのクソゲームです

ちょもすです。

 

coj.sega.jp

 

終戦。といっても数年前からまったく触っておらず、今日は最後の日くらいやるかと思ってやりにいっただけなんですけどね。

 

 

この手の記事とか発言でよくあるパターンは「僕は『CoJ』に育てられました」とか「いいゲームなのになぜ終わってしまうのか」みたいなことを言い散らかすやつですけど、あれってだいたい「お前が課金して遊び続けていればそもそも終わらなかった」みたいな反論を受けざるを得ないというか、冷静に考えれば僕一人が課金してプレイしつづけることとサービス終了には何の因果もないわけですけど、でもその気持ちはなんとなくわかるので、ここでやろうとは思いません。

 

というよりもむしろ、僕が今日数年ぶりに『CoJ』を遊んで確信したのは「このゲームはクソである」ということです。《みんななかよし》というお互いに7枚ドローするカードを毎ターン9~12回ほど打って1ターンにデッキを80枚ほど引くデッキで遊んでいたのですが、いや確かにこのデッキ、うっかり13連勝するし、相手のターンは5秒とかなのに自分のターンだけ10分くらい回してるし、最高のデッキではあるんですけど、同時にこのデッキが存在するゲームがクソでないわけがないというか、そりゃサービス終わるよなと思いました。

 

今日の僕のメンタルは「対戦相手の『CoJ』の最後の思い出を最悪のものにする」という点ではっきりしていて、そんな僕がめちゃめちゃ楽しく遊べてしまうこのゲームは明確にクソゲームだと思いました。

 

『CoJ』が出た当初の話です。その前衛的すぎるマリガンシステム、オーバーライドシステム、高すぎる料金設定。誰もやらないゲームでした。Aランクに上がると当時Aランクのプレイヤーがほぼ存在しなかったので、TwitterでAランクとおもしき人間をこっそりと発見&観察して、ゲームセンターに行ったツイートを見計らって500円を入れなければ、500円をゲームセンターに募金することしかできないものすごいクソゲームでした。

 

その激しさ故に、わけのわからん人たちが妙に集まってしまったゲームだとも思います。あの料金設定でなければ、マリガンシステムでなければ、第一弾から毘沙門が全てを吹っ飛ばすゲームでなければ。あれだけのバラエティ豊かな人たちと出会っていないだろうし、今の僕がここに立っていることもないでしょう。CoJは独自性の高い唯一無二のクソゲーであるからこそ、奇特な人達を集め、奇特なコミュニティを作り、奇特な時間を作り出したのだと思います。

 

奇特な人達の中でも更に奇特だった初代アルカナカップの王者harukazeさん。今でこそあれは「イキリオタク」という言葉で評せるのだなとわかりましたが、当時のあのコミュニティの熱狂は明らかに僕の人格の何割かを形成しており、あの一連の出来事は僕の人生に大きく影響を与えたと断言できます。

 

意気投合とライトステップ。驚異のデッキ圧縮率により後攻3Tで必ずOTKが決まるため、先行側は先行3Tに見切り発車して戦わなければならないということが判明してクソゲームが更にクソゲームになったと思いました。一試合150円だからね。当時。そんなことを思っていたら、稼働して2日目に使用停止になりました。

 

第二回アルカナカップ。地獄の予選。ゲーセンでソイジョイ食って睡眠不足で車に轢かれそうになって、それでも週7でゲーセンに固着することももう僕の人生ではないでしょう。決勝で普段の実力と大会の実力は別物なんだとはっきりと自覚したのもこの時です。大舞台で勝つこととランクマッチで勝つこと、そこで求められているものは大きく違っているんだと、僕に思わせるには十分な大会でした。

 

マスターオブエージェント。予選前の突然の『三日天下』。城爆発。秋葉原の新館でカイム入りの侍を研究してたこと。みんなで大阪に遊びにいったこと。アクセンチュアマンの死。決勝の後手2で断罪のメフィストで人の業を踏み抜かなかったこと。今でも鮮明にあの時のことを思い出せます。そして誰もやっていなかったゲームを遊び続けたことで、結果として50万円の賞金を手にしたこと。これも今の僕の考え方に大きな影響を与えました。

 

チャンピオンシップ。うっかり東京で抜けちゃってうっかりmondialを倒してうっかり決勝まで行って、OGR尊師の死神のランプに言わされた奴。思えばCoJはずっと2位でした。あの鳳凰、実装したかったなあ。あの鳳凰実装してたらCoJがあと5年は続いてたと思うんですけど。

 

『コードオブジョーカーPocket』。攻略本を捨てられる。EX商法。詰みました。クソ。

 

埼玉で深夜Jしたり、みんなで北海道行ったり、福岡で仕事の合間に遊んだら話しかけられたり、わけのわからんシャークトレードを持ち込まれたり、ランクマッチで身内と当たって負けるとLINEの鬼電が飛んできたり、無料化で無課金マンに一生台を占領されて遊べなかったり、EX/PR商法のせいでめんどくさくなりすぎたり、ここでは語り切れないほどのたくさんの思い出がありますが、僕が声を大にしていいたいのは、

 

コードオブジョーカーはクソゲームだった。

 

ということです。

 

 でもいつも背中で語ってくれたカード達には感謝しています。その後ろ姿は死ぬまで忘れることはないでしょう。カイム、毘沙門、ベルゼブブ、アリアンロッド、カパエル。その他いっぱい。ありがとう。

 

黄色ばっかだな。

 

6年間おつかれさまでした。

 

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それじゃあまた。