chomoshのブログ

だいたいゲームのこと。

『勇者杯2019夏』はきっとこんな環境です

ちょもすです。

 

先月のライバルズは2位でした。

 

目標設定としてはゲスト解説に現れるプレイヤーP氏(名誉のため名前は伏せます)にマウントをとられないようにするため、「P氏よりも上位のランクにすること」を目標にしました。想像以上にP氏が頑張ってしまい、僕も想像以上に頑張らなければいけませんでしたが、アンルシアアリーナという僕向きのデッキが大変強力な環境だったためなんとかやりきれました。あわや一位というところまで行きましたが、一位はやっぱり簡単じゃないですね。いっぱい勝てる日もあれば全然勝てない日もあり、カードゲームの繊細さを感じる一か月でした。

 

さて、そんな中で『勇者杯2019夏』です。今回はせっかく先月2位だったのでゲームの内容的な切り口からやってみたいと思います。

 

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僕の考える勇者杯2019夏環境のTierリスト

僕の考える勇者杯2019夏のデッキTierリストはこうです。

 

Tier二木 アンルシアアリーナ

TierGOD レックステリー

Tier1 アンルシアトルネコ アンルシアゼシカ

Tier2 エイトピサロ

謎 高橋

 

アンルシアアリーナ

環境の全てのデッキに五分以上を取る最強デッキです。序盤の優秀な軽いユニット、高いドロー性能からくる安定感、対応力の高い各種の除去手段、アグロを絶対許さない男クリフト、カードの設定が間違っているブライ、終盤の22~25点バースト、破邪の秘技各種によるコンボ達成能力、その全てがここにあり、その全てをこの武闘家は持っています。

 

エイトピサロ以外のデッキはここに勝ちうる可能性を秘めてはいますが、基本的にはアンルシアアリーナ側がやりやすく、レックステリーのみ五分の可能性がある程度です。逆に言うとレックステリーはアンルシアアリーナと戦えるのでTierGODにしています。

 

ただしなんでもできる分、何かを選択するために練度が必要なデッキでもあります。3リーダー用意する関係でこのデッキに十分な時間をつぎ込めない選手も出てくることは、各選手のデッキリストの細部が違うことからも見て取れます。そうなれば読み合いの様相はガラッと変わるはずで、このデッキに選手ひとりひとりがどれだけ自信を持てているかという点が、今大会の一つのターニングポイントになりそうです。

 

レックステリー

100点満点のゲームで250点を出すことがあるのがレックステリーです。相手無視。GOD。だからこそ一発勝負の大会向けであり、8人全員が持ち込んだデッキタイプであると僕は解釈しています。

 

前回大会では強かった《おおありくい》がナーフでやられてしまいましたが、単純にデッキタイプとしても強力です。唯一の不安は回復地獄の《アンルシアトルネコ》戦。250点を出してしまえば関係ありませんが、150点程度の動きだとトルネコ側に対処される可能性が高いです。

 

面倒なマッチアップが存在するのはこのデッキの大きなウィークポイント。トルネコ戦で250点を出すのか。それとも選出でトルネコを回避するのか。そのあたりの機微に注目。出し順重要です。

 

アンルシアトルネコ

デブが草を食うと強い。

 

アンルシアゼシカ

安定感、ただその一点を無視すればアンルシアアリーナに並ぶパワーを持つデッキです。バースト力、魔道召喚、除去力、一番強い勇者の心。が、一番の問題はその安定感です。序盤の冒険者とドロー力が貧弱なため、何もできないときは本当に何もできずに終わってしまいます。

 

3回戦を乗り切ればいいこのルールであれば、全速力で乗り切ってしまうことも十分考えられるデッキタイプであり、僕はゼシカを爆発させた人が優勝するのではないかとすら考えています。

 

エイトピサロ

アンルシアトルネコ対策として持ち込まれたデッキと思われますが、レックステリーとアンルシアアリーナが支配的な今大会では、かなり立ち位置は悪くなってしまったと思います。トルネコ持ち相手には選出を制限できるやもしれません。

 

このデッキが試合でそのまま活躍するというよりは、相手のトルネコ選出をけん制する意味合いの方が強そうです。また、動きが直線的なデッキなので、3リーダーを選ぶうえで練習量をそこまで必要としない点も好まれた理由ではないでしょうか。トルネコ一点読みの強い心でこのデッキを出せる人がいれば、その人はその日に「持っている」人だと思います。

 

高橋

死んだはずでは。このデッキが明確に優れている点は「唯一アンルシアアリーナに強い」点です。1MP払って英雄払っている間に強いユニットを出せば勝てる、というのが前期英雄なしアリーナ(高橋)の主張であり、その主張自体はこのリストでも同じことが言えると考えます。他のアンルシアアリーナプレイヤーのほとんどが《メラゴースト》を採用していない点も、この高橋を持ち込んだまめさんにとっては追い風でしょう。

 

ただし《アカリリス》がナーフされてしまい《アカリリス》コンボがなくなっているので、盤面を取り返す手段は《ダークドレアム》と《ひしょうけん》のみで心もとなく、対アンルシアアリーナ以外での対応力が大きく落ちている点は気になるところ。

 

正直未知数な部分が多分に含まれているので、決勝で試合を観るのが一番楽しみなデッキです。

 

 

総合すると僕はテリーとアリーナを持ち込んでいて、その日一番勢いのある人が優勝すると思っていますが、僕の優勝者予想もまあ当たらないので、想像もしない新たなドラマが生まれてきっとむちゃくちゃになることでしょう。楽しみですね。

 

《エメラルドーン》が飛び交う勇者杯は今回が最初で最後だと思います。皆さん日曜日をお見逃しなく。

 

 

それじゃあまた。