chomoshのブログ

だいたいゲームのこと。

プロになりました

ちょもすです。

 

 

ハテナマークがいくつか浮かびますよね。わかります。僕もです。僕にもわからないことはありますが、僕にはわかっていることもあります。この記事ではそれらを一つ一つ説明していきたいと思います。

 

“魚群”とは

格闘ゲームでおなじみTOPANGA社の運営するプロゲーミングチームです。3/12にできました。今日ですね。めでたい。そのスタートのメンバーに僕がいます。“魚群”のネーミングセンスは……僕が契約するかどうかを一週間程度悩ませました。

 

僕以外のメンバーが全員格ゲーの人達なので、一見すると格闘ゲームのプロチームのような気がしてしまいますが、それは違います。これはなぜ僕が呼ばれたのかという話に繋がるので、次の項で話します。

 

なぜちょもすなのか

なぜ僕なのか、というのはお話を頂いた時点で僕が真っ先に投げかけた質問です。想像してください。TOPANGAの人達が僕に「プロになりませんか」っていう図。かなりの意味不明です。

 

何かのゲームを競技的に取り組んでいるわけでもないし、この先取り組むことはあるかもしれないけど不透明だし、このゲームを作った奴は育ちがよろしくないとかすぐ言うし、一般的な『プロ』の概念とは離れた存在だからです。

 

ましてやTOPANGA。格ゲープロの活躍を見て楽しむことはあっても僕の格闘ゲームはガンダッシュ足払いバハムートです。いったい何をどうしろというんでしょうか。

 

その答えは「魚群を格闘ゲームだけのチームにはしない。その足掛かりとしての“いい感じ”の存在が欲しい」。なるほど。だいぶ納得感があります。

 

いい感じ。なんともありがたい話です。座ってるだけでいい感じになるんだから人生わからないもんですね。

 

競技的に取り組むタイトルが現状はないという話もしていますが、「それでよい」という話でした。ですので、これを機に特定のタイトルを競技的にやるわけではありません。僕がこのチームに所属してやることは今まで通り配信してゲームを遊ぶことです。

 

ですから、僕個人の活動の話で言えば今までと何も変わりません。強いて言うなら肩書が「ストリーマー」になることと、チームとしての活動であるところの「業界全体の成熟、仕事の創出」にご協力させて頂く、というくらいです。

 

今まで通り気ままにブログを書き、気ままに配信をし、「クソゲー」が「おクソゲーム」になる程度のものだと思いますので、特に気張らず、本当に今まで通り接して頂ければなと思います。僕もそのつもりです。

 

なぜ受けたのか

大変正直に申し上げると「一番なりたくない職業はプロゲーマーです」とまで言った記憶が割と直近であるんですが、実際にお話を頂いた瞬間に「一回やってみても面白いかも」と思った……という冗談はさておき。

 

伺った話のスケールがでかかった。そのうえでゲーマーの非常にめんどくさい部分を、理解している人達が集まってると感じました。プロゲーマーとかプロチームの存在が悪のおっさんの食い物にされたりそれすら失敗しているケースを僕たちはたくさん見てきましたが、少なくともこの人達はそうじゃないんじゃないかと、そう思わせるだけのものを僕が感じたことは事実です。

 

コンプラおじさんに吹き飛ばされるので何がどうと説明するのは難しいですが、抑えるところはちゃんと抑えている。そして規模がでかい。そう感じたうえで、これだけゲームで遊んできてゲームに生かされているなら、人生のどこかで一度プロゲーマーになってみるのは面白いし、何よりお話頂いたことが本当にありがたい話だなと思ったので、挑戦してみようと思いました。

 

普通に生きてたら大塚明夫さんに「超強力カードゲーマーちょもす」って言わせらんないですよ。マジで。バトーさんだよ。マジかよ。これだけは未だに意味がわかりません。生きてる意味。死んだ。

 

配信とYoutubeでの活動について

こればっかりは見ている人を巻き込んでしまって本当に申し訳ないんですが、大人の事情で配信サイトがOPENRECになります。以前とチャンネルが変わることに注意してください。

 

www.openrec.tv

 

ただ、現状多くの人にYoutubeを見てもらえているうえ、チャンネル登録者もありがたいことに増えていく中でそれを裏切ってしまうような形にはしたくないので、今後Youtubeには動画を上げていく方針です。形はいろいろ模索しますが、配信のアーカイブをうまい形で上げたり、単発で真面目系や企画系のものを不定期にアップ出来たらと思っております。

 

あと実験的にやってみたいことがあり、別のチャンネルか近々立ちます。そちらもこうご期待。

 

www.youtube.com

 

これを機にチャンネル登録も何卒。Googleとはまだまだ向き合い続けます。

 

 

業務的連絡

お仕事やら個人的にやりとりさせて頂いている人達に関して、僕から急に「あ~~、そういうの、事務所を通してくれねえと困るんだよなあ~~」などとは言い出さなくてよい、今まで通り個人のちょもすとして仕事を遂行しても問題ないという話ですので、従来の通り僕の方に直接連絡を頂ければ問題ございません。突然プロフェッショナルぶったりしません。引き続きよろしくお願い致します。

 

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言動が自由すぎる方向性はこれからも大事にしていきたいと思います。

 

 それじゃあまた。

 

 

GBVSと対戦ゲームをちゃんと遊ばなきゃいけない病

ちょもすです。

 

 

格闘ゲームは初心者ですが、少年法が適用されているとしか思えないグランくん(15歳)で楽しく遊んでいます。ランク的に〇〇仕込み何某とか反確にちゃんと差し込んでくる真面目なプレイヤーが増えてきて息苦しいのでランクマッチはそろそろ引退かとも思っています。知り合いでGBVS遊んでいる人は気軽に声をかけてください。対戦しましょう。

 

痛いほどわかる

privatter.net

 

痛いほど共感しました。僕も格闘ゲーム初心者なので、読んでて普通につらい気持ちになりました。いや真面目に。ふざけてるわけじゃなく。

 

これは格闘ゲームに限らない話だと思うんですが、歴史がある対戦ジャンルには初心者が始めるにあたって一種の“罠”が存在していると僕は考えています。その罠に無理やり名前をつけるとするなら、“ちゃんと遊ばなきゃいけない病”です。これはインターネットとストイックな対戦ゲームの組み合わせがもたらした現代病のひとつだと僕は思っています。

 

対戦ゲームをちゃんと遊ばなきゃいけない病

体育の授業で行われるバレーボールってありますよね。なかったらサッカーでも野球でもいいんですが、ここではバレーボールで話を進めます。体育のバレーボールの試合で対戦相手に勝とうと思った時、最適な行動はなんでしょうか。僕は「なんでもいいから相手の陣地にサーブを入れる方法を考える」とか、「明らかにレシーブできない奴のところにサーブを打ち込む」とかだと思っています。

 

そもそも体育のバレーボールで勝敗を重視する奴は人間としてどうなのかということはさておき、どうせまともに試合になるわけないし、そこには正しいバレーボールのセオリーに反した楽な勝ち方は存在するよね、というのが僕の言いたいことです。

 

このことを現代のネット環境のある対戦ゲームにおきかえると、不思議なことに、授業中のバレーボールに対して突如現れたセミプロが「今のはセッターが全体を把握すべき」みたいなアドバイスをするケースが溢れている状態です。

 

間違ってはないし将来的にはそうするべきかもしれないけど、今勝つために必要なのはそれじゃない技術を伝授されるケースです。正しいことを教えているので悪いことではないような気もしますが、今どうしても勝ちたい奴に、努力をし続けると半年後に実るような技術を教えるのは一種の悪であるとも僕は思っています。しかも根が真面目な人ほど、それを忠実に練習してしまったりする。するとどうなるか。修行の始まりです。

 

歴史ある対戦ジャンルほど確立されたセオリーの数が多いので、初心者の改善点はたくさんあります。ただしそのことに無自覚な人は、優先度まで意識せずにアドバイスしたりします。しかもそれは不幸なことに“正しい”アドバイスです。僕が声を大にして言いたいのは「将来的に必要なくなる(期待値が低い)けど、初心者同士の対戦で最も勝率を上げる技術」がこのインターネットでは軽視されがちであるということです。

 

将棋の棒銀です。カードゲームのアグロデッキ(真に強い場合もある)です。格闘ゲームの過剰なぶっぱなしです。FPSの芋プレイです。SC2の6poolです。

 

“今勝つ技術”と“上手くなる技術”は違うことがよくあります。上級者ほど“今勝つ技術”と“上手くなる技術”は近くなりますが、初心者ほど“今勝つ技術”と“上手くなる技術”は遠くなる傾向にあると僕は考えています。

 

このことはよく無視されます。上手い奴が言うことには実績という説得力があるので納得せざるを得ない現状があり、それをもってインターネットが上手い奴がこう言っていたと拡散します。無敵技をガードして反撃しよう、不利フレームを背負ったらおとなしくしよう、リスクの高い技をあまり振らないようにしよう。上級者ほど今勝つことと将来的にうまくなることが直結しているので、今勝ちたい初心者とのギャップが生まれます。

 

誰も「狂ったようにダッシュで走って足払いからおもむろにバハムートを出そう」とはアドバイスしません。“間違っているから”です。将来的には陳腐化するからです。しかし僕はダッシュリープとダッシュ投げとダッシュバハムートの三択を嬉々として仕掛け続けました。この“間違った”行動は僕のモチベーションを維持するために必要な行動だと今でも思っています。

 

世間では対戦ゲームを競技にしようとする動きもありますが、多くの人にとっての対戦ゲームはただのゲームです。楽しむことより上手くなることが先に来るのはおかしい。それでも「対戦ゲームはストイックに遊ぶべき」といった風潮が広がりつつあるのは、息苦しい世界になりつつあると思います。上手くなるのが楽しい人ももちろんいますしそれ自体はとても羨ましいですが、そうでない人が多くいるのもまた当然のことです。

 

今回僕もGBVSを遊ぶにあたって一つのルールを設けました。それは「修行をしないこと」です。

 

修行しないために

初日にGBVSを適当に遊んでいくうちにわかったことがありました。

 

・画面端で相手に固められるのは修行なので自キャラに昇竜拳が必要

・近づけないで殺されるのは修行なので自キャラに突進技が必要

・大ダメージコンボがないとおもしろくない(修行)なので自キャラは高火力が必要

 

キャラクターはなんとなく条件を満たしそうなグランを選択しました。見た目やらの魅力的な部分を考えるとメーテラも捨てがたかったですが、キャラクターの魅力と今勝ちたさを天秤にかけた時に今勝ちたさが上回ったので今勝てそうな方を選択しました。

 

次に今勝率が上がる方法は何かを考えました。結論から言うと、単発でダメージの高い開放奥義(バハムート)をぶっぱなした時、当たる確率が高い場所は何処なのかを考えることでした。低ランクなら意外と反撃もされず、バハムートは呼び得です。

 

七色のバハムート

・ダウン起き上がり時にバハムート

基本です。

 

・ダウン起き上がり時に遅らせバハムート

暴れてこないと思わせておいて、遅らせバハムートすると小賢しい奴がバハムートで吹き飛びます。

 

・(遠距離時)ダッシュ2D>バハムート

当たったら「ヒット確認しました」とか言ってフカします。

 

・ダッシュ昇竜(スカ)>着地バハムート

当たったら「暴れないでください」と言うと相手がイライラします。

 

・起き攻めリープ>遅らせバハムート

リープをヒット確認するのがめんどうくさいので適当に遅らせてバハムートするとたまに当たります。

 

・弱ドライブバースト>バハムート

本来は確定反撃を受けるポイントですが、練習していないと反撃が難しく、ネット対戦ならヒット率高めです。

 

・強ドライブバースト>バハムート

不利フレームの魔術師。

 

あとは

あとは対空する方法を考えたり、対空からダメージを出せる方法を覚えたり、どうしたらバハムートをあてるチャンスが増えるのかを考えたり、ユグドラシルに虐殺されない方法とか覚えていったらSSになれました。パナしポイントの次に対空は今勝ちたい人にとって優先度が高いと思います。

 

あくまでこれは体育の授業中にバレーボールの試合で勝つ方法であって、バレーボールが上手くなる方法ではありません。

 

でも僕はこれで十分楽しく遊べています。楽しむために間違ったことも必要だと思っています。本当に気が向いたときだけ、本当に破壊したいライバルが現れたときだけ、バレーボールが上手くなる練習を少しだけしています。ゲームが上手くなる最大の秘訣は、モチベーションを大事にすることだと信じて。

 

参考にした配信

www.twitch.tv

 

コンボが重いので参考にしました。取り組み方は意識が高すぎる(トレーニングモードの時間が長すぎるうえ、オタク)のであまり参考になりません。

 

www.mildom.com

 

キャメイさんの方が“厨房”って感じで参考になりました。

 

 

 

以上、GBVS楽しんでいる男の独り言でした。

 

それじゃあまた。

『レジェンド・オブ・ルーンテラ』は面白いと思います

ちょもすです。

 

『レジェンド・オブ・ルーンテラ』について書きます。

 

playruneterra.com

 

『レジェンド・オブ・ルーンテラ』は面白いのか

『レジェンド・オブ・ルーンテラ』は面白いと思います。

 

カードオタク向けにこのゲームを一言で表現するなら、「『マジック:ザ・ギャザリング(以下『マジック』)』のうっとおしい部分をリワークし、“2020年のデジタルカードゲーム”に落とし込んだゲーム」です。

 

近年リリースされたデジタル版『マジック』の『MTGアリーナ』は、『マジック』をデジタルで遊ぶ上で、改善、改修が成された素晴らしいゲームです。とはいえ、大本となるゲームが30年近く前のゲームであることも事実で、2020年に新しく始めるゲームとしてはコアすぎると感じる部分もありました。

 

例えばハンデス。僕自身は思考囲いを打つたびに幸福度が上がるタイプの人間ですが、『シャドウバース』からカードゲームに触れた人達が、『デュエマプレイス』を触ってハンデスに折れるという例を複数例目撃していることからも、ハンデスは“2020年的ではない”ということは言えるのではないかと思います。

 

攻撃、ブロックの概念も一度理解してしまえばそう難しくはありませんが、1から教えるとなるとなかなかに難しい概念です。「複数ブロックされると雑魚と1:1交換になるから殴ると損」=「攻めない方が得になることも多い」はあまり2020年的でない、というのは同意できる人も少なくないのではないでしょうか。

 

『レジェンド・オブ・ルーンテラ』はそういったコアな要素と面白さのバランスを、2020年的にうまく落とし込んだと思います。クイックアタック、奮起、ブロック不可、イルーシブ、初期に存在する複数の能力語が膠着を産みづらいものになっているのは試合時間の短縮を強く意識していますし、1:1でしか行えないアタックブロックもシンプルながら新しい体験です。

 

僕は新しいゲームを遊ぶたびに思わず「昭和のゲームか???」などと表現してしまうことがありますが、「令和のゲームが出た!」と感じたのはこの『レジェンド・オブ・ルーンテラ』が初めてです。それだけでも本当に偉大なことだと思います。

 

Riot Gamesらしい課金形態

『レジェンド・オブ・ルーンテラ』はまるで課金できません。強制的に無課金~微課金を強いられます。というのも、同一レアリティの特定の好きなカードと交換できるワイルドカードが課金アイテムとして販売されていますが、それらは週に各レアリティ3枚しか手に入れることができません。これは「数万円課金してカード資産を一通り揃え、デッキは攻略サイトのコピーを使う」という遊び方を明らかに否定しています。

 

課金すれば週に1デッキ程度ならコピーデッキを組めるラインだと思いますが、とはいえそれもメタが回れば対応が難しいですから、「手持ちの資産でデッキを組む」ことに強い理由付けがあります。週に1デッキというのも絶妙な塩梅で、プレイして自然にカードが揃う頃には恐らく次弾が出るようなサイクルなのでしょう。

 

手持ちのままならない資産でデッキを組む。次に何をクラフトするか頭を悩ませる。『ヴァンガードZERO』の時にも感じましたが、この体験はカードゲームにおいて非常に楽しく、重要な体験です。一般にDCGでこの遊び方をすると課金力とコピー力でわからされることがままありますが、「平等に不公平」なこの世界なら、手持ちのカードとにらめっこする理由が確かにあります。

 

プレイ報酬の宝箱が勢力別に選んでアンロックしていけるのも評価できる点です。手に入れたチャンピオンを軸にカードを集めたい勢力を決めてもいいし、自分の好きなあのキャラがいる勢力のカードを集めてもよし。カードの集め方に自由度があるのはオタクにもキャラ愛勢にも優しいと思います。闇鍋ガチャを作っている会社には『レジェンド・オブ・ルーンテラ』を遊んで深く反省してほしいと心の底から思っています。

 

playruneterra.com

 

公式を見ると製作者の意図がかなりわかりやすく書いてあるので気になる人はどうぞ。

 

セナアアアアアアアアアアア 

『リーグ・オブ・レジェンド』プレイヤーなら、このゲーム独自のキャラの掛け合いにも面白さを感じることは少なくないでしょう。ちなみに僕がこのゲームの一番好きな部分はここです。

 

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「セナアアアアアアアアアアアア!」

 

ルシアンはセナがやられるととんでもない怒り方をします。仇敵のスレッシュに限らずシャドウアイルのキャラクターほとんどにキレちらかします。デマーシアのヤカラです。何度見ても面白いのでわざとセナでチャンプブロックしますし、気に入りすぎてDiscordで唐突に「セナアアアアアアアアアアアア!」とか言い出してそのたび微妙な空気になります。

 

 

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「俺の雄姿をフィ↓オラ↑にも見せたかったな!(要約)」

 

フィオラと並べると聞ける専用セリフです。ずっとフィ↑オラ↓だと思ってました。フィオラの発音を何度も聞けるのは『レジェンド・オブ・ルーンテラ』だけ。

 

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見た目がGPのなりそこないみたいで好きです。

 

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「ゼド師匠も喜ぶだろう!」

 

誰だよ。

 

流行るのか

国内ではあんまり、海外ではそこそこな『チームファイトタクティクス』的な流行り方にひとまずはなっているようです。国内だとまだまだ『リーグ・オブ・レジェンド』のプレイ人口も多いとは言えないですしね。知名度や見る専はすごいんですが。

 

割と早い段階でモバイル化を宣言しているので、『ハースストーン』よろしくそのタイミングで国内プレイヤーがガツっと増える可能性はあると思います。無課金にもかなり優しいゲームでありつつ、ドラフト強者なら更にお得にプレイできますしね。今“見”に回っている人はモバイル化のタイミングで国内の反応を見れば戦局が見えてくることでしょう。

 

令和のゲームとはいえ根っこの部分は『マジック』にかなり近いので、カードオタクでもなく、『リーグ・オブ・レジェンド』も知らずに新しく触る人たちが「難しい」と感じるか「面白い」と感じるかは微妙なラインです。チュートリアルはかなり良くできていると思いますが、僕の予想では「難しい」で折れる人も多いんじゃないかなーと思ったりもします。でもこのくらいの難易度はプレイヤーの平均が乗り越えてくる気もします。つまり何もわかりません。

 

 

 

僕は『チームファイトタクティクス』的に遊ぶことになりそうです。基本は『リーグ・オブ・レジェンド』を遊びつつ、人が集まらなかったりした時にデイリーやウィークリーの報酬がてらドラフトを遊んで、カードが集まったら構築も遊んでみる、みたいな。がっつりやる感じでは今のところないですが、このゲームは確かに面白いと思います。

 

 

以上、『レジェンド・オブ・ルーンテラ』のインプレッションでした。

 

 

それじゃあまた。

 

 

おたくのやどかりでクソ回線を掴まされました

ちょもすです。PRです。合わせてPRもすです。

 

連呼しておきます。この記事はPRです。何がどうあってもPRです。おたくのやどかり代表平田知彬に金をもらっています。金にまみれた記事です。

 

『おたくのやどかり』ってあるじゃないですか。あるんですよ。不動産屋の。やしろあずきさんが執行役員の。あの。一気にうさんくさくなったとか言わないでください。もともとうさんくさいです。旧知の平田さんが社長の不動産で、僕も記事とか書いて遊んでたりしてたんですけど。

 

その会社はオタク向けの不動産をうたっていて、ゲーマーだったり配信者だったりのオタクへのアプローチも適切ですよ、ってことをウリにしてるんですね。普通の不動産に行って「オレ、カードゲームの全国ランキング3位だけど?」みたいなことを言っても、「なんか病気の人来たな」と一蹴されるだけですが、「マジかよすげーじゃん」ってなるのが『おたくのやどかり』、ということらしいんですけど。……嘘くさいですね。

 

 

そんな僕の疑念に反して『おたくのやどかり』は繁盛しているらしいです。平田さんに会うたびに「またタワマン買っちゃいました」みたいな話を聞かされるので。そのうちに僕にも会ってくれなくなると思います。実際僕の知り合いで利用した人も結構いるようです。

 

しかし、その中の一人がこういうことを言ってたんですね。『おたくのやどかり』を利用したらクソ回線を掴まされたと。

 

otayado.com

 

僕も記事を『おたくのやどかり』に入稿してしまった手前、どちらかと言えばあっち側の人間なので、その言葉を目にしたときはかなりの申し訳なさを感じました。と同時に「平田、まさか“やった”のか?」と直感したので、平田さんに即「オタク向け不動産、ステマしまくりで実際はオタクにクソ回線寄越して金儲けしてるってマジ??」とLINEしました。

 

そうしたら即電話が飛んできて「ステルスマーケティングしたのはウチじゃないです。今から渋谷にきてください。映画のPRを二流漫画家に無茶な条件でさせた挙句、責任逃れに必死こいて寿司と犬の画像をRTとかしてません」と言われたので、今回書くのは平田さんから渋谷に呼び出されて殺されそうになった話です。

 

クソ回線を掴んでしまう仕組み

渋谷で新品のノートを中学の黒歴史ノートに加工させられるのかと思ったら、僕の疑問に関しては極めて真摯に回答されたのでここだけは真面目に書きます。わかりやすくするために一問一答形式です。

 

Q.『おたくのやどかり』を利用してもクソ回線を掴むってマジ?

A.回線に関しては運の要素があり、そういうことは起きうる。

 

Q.回線速度を気にしているのに集合住宅を紹介するってマジ?

A.紹介する物件の9割以上は集合住宅。というのも、戸建ても紹介できるが回線のためだけに戸建てにするのは相当勇気がいる(値段、立地等が犠牲になってしまうため)ので、回線のために戸建てにしようと思う人も結局は集合住宅になることがほとんどだから。

 

Q.不動産屋の初心者狩りでは?

A.ウチが推奨しているのは1G回線の入っているマンションで保険をかけつつ、入居後に戸建て向け回線を引けるかどうかを確認する方法。集合住宅に戸建て向けの回線を引けるのが一番良いが、最悪引けなくても1Gを使うというようなやり方。

 

Q.1G回線でもアタリハズレがあるってマジ?

A.周囲の環境に依存するので同じ1G回線でも“アタリ”と“ハズレ”は存在する。こればっかりは運と言わざるを得ない。

 

Q.入居前に回線速度って確認できないの?

A.入居するかどうかもわからない奴にそこまで調べさせてくれる大家はほとんど存在しない。

 

Q.絶対戸建て回線の物件を紹介してもらうことってできないの?

A.できるが、物件はほぼ選べなくなると思ってもらったほうがいい。例えば沿線で希望を出してもらったとしても、かなり郊外になってしまったりする。

 

とまあ思ったことを全部聞いてみたんですがこういうことらしく、場所や値段や環境を優先した結果、運悪くクソ回線を引いてしまうというのはどうもあり得る話らしいです。ただそれらは基本的にちゃんと説明している、という話でした。

 

スーモマン

ちょもす「とはいえ、『おたくのやどかり』の従業員増えまくってるし、説明が不十分でオタクにクソ回線寄越しちゃってるパターンもあるんじゃないですか?」

 

平田「僕が従業員とお客様のやりとりを全て把握しているわけじゃないので、それに関して完全に否定することはできません。申し訳ないです」

 

ちょもす「じゃあ、『おたくのやどかり』はオタクにクソ回線を寄越す不動産ってことでいいですか?」

 

平田「それは書き方に悪意ありすぎるんで辞めて欲しいんですけど、それでいうと、『おたくのやどかり』はオタクにクソ回線を寄越す可能性が低いとは言えると思います。」

 

と、ありがたい返事を頂きました。

 

平田さんから見ればその他大勢の金ヅルがクソ回線掴んでも関係ないでしょうけど、引っ越しを検討している一人の人間はそれなりの決断を持って引っ越ししているはずなので「可能性が低い」はハズレ引いた時リスク高いよなあ、なんて思っていたところ。

 

平田「この業界には『スーモマン』ってのがいるんですよ」

 

ちょもす「なんかよわそうですけど」

 

平田「お客様から希望の条件を聞いて、その情報を不動産サイトに打ち込んでそのままお客様に提示する奴のことを『スーモマン』と言います」

 

ちょもす「僕でもできそう」

 

平田「デキる奴はお客様が本当に重視している条件が何なのかを検討して、例えば沿線は変わっちゃうけどここにすれば似た条件で値段が安く済むとか、部屋よりも場所重視ならここもアリですとか、いろんな可能性をオススメできます。」

 

ちょもす「不動産におけるデキる奴ってのはそういう奴のことを指すんですね」

 

平田「ちなみにそのへんの不動産に入って出てくるのは高い確率で『スーモマン』です」

 

ちょもす「なるほど」

 

平田「ただウチの場合は『スーモマン』の確率が3/20程度になります」

 

ちょもす「従業員20人中3人も『スーモマン』いるじゃないですか。正直すぎるでしょ」

 

平田「絶賛教育中です。0に減らすよう努力してます。こればっかりは本当にすみません。でも他社より『スーモマン』率は低いことだけははっきり言っておきたいです」

 

ちょもす「それで言うと、『スーモマン』引いたなって思ったときに、チェンジできるシステムとか作ってくれればいいんじゃないですか?」

 

平田「チェンジ、ありですね。検討します」

 

とのこと。

 

※実際運用開始してた

 

外的なうさんくささはともかく、その辺は真っ当に頑張っているらしいです。

 

 

おたくのやどかりでもクソ回線になることはままあるけど、確率は低めだし説明もしていますというのが今回聞いたお話でした。なるほどね。あと『スーモマン』そんなに出てこないらしい。

 

 

 

……正直すぎるPR記事でした。

 

それじゃあまた。

読みました

ちょもすです。

 

いい空気を一瞬でつくる誰とでも会話がはずむ42の法則

いい空気を一瞬でつくる誰とでも会話がはずむ42の法則

  • 作者:秀島 史香
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
  • 発売日: 2017/03/07
  • メディア: Kindle版
 

 

まっっっっったくガラでもないんですけど、無為に歳ばかり重ねている僕に必要なものってこういう奴なんだろうなとか思ったり、今年やりたいことをやるうえで必要だったりしたので読みました。

 

極めて共感できるところの多い本です。なぜそんなにも共感したかと言えば、ラジオDJなる職業が、配信をしたり、諸々の番組や動画に出させてもらえたりする僕の境遇に近しいと感じたからです。視聴者からダイレクトにリアクションが来る。似てる。公衆の場で人と話す機会がある。似てる。

 

こうした生き方をしていると「誰を目標にするべきなのかよくわからん」なんてことがままあるのですが、氏から見習うべきと感じる部分が極めて多く、もう少し早くこの本に行きあたってればと今後悔しております。

 

『エライ人にはじめて会うとき』とか『勇気不足で言えなかったとき』の項とかはもう「そうなんだよね~~~~」という感想の他ないですし、同時に一流がそれに対してどう対処してるかの部分まではっきり見れて、マジでぴったりの一冊でした。

 

とはいえあまりに健常な世界観で、一読した後に冷静になって『闘技場でダークドレアムを出して盛り上がる30代』のことを考えると鬱になったので、次読む本はもうすこし病的なものにしたいと思います。

 

 

 

それじゃあまた。

記録:『ヴァンガードZERO』

ちょもすです。

 

今のうちに記録として残しておかないと来年には存在そのものを忘れかねないという危機感を感じたので書きたいと思います。

 

僕が『ヴァンガードZERO』を薦める人

まず言っておくと、『ヴァンガードZERO』は人を選ぶタイトルです。僕が町中の10人に『ヴァンガードZERO』を無理やりやらせたとして、8人には殴打されるタイトルだと思います。

 

従来のDCG的な遊び方を期待している人にはおすすめできません。パックの配布が極めて多いゲームとはいえ、ベースとなる生成システムが激シブだからです。詳細は省きますが、毎日コツコツCPU戦を周回して、一月でようやく最高レアのカードが作れるかどうかといった具合で、理想のデッキを回して遊ぼうとするとかなりの富豪プレイになります。

 

紙の『ヴァンガード』のルールに思い入れがある人にもおすすめできません。デジタル化にあたってルールが簡略化されており、『ヴァンガード』ではあるものの、その実別のゲームだからです。

 

では『ヴァンガードZERO』は一体どういった人に向けられたゲームなのでしょうか。それはずばり原作アニメファンと、ゲームボーイのカードゲームが好きだった人です。

 

カードを集める楽しさ

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僕が思う『ヴァンガードZERO』のテーマは、カードを集める楽しさにあると思います。DCGでは無料でも1デッキ作れて当たり前のような時代になってしまいましたが、昔の紙のカードゲームやゲームボーイ時代のカードゲームをやっていた世代からすると、簡単にカードが手に入ってしまって物足りなく感じることもありました。

 

攻略サイトや強豪のデッキをコピーして遊ぶのももちろん楽しい遊び方です。と同時に、資産がないならないで、ないなりに工夫して遊ぶのも一つの遊び方です。最近のDCGでその遊び方をすることをすることはめっきり減ってしまいましたが、対人でないソーシャルゲームを遊ぶときには僕は未だにこの遊び方をしますし、ごく一般的だとも思います。

 

僕の小中学校の時のカードゲーム体験に思いを馳せるなら、少ないお小遣いで強いカードを手に入れた時の興奮は確かにありました。渋谷のカードショップという得体の知れない空間まで行って《ヤタガラス》を買ったあの日。カードを買いにきてるのに店員に凄く面倒くさそうな対応されたので、その時はじめてカードショップの店員が攻めてくることを知りました。今でも忘れません。

 

『ヴァンガードZERO』は課金によって特定のカードを入手しづらく、コツコツやることでカードを生成できるようにすることで、僕たちが小中学生時代に体験した「強いカードをやっと手に入れた時の体験」を演出したいのだと解釈しました。それを「対人でやるな」という突っ込みは僕も正しいと思いますし、「カード作れない重課金クソゲー」と一蹴するのも簡単ですが、そう断じてしまうのも勿体ないと思います。

 

ランクマッチを遊びの一つと断ずる

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『ヴァンガードZERO』は一人で遊べるモードが充実しています。ゲーム全体でみるとランクマッチの比重が極めて軽く、なんならランクマッチで遊ばなくても別にいいよね、というボリューム感です。『ヴァンガードZERO』におけるランクマッチはあくまで遊びの一つでしかありません。それはプレイヤーレベルを十全に上げないとランクマッチが開放されないところにも表れていると思います。

 

ランクマッチは通信対戦が充実していなかった時代こそ革命的な遊びでしたが、今や使い古された遊びですらあります。言ってしまえばただ対戦するだけだからです。ゲームルールがどう、ということではなく、“いつものランクマッチ”はもうそろそろいいんじゃないか、と僕は常々思っています。

 

ランクマッチ以外の部分で遊びを充実させた点は、『ヴァンガードZERO』を評価できると思います。その遊びが面白いかどうかはこの際置いておきましょう。DCG界隈にいくら新作が出てもマンネリ感があるのは否めなかったところで、こういった新しいアプローチに挑戦したのは素直に関心したところです。

 

原作アニメファンへ

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また、原作アニメファンには素直に嬉しいゲームだと思います。僕も当時ちゃんと見ていたというほどではありませんが、友人に「イメージしろ……」と言っていたクチなので櫂くんの活躍が2019年に見れて素直に嬉しかったです。原作再現度もばっちり。『ヴァンガードZERO』でエゴサーチするとこういった人達が思いのほか多く、ああそれだけ愛されていたアニメだったのだなあ、と思います。

 

とはいえ

とはいえ。

 

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  • 2011年アニメのなんとも言い難い作画のカットイン
  • タップしてから反映されるまでのラグを妙に感じさせる動作
  • やりたい事が何処にあるのかわかりづらいUI
  • すごろくイベント
  • 理不尽な形で強いVery Hardのキャラファイト
  • クイックファイト開放の条件としては難しすぎるキャラファイトのミッション
  • 何を考えて作ったのか理解ができないカード生成のデイリーミッション

 

このあたりはもうちょっとなんとかならなかったのかと正直思います。特にすごろくは殺意が沸いたので気になる人は配信でやったアーカイブを見てみると良いかもしれません。

 


【ヴァンガードZERO】クリスマスです

 

クリスマスに中年の独身男性に大量のサイコロを振らせないでください。ましてやサイコロを得るためにランクマッチさせないでください。辛い気持ちになります。マジで。

 

対人ゲームとしてみたときには、山札の底を順に記憶すると勝率が上がったり、長期的な視点でカードの切り方を考えたり、期待値計算をちゃんとやる必要のあるクソオタクのゲームです。つまり面白いです。雑に遊んでももちろんメンコでゲームになるし、ちゃんとやれば勝率がついてくるのは『ヴァンガード』のいいところだと思います。

 

以上、『ヴァンガードZERO』の総評でした。原作アニメ視聴済だったり、ゲームボーイにあったカードゲームのノスタルジーに浸りたい人だったり、昔『ヴァンガード』を遊んだことがあったり、クソオタクのゲームがやりたい人におすすめです。

 

 

 

それじゃあまた。

 

令和のクレイジーesports、『TEPPEN WORLD CHAMPIONSHIP』を見ろ

ちょもすです。

 

本日12/21、なんの日でしょうか。はい、『TEPPEN WORLD CHAMPIONSHIP』の日です。


www.youtube.com

 

この記事に金銭の授受は発生しておらず、特定の義理もなく、PRではありません。ですので大変正直に申し上げますが、『TEPPEN WORLD CHAMPIONSHIP』とイベント日のパチンコホール、どちらを優先すべきかで言えば僅差でパチンコホールだと思います。

 

それでも僕が今この文章を書いているのは、暇を持て余した学生と無職の諸兄が、もしも近所のホールのイベント日でないならこれは見るべきである、そう思える大会だからです。

 

狂乱のesports、『TEPPEN』

僕は『TEPPEN』というタイトルをesportsタイトルだと認識していますが、だとすればこんなに狂ったesportsタイトルは他にないと思います。

 

時を遡ること前回の『RAGE』。僕が『TEPPEN』の国内予選に参加していた『RAGE』の日、『Shadowverse』の観戦をしている知り合いの平田さんを見つけて開口一番で放った言葉は、「このゲーム、3000万円もらえるんですか?」でした。

 

『TEPPEN』の素晴らしいところは3000万円をもらいうることです。ゲームを遊んでいたら3000万円がもらえる。夢のようではありませんか。二言目には「大会のYoutube Liveの同接は200人ですけどね」と余計極まりないことを喋りましたが、どうでもいいことです。

 

先日『iDom』選手が優勝したのが記憶に新しい『Capcom Cup』。『Capcom Cup』の賞金は約2700万円です。何年もの研鑽を積んで、世界各地のプロツアーを一年を通して回り続けて、決勝大会では人間と思えない人々なぎを倒して、全世界で多くの人達が配信を見て応援して、熱狂して、2700万です。

 

1ゲーマーに2700万円もの賞金が払われるようになったこと自体はとても素晴らしいことだと思います。数十年前には到底考えられないスケールの世界観で、今は本当にゲーマーにとって優しい時代です。

 

試合を見ていて、この人達は人間の領域を超えているのではないか、と何度も思ったほどです。とんでもないことをやってのけている人達に対して、それが例えゲームであっても、相応の対価が払われるようになったことは本当に素晴らしいことだと思います。

 

もちろん、例に漏れず『TEPPEN』の世界選手権のプレイも素晴らしいでしょう。スケールの割に異常な賞金額で極めて値段設定は狂っていると思いますが、尋常ならぬ努力の結晶が光るその瞬間が見れるとするなら、賞金なんて本当はどうでもいいことです。今日も非常に高いレベルのプレイが見られるに違いないでしょう。

 

……違いないのですが。

 

chomosh.hatenablog.com

 

思い出してください。

 

『TEPPEN』が実力に大きく依存したゲームなのは今更言うまでもありません。ですが、ある程度以上の実力者が拮抗した時には、特定のカード1枚を引くかどうかによって、人の生き死にが決まりうるゲームです。これは予選で負けた負け惜しみで言ってるのではなくて、世界で初めて2200ptに到達したプレイヤーとしての話として聞いてください。

 

今の『TEPPEN』の環境では特定のカード1枚を引いた、引かなかったで優劣が大きく傾きます。提出されたリーダーを見ても、“特定のカード1枚”の採用率は極めて高いと予想できます。

 

teppenthegame.com

 

もう遠回しに言うのめんどくさいんではっきり言いますね。

 

 

 

3000万円のかかったパチンコ、見たくないですか?

 

 

 

優勝3000万円、準優勝1000万円。その差額2000万を『TEPPEN』で失ったとき、失いそうになったとき、人はどういう顔をするのか。ゲームに集中していてそれどころではないのか。それとも2000万円が影を見せるのか。悔しいのか、満足するのか、運が悪かったと思うのか、実力が足りなかったと思うのか、泣きたくなるのか、やりきったと思うのか。

 

あるいは運命のいたずらが、極めて実力が反映されるゲーム展開を選ぶのか。

 

どう転ぶのであれ、僕は見たいです。はっきりと見たい。これが同接200では道理が通らない。広報がクソすぎて人類の損失です。『TEPPEN WORLD CHAMPIONSHIP』は、今冬最も熱いエンターテイメントであると断言します。見るべきです。

 

楽しむための解説

今読んでいる多くの人は『TEPPEN』のことなど微塵も興味がない人生を送ってきたと僕は考えているので、今日の大会でいくつかのキーとなるパチンコカードを『ストリートファイター』に例えて説明しておきます。今日の試合を観戦するときの参考にしてください。

 

迸る魔力

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『ストリートファイター』のルールをラップバトルに変更できるカードです。『ストリートファイター』のキャラクターは基本的にラップバトルが出来ませんが、これを採用したデッキはラップバトルが出来るキャラクターを選択しているので、ルールを変更すればほぼ必勝です。

 

現環境は【成長】という、言い変えるなら「ラップは下手だけどストリートファイターは強い」キャラクターが多い環境なのもあって、ラップバトルを仕掛ける戦術が非常に有効です。

 

対抗するには自身もラップバトルに特化したデッキ(=ミラーマッチ)にするか、ラップバトルを挑まれないことを祈るか。二択です。実際デッキに1枚しか採用できないカードなので、引けないことも十分に考えられます。

 

デッキリストの中身はわからないので確かなことは言えませんが、恐らくは12人中の9人が採用しており、そのうちの3人は3デッキ中2デッキでラップバトルが可能なダブルラップバトル構成です。ほぼラッパーですね。

 

引けるのか。引けないのか。それとも引かれても大丈夫なデッキがミラー以外にも存在しうるのか。出場選手がラップバトルに対する新しいアンサーを見つけることが出来たのかどうかは、今大会の大きな焦点です。

 

双角猛る砂漠の暴君 ディアブロス

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『ストリートファイター』の対戦中に、上空から『ディアブロス』突如が降ってくるカードです。モンスターハンターの主要モンスターには当然全ての技にアーマーがついているので、ストリートファイターのキャラクターでは太刀打ちできません。

 

こちらは「ルールをラップバトルに変更する」ほどのインパクトはありませんが、ストリートファイターは《ディアブロス》が降ってくることを想定して戦っていないので、むちゃくちゃになります。

 

コントロールをそっくりそのまま奪う《支配された頭脳》が代表的な対策です。ラップバトルとは違い一応戦いの形にはなるので、極めて甚大な被害を受けることを覚悟で真っ向から倒すこともできなくはありません。《ルサキア》や《プケプケ》の攻撃力ダウンや《抗体の活性化》なんかを駆使するとうまく倒せることもあります。

 

こちらはラップバトルよりも対応策が立てやすいので、各選手のこのカードに対する様々なアプローチが散見できると思いますが、それを鼻で笑って突破してしまうのもこの《ディアブロス》。出てきた時はおおいに盛り上がるシーンです。よく初手で出ます。

 

死と生の歪み

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『ストリートファイター』で負けそうになったら電源を切り、一時的に『パズドラ バトルトーナメント』での対戦に変更できるカードです。

 

《ウロボロス》の調整によって以前ほど気軽に電源は切れなくなっていますが、影響力は依然として高いカードです。特に“ラップバトルに持ち込まれた場合”でも電源を切れば解決できるのは大きな魅力。

 

とはいえ一試合中に一回しか打てないうえ、《ディアブロス》や《魔力の奔流》と違いカウンター的な側面が大きいカードなので、使う側も使われる側もシビア。その点、このカードは実力を十分に反映すると言えます。

 

そもそもこいつは今電源を切りそうか切らなそうかという判断から、勝ちすぎると電源を切られるので、少し優勢な状態をキープして『パズドラ バトルトーナメント』の戦いに備えるといった動きが求められます。

 

滅多にありませんが、理想的な手札なら相手の墓地が0枚、こちら墓地に8コストが3枚のような状態も作れます。8コストを支払っていきなり0コスト対24コストで戦えるパチンコ的要素も内包しており、目が離せないカードです。

 

 

 

これだけ説明すれば皆さんもそろそろ『TEPPEN WORLD CHAMPIONSHIP』を見たくなったと思いますので、あとは見るだけです。

 

皆様どうかお見逃しなきよう。 本日13:00。僕も現地で見ます。

 

 

 

それじゃあまた。