確率の"おばけ"に騙されない
いわゆる、
三国志大戦の"クソマッチ"、
League of legendsの"懲罰マッチ"、
ネット麻雀ゲームの"ヤラセ"
ランダムマッチメイキングのあるゲームや、ゲーム中にランダム要素が含まれているゲームにおいての"何か別の力による操作"っていうのは、僕、ほとんど無いと思うんです。
なぜそう思うかというと、
例えば2chに「連勝したらクソみたいな味方と連続で組まされた!ゲームにならん!いい加減にしろ!」って書いている人がいるじゃないですか。
そういう人って、「人間は錯覚する」という事実に自覚的でない人が多いな、と思うんですよ。
こういう錯視の画像あるじゃないですか。もうこの画像については特に説明する必要はないですよね。そうです。"上と下の線の長さは同じ"です。
でもこれって、あくまで僕たちは"上と下の線の長さは同じ"という事実を知っているからそうわかるだけなんですよね。少なくとも、これを初めに見る子供は、「下の方が長い」って絶対に言うんですよ。だってそう見えるじゃないですか。
あくまで僕たちは"知っているから"子供達をバカにできるんですよ。もし僕達が下の方が長いという事実を知らないのであれば、「線の長さは同じだ、初心者かよ(笑)」とか言っている奴は頭のおかしい奴です。
このことを踏まえた上で、人間の感覚というのは、こと確率に関しては、かなりズレています。だっていまだに多いじゃないですか、あれだけの統計的なデータが出ているのにも関わらず、「麻雀に流れはある!」って言う人が!*1
人間の感覚はあくまで、確率をベースにしておらず、「その時の印象の大きさ」で決まっているように思います。味方がクソな試合ってすぐにたくさん思い出せますけど、味方が強くて普通に勝った試合って、あまり思い出せなくないですか?
ということで、人間は錯覚するという事実を今一度思い出しても良いのではないか、というお話でした。
*1:ここでは麻雀の「流れ」の定義について深くは言及しない