『レギオンズ!』をオタクの友人にプレイさせてみた スターター編
ちょもすです。前回記事の続きです。
作った僕が褒めちぎっても嘘くさいということと、僕も製品版はプレイしたことがないのもあって、知り合いとプレイしてみようと考えました。思い立って知り合いのBさんに「『レギオンズ!』発売するから土日行きます。部屋の掃除お願いいたします」とゴリ押しで打診したところ一発目で「はい」と帰ってきたのでサクっと成立。持つべき友はオタク。平成の常識です。
Bさん
普段一緒にLeague of Legendsなどを遊ぶ10人ほどのゲームオタクの中の一人。ゲームのコツを掴むのがやたら早い。MOのVintage CubeでChannelからウラモグを出して「このゲーム最高」といった二日後にChannelからエムラクールを出されて「このゲームを作った奴は頭がおかしい」とか言いながらマジギレしたりする。
当日
ちょもす「本日はよろしくお願い致します」
Bさん「よろしくお願いします。ちょもすさんの作った神ゲームの神バランスに期待します」
ちょもす「いやだからほんとにちょっと手伝っただけなんだけど……まあいいや。神バランスに震えろ」
Bさん「早速なんか1BOX空いてるけど窃盗にでもあったの?」
ちょもす「昨日ブログ記事用に1パックだけ開けたんだけど、持ち運ぶ過程で蓋が壊れた」
Bさん「こんないい加減な奴にブログ書かせていいの?」
ちょもす「Bの家が遠いのが悪い。まあともかくさ。俺の言いたいことは『レギオンズ!』がこうして顔を合わせて遊ぶきっかけになってる、ってことなんですよ」
Bさん「デジタルだと中々こうはならないね。確かに」
ちょもす「カードゲームで対戦相手を煽る、という点に関しても絶対にデジタルより紙のほうがやりやすいからね。ウーサーライトブリンガーが「正義の報復を受けよ!」って言うより、俺が「正義の報復を受けよ!」って真面目な顔しながらやったほうが煽り性能が高い」
Bさん「その宣伝の仕方でいいの???」
ちょもす「もちろん煽りだけじゃなくね。その場に居合わせることで起こることってのは想像以上にたくさんあるじゃん。それこそゲームし終わった後に飯を食いにいくだけでも、紙みたいに“わざわざ会わないといけない”状況を作らないと発生しづらいわけだし」
Bさん「確かにボードゲームとかカードゲームって誘いやすいよね。なんとなく飯行こうぜ、ってちょっとハードルがあるけど、ゲームはハードルが低い気がする」
スターターデッキで遊ぶ
ちょもす「とりあえずスターターからやろう。メガネ野郎とロリババアどっちがいい?」
Bさん「キャラ差はあるの?」
ちょもす「こいつら自身にテキストがあるからキャラ差があるように一瞬見えるけど、書いてあるテキストはまったく同じだからキャラ差はない。HSとかシャドウバースと同じで、使えるカードに差があるって感じだね」
Bさん「なるほどね。じゃあ黒緑のコイツにするわ」
ちょもす「そいつ200歳(越え)だよ。俺のばあちゃんの3倍は生きてる」
Bさん「マジかよ」
ちょもす「……さて、理解を早めるためにシャドウバースの用語使ってルール説明しちゃうけど、体力20を先に削ったほうが勝ち。5ターン目までは自動的にPPが増える。5ターン目からはPPを増やすかユニット1体に突進を与えるかのどちらかを選択できる。ラインがあって正面にユニットがいると本体に攻撃できない。毎ターン手札を1枚捨てて1枚引くことができる。だいたいそんなところ」
(ちゃんとしたルールを詳しく知りたい方はルール | 「レギオンズ!」公式サイトで)
Bさん「他のゲームにあったりなかったりする要素だね。だいたいわかった」
ちょもす「あとこのゲームの一番面白いところなんだけど、“タイムライン”システムがある。普通のカードゲームはスペルをプレイしたりユニットが死んだりするとカードは捨て札に送られるけど、このゲームはタイムラインに送られる」
Bさん「タイムラインとかTwitterじゃん。Twitter送りになるとどうなるの?」
ちょもす「ターンが経過するごとにタイムラインの下の方に落ちてきて、一番下までくると0コストでまた使える」
Bさん「Twitterやばくね?無限のリソースじゃん」
ちょもす「大体そういうことになるね。同時にタイムラインにカードが溜まりすぎると何枚かは除外しないといけなかったりはするんだけど」
Bさん「なるほど。カードはたくさんプレイできる方が楽しいし、このシステムはいいね」
ちょもす「そういうこと!百聞は一見に如かずなので、とりあえずやろう」
Bさん「このミスティとかいうティアマトみたいな奴強くね?4/6おかしいでしょ。倒せないけど」
ちょもす「確かに似てる。まあでもティアマトを倒せない奴が俺を倒せるわけないよね」
Bさん「死ね」
Bさん「ロードはさすがに強いね。場に一枚しか置けないだけある」
ちょもす「そうね。5ターン目以降しか出せない分強くなってて、倒せないとそのままゲームエンドになっちゃう奴も結構いる。正直ミスティよりアセロラのほうが1億倍くらい強いと思うんだけど……」
Bさん「いや、3/3とかいう貧弱なステータスだし弱い。じゃあそのミスティにとどめの1点与えて破壊で」
(数ターン後)
Bさん「アコニーの能力起動して本体」
ちょもす「負けたが……」
Bさん「えっ、テストプレイヤー弱くね?」
ちょもす「いやお前スターターの強い所全部引いてるじゃん。イカサマだよ。プロゲーマーだったら解雇だね」
Bさん「意味不明すぎる。いやでも、このゲーム面白いね。今までのTCGだととりあえず1:1交換しとくかみたいなところで、このゲームは1:1交換してもお互いにユニットが戻ってくるからあんまり意味ないじゃん。でも相手のユニットを削らなきゃいけない場面もあって、今までの感性だと手なりでプレイするところを改めて考えさせられるのが面白い。あと勝てる」
ちょもす「うざいけどそうだね。アドバンテージの差をつけて勝つ、みたいなのがないのは新鮮かもしれない。構築だとタイムラインのカードを除外してリソース切れを狙う戦術が取れたりするんだけど。しかし理解が早いなあ」
Bさん「昨日公式サイト読んだら顔を殴れって書いてあったからそれを意識してプレイした」
ちょもす「おいコソ練野郎じゃん。えっじゃあルール説明も実は必要なかったってこと?」
Bさん「おおむねそうかな」
ちょもす「キレた。とりあえずもう一回やろう」
……ダンタリオンドラフト編へ続く。