chomoshのブログ

だいたいゲームのこと。

RAGE vol.5 with シャドバフェスはまごうことなき神イベントだった話

ちょもすです。RAGE vol.5 with シャドバフェスに行ってきました。

 

シャドバフェスに行くまで

そもそもなんで行く事になったかといえば、CoJPの賞金制大会の関東予選に、直前のRAGE関西予選であと一勝というところまで行ったそっちーがきていて、その日の予選に負けた奴らで飯を食ってる時にシャドバの話になったんですね。

 

そのときになんだかんだとシャドバの大会出ようぜみたいな流れになって出ることになった、と言えばそれまでなんですけど、僕はそのときに「あのゲーム実力差がそんなになあ……」みたいな話をして、そっちーに「いや、そんなことないよ。強い奴はみんなちゃんといいとこまで行ってる」と言い返されたことがすごく印象に残りました。

 

そこから時間もないうちに3人チーム戦の話が出てきて、そっちーが人を募集してたからTwitterで即飛びついて、そっちーがプリのパラさんを連れてきて、両脇がやたら強い謎のチームが出来た。さすがに構築は二人の方が絶対うまいので、当時まったくシャドバを触ってなかった僕でも間に合う可能性がありそうな2pickを担当することになって、ウォーブレと平行しながらコソコソと2pickうまそうな人のTwitter漁ったり、2pickの練習をしてました。Twitterでは特に呟かなかったですけど、実はまあまあやってたんですよ。突然シャドバにログインしだすから編集部でウルフさんに会った時に「ちょもすさんがログインしてて爆笑しましたwww」って言われてこの公認マークめっちゃ煽ってくるな……と思いながらも「シャドバフェスでデッキ相談しに行きます」と返したことを覚えています。

 

 行ってみて

いやもうね。東京ビッグサイトで国産デジタルカードゲームのイベントが行われるってことがまずもう超常現象なわけじゃないですか。ゲーセンやら貸しスペースやらでちまちまと遊んでいたデジタルカードゲームが、ですよ。東京ビッグサイトですよ。ビッグサイト。

 

会場の雰囲気も素晴らしいし、入り口で配るパンフレットにはGATSBYのデオドラントボディペーパーがついてるし、選手紹介の演出も素晴らしいし、何故か置いてあるスーパーマリオオデッセイも面白いし、最強覇権ゲームのPUBGも置いてあれば、比較的クオリティの高い飲食スペースと、かわいいコスプレイヤーがとっかえひっかえでてくるイベントですよ。あとついでに本心を飲み込みながらサイゲームスの犬と化したkuroebiさんの流麗な喋りも聞ける。

 

あのね。これが東京ゲームショーならわかるよ。でもこれカードゲームのイベントですよ。オタクが集まって臭くなるはずの空間が、そうでなくともちょっと入りづらい空気のはずのあの空間が、誰でも入れる楽しいイベントスペースになってるんですよ。これがどれほど凄いことか。今までのカードゲームのイベントに足しげく通っていた人はこの凄さがわかるんじゃないかな。

 

そして女性率の高さ。しかもカードゲーム界隈にありがちな山から出てきましたみたいな人がいるわけじゃなくて、なんかもう普通にかわいい人がそこらへんでおしゃれして歩いてるわけ。何兆回も言うけどこれカードゲームのイベントだよ。ありえないじゃん。

 

以前までのRAGEにもそういう風潮はあったけど、今回は特別それを感じた。ビッグサイトのパワーなのかな。とにかく楽しげなイベントだった。これを演出した人は本当に凄い。凄いとしかいいようがない。

 

対戦してみて

3人チーム戦はというと、結果から言えば個人3-1のチーム2-2でドロップ。結果だけ見るとなんか自分が頑張った風に見えるんだけど、わかんないところは横に聞きまくってたし、なんならしょうもないミスを指摘されまくってたので単純に僕の運が良くて、それ以上に横二人は下ブレしてたと思う。相手の人グラマスしか出てこなかったし、2戦目は既にシード持ち二人のチームが出てくるし、単純に大会のレベルももちろん高かったと思うから、実際どうなのかは僕にはよくわからないけど。

 

結果としては負けちゃったけど、でもやっぱり大会って楽しいな、と思った。色んな大会にでるたびにも思う。壇上に上がりたい。僕の目標はいつだって優勝じゃなくて、壇上に上がって暴れること。いやもちろん優勝したらより良いんだけど、あくまで暴れるところに生きがいを感じる。3回に1回優勝するよりも、3回とも壇上に上がりたい。

 

観戦してみて

RAGEは夢を与えるよね。ゲーマーなら誰しもあそこに立ちたいと思うだろうし、そのために頑張りたいと思う。あるいはまだ大会に出れない少年少女も、将来はゲームで頑張ってみようかなと思える大会。本当に素晴らしい大会だと思った。お金は確かにかかってるけれど、お金をかけただけじゃこの大会にはならないよ。

 

全く別の話になるけれど、観戦していて気づいたことがある。僕はときおりシャドウバースのことを「メンコ」と評するし、それを覆すつもりはないけれど、ある試合のある部分を切り取ったとき、「やりこみの差が出てるなあ、凄えなあ」と感じることもある。つまり、「メンコであること=やりこみの差が出ない」ということではない、ということ。それくらい見ていて「この人めちゃくちゃうまいなあ」と思ったり、見ていてドキドキする試合があった。シャドウバースはやりこみの差が、実力の差が、出る。

 

それでもなお「メンコ」という表現を覆さないのは、そのやりこみの差が勝敗に直結しないことが多いと感じるから。「あの人凄くうまくて、細かいところでアドバンテージを積み重ねてる……ああでもトップで引かれた……」みたいなこと結構あるじゃないですか。観客の反応や実況の盛り上がりを見ていても、緻密なプレイに会場が騒然とする(PTなんかを見ていると往々にしてある)というよりは、「引いた」「引けなかった」「引かれた」に大きくリアクションが起きる。それってつまりゲームのウェイトの多くがそこにあるってことなんだと思う。

 

もうちょっと“上手い”が評価されるシステムだといいんですけど、じゃあそういうゲームだった時に今回のビッグサイトの盛り上がりがあったかといえばそれはまた疑問系なので難しいところ。だからこれくらいが大きな意味では最適なのかもしれない。

 

ゲームの中身だけを見られてやれクソゲーだやれメンコゲーだと言われるし、Bブロックは立たされてRAGE vol.5のイメージ画像の中心はイケメンがポーズしてるけど、ゲーム外の部分まで含めたバランスという意味では、実はすごいバランスの取り方をしているんじゃないかとすら思う。オタクが最も重要視する“上手い”というパラメータは、ゲームの盛り上がりとそんなに関係がないのも、また事実だったりするのかもしれません。

 

……ああでも、今大会から導入されたDay1シードだけは本当にクソだと思う。知り合いの人に「マジックで言ったら9bye(9不戦勝のこと。=初日免除)だよ」と言われて、言いすぎではあるけど確かに、と思った。プレイヤーとしても理不尽さを感じるし、観客としても「でもあの人莫大なアドバンテージを生かして壇上に立ってるんでしょ」という歪んだ視点でどうしても見てしまう。見てる人にしたってうまい人はうまいと素直に認めたいんだから、いくらスター選手を作りたいからって思惑があるとしても、さすがにやりすぎだと思う。

 

まあ……これに関してはルールを作った人も出来うる中の最善を取ったのかなという見方もできる。日本の法律が悪さしてそうな雰囲気があるしね。シャドウバースの大会で実力主義的にするなら長いスパンでの結果を参照する必要があると思うけど、それをやると色々とひっかかりそうで、そうなると短期間での結果を参照する必要があって、そうするとシャドウバースのゲーム的に……みたいな。法律家じゃないから詳しい事はわからないけれど。

 

帰りの電車で

チーム戦0-2して暇そうにしていた平田さんと「眠いから」という理由で途中で一緒に帰ることになって、色んなことを駅までの帰り道で話しました。

 

件のあの人がなんで消えてしまったのか的な話を聞いたり、若者の文化に影響されたのかしきりに平田さんが「配信が熱い」「配信をやりたい」的なことを言ってくるので「平田さんとマブダチのSVGの株がストップ高だし、SVGのメンバーの家に順番に爆竹を投げ込む配信とかどうすか。電凸より爆竹凸の方が強いっす」とか言って見るも「俺はもう守りに入っちゃってそういうことはできない」とか言われて、僕も出来るだけ守りには入りたくないと常々思ってるけど、気持ちはすげえよくわかるなあ……なんて考えたりしました。

 

あのへんの動画に出れなくなってからシャドバ関連に関しては開き直れるようになったので、シャドバの話が最も気を使わずに書けて最近逆に感謝してるんですけどね。いつか壇上に上がれた時は、そんな話もできたらいいですね。勝たないでうだうだ言ってるのはただ格好悪いだけ。勝ちたい。

 

 

今日からウォーブレの大会に切り替えていきます。勝ちたい気持ちが日に日に増してゆく。

 

 

それじゃあまた。