【ウォーブレ】「mirage in august」を残し、タイムトラベルする
ちょもすです。公式コラムをちょっとした理由でお休みするので、自分のブログに書きます。いつにも増して言いたい放題言えるのでこれはこれでアリかなとも思っています。
↑過去の公式コラムはコチラ。
愛されるゲーム、ウォーブレ
ウォーブレ、事前告知がほとんどないまま最近になって新弾が出たんですよ。第5弾。あまりに突然のリリースすぎて予定立ててなくて、触るのがちょっと遅れちゃったんですけど、これがね。すごい。とんでもなく面白い。
ウォーブレを知らない人にウォーブレってどんなゲームだったっけ、ってところを説明すると、“開発会社ガチャ”で大ハズレを引いてゲームがフリーズしまくってまともにプレイができなかったり、カードの挙動がなんかやばかったり、「特定のカードを出すとKOTOKOが歌うぞ!」って推してた弾が、KOTOKOの歌うカードが弱すぎてまるで意味がなかったり、そりゃもう悪いところを挙げればキリがないゲームで、激しく文句の言いたくなるゲームだったんですよ。いや本当に。
オブラートに包みながら公式コラムで物を申してたら中の人に「公式コラムには文句しか書いてねえな」って晒されたんですけどね。知るか!クソゲーだったんだから仕方ねえだろ!
独自のシステムで光る部分があるからこそ、もったいないゲームだったんですよ。このゲームは最高レアリティを出すとBGMが変わるんですけど、音ゲーで楽曲作ってる人達に1から依頼していちいち作ってたり、それこそKOTOKOに歌わせたりする。Tatshが曲を作ってたりする。すごく質が高くて。世界観もしっかり作られていて、雰囲気もすごくいい。
例えば僕のかなり好きなカードであるこの《慟哭のジル・クライハート》なんですけど、「ログイン:運命を選択する。」ってなんだよってなるでしょ。やってない人は絶対に効果がわからないけど、「何が起こるんだろう……!?」ってちょっとワクワクしません?
例えばDQRのりゅうおうの「死亡時:正体をあらわす」は原作を遊んでいればなんとなく何が起こるのか想像つきますけど、これに関しては別に元ネタとかもなくてオリジナルですからね。なんにもわからない。
でも、こいつのテキストはこれ以外ありえないんですよ。ごちゃごちゃ効果が書いてあったらそりゃ意味は伝わるようになるかもしれないですけど、そうじゃない。「ログイン:運命を選択する」だからこそこのカードには魅力がある。紙のカードゲームではできなかったことを堂々とやっているところに、すごく興奮する。僕は追加ターンを得たいわけじゃなくて、運命を選択したいんですよ。
こういう魅力的な部分が確かにあるからこそ、数多のクソな部分があっても、プレイヤーや中の人達の愛情を感じるゲームでもありました。時間はかかったけどバグは少しづつ直っていってるし、スターターを売って新規の人に優しくしたりもする。太っ腹な配布もする。新規ではじめた人を見つけたら、積極的に経験者がフォローする流れがある。Twitterにファンイラストがたくさんある。そういう「愛されるクソゲー」だったと思います。
そして迎えた第5弾。
「mirage in august」を残し、タイムトラベルする
『「mirage in august」を残し、タイムトラベルする。』ウォーブレをまだ遊んでない人は是非この効果の内容を想像してみてほしいと思います。絶対当たりません。さらっと「タイムトラベルする」って書いてありますけど、このゲームで「タイムトラベルする」のはこのカード一枚だけです。
あえて効果は書かないので、気になる人はぜひゲームをインストールして確かめてください。
この女子高生、テキストの意味不明さもさながらカードパワーの高さも意味不明で、遊んでると俺も『「mirage in august」を残し、タイムトラベルしてえ』ってなってきます。いやなりますよマジで。例えば今道端でうんこを踏んでしまったら、まず間違いなく『「mirage in august」を残し、タイムトラベルしてえ』ってなると思います。「mirage in august」もすげえし、タイムトラベルもすげえ。
第5弾にあたる『Force of Axion』はこういうウォーブレの良さ、面白さ、意味不明さが色濃く出ていて、見るもの全てが新しいんですよ。カードの強力さもあるんですけど、今までになかった展開がバンバン起こるから、もはや今までと全く別のゲームをやっている感覚にすらなる。
小学生だからイムネオが出てきて「1コストは素数でしょ!邪怨で攻撃!」って豪虎出したら攻撃できなくて死んだ
— chomosh (@chomosh) 2018年5月1日
よくある偶数でも奇数でもなくて、素数。まさかカードゲームやってて教養が必要になると思わないでしょ。クイズゲームかよ。「素数……確か自身以外で割り切れない数だったような……」とか考えて1コスト速攻のトークンが出るカードを出したら見事爆死しました。
カードゲームやってて素数が嫌いになる経験、今までにありました?僕はありません。試合終了後に即「素数」で検索しました。その全てが楽しく、愛おしい。
変な話、これってメジャーなタイトルでは中々できないことだと思うんですよね。キッズは『「mirage in august」を残してタイムトラベルするってなんだよ!!!』って公式アカウントにTwitter突撃しまくると思うし、「素数ってなんだよ!!!!!まだ学校で習ってない!!!!!!!クソゲー!!!!!」ってプロデューサーにDMとか送ると思う。
言い方は悪いかもしれないですけど、ウォーブレだからこそできてると思うんですよ。ウォーブレでしかできないことをやる。そしてそれを楽しく遊ばせる。第5弾にはウォーブレのそういう魅力がたくさん詰まっていると感じました。
ウォーブレ第5弾、『Force of Axion』。非常におすすめです。単純にカードも強いので、今から始めても5弾+スターターでかなりの形にできると思います。
初めて堂々とウォーブレを他の人におすすめできました。そのことが僕は今、たまらなく嬉しいです。
それじゃあまた。