chomoshのブログ

だいたいゲームのこと。

ウォーブレ、廃村す

ちょもすです。

 

廃村

 

ウォーブレがサービス終了してしまうようです。

 

www.takaratomy.co.jp

 

最近はちょっとご無沙汰していたりはしたものの、公式でコラムを書かせて頂いたりしていたので、やっぱり寂しいですね。懲りずに読み続けてくれた方々、激しいコラムを粛清することなく見守ってくれた関係者の方々、本当にありがとうございました。ご迷惑もたくさんおかけしてしまいましたが、ゲームもコラムも楽しく遊ばせて頂きました。今は感謝の気持ちでいっぱいです。

 

コラムに書かなかった思い出とか

ウォーブレ、とにもかくにも稼働初期~中期の頃は人がいなかったんですよね。深夜とか早朝にやろうとすると対戦待ち中に出てくる地球がぐるぐる回ってる画面を無限に鑑賞することになって、当時はスト5も地球がぐるぐる回ってるゲームだったので、なんか地球がぐるぐる回るゲーム流行ってんのかなと思いながらも、このゲーム本当に大丈夫かと心配になって。

 

そんな中であるタイミングで“何故か”人が爆発的に増えたタイミングがあって、これはウォーブレ覇権きたか!?と思ったら、そのタイミングでとんでもないバグの山を生み出して割とゲームどころじゃなくて悲しいことになったりして。最近はただでさえ豪華なBGMを更に豪華にする方で頑張っててこのゲーム音ゲーだったっけと思ってたところで、サービス終了になってしまいました。

 

独自性は確かにあるゲームでした。ターン開始時にドローかメモリを選択できるリブートフェイズ、最高レアリティを出すとかなり熱の入ったBGMが流れるのは僕が凄く好きだったところです。ウォーブレの話をしようと思えば十中八九BGMの話はついて回るし、「BGMが変わると+1/+1する」なんて効果を持ったユニットがいたりするのも、実にユニークだったと思います。それでコラム書いたりもしましたね。

 

www.youtube.com

 

まあしかし、ツキのないゲームというか、色々なタイミングの悪いゲームだったというか、そんなことも思います。これは前にも書いたんですけど、アプリ側の開発運営がこの短期間で二転三転するのには当然理由があるわけで、中でもeから始まる何某はウォーブレユーザーが日常会話でネタにするほど伝説的なバグの嵐を巻き起こしました。

 

chomosh.hatenablog.com

 

前の試合に使ったカードのコストを下げる/上げる効果が次の試合にも何故か引き継いでて1ターン目からすごいことになってるとか、必殺技ゲージにあたるものを使って能力を発動するユニットが、相手の既に死んでるユニットに能力を使い続けて必殺技ゲージが空になるとか、1ターンしか効果を及ぼさない前提の効果が永続効果になって宇宙最強になったりとか、スペルを打つと能力を誘発する効果がウイルス(スペルとウイルスは全く別の種類のカード)を使うと誘発したりとか、もうなんか本当にすごかったんですよ。すごい。発覚しても中々メンテ入らなかったのも、結構すごい。

 

そもそも10回ランクマッチに潜って1回くらいしか対戦が成立しない時期とかもあったりして。1週間近くNowloadingの画面やら試合中で9割がたフリーズするゲームで、僕は定期更新のコラムに何を書けばいいんだと。「Nowloading画面での遊び方」とか書くわけにもいかないじゃないですか。あのときは本当に困った。

 

その9割がたNowloadingで止まるバグは「iPhoneの省電力モードを経由してゲームを遊ぶと回避できる」っていう技をユーザーの人が見つけて、僕も省電力モードで遊んで記事書きました。すさまじいでしょ。5年後に忘れてそうだからこうして文字として残しておくんですけど、あの時期は本当に激しかったし、あの激しい状況の中で公式コラムをひねりだすのも、今思えば楽しかったですね。

 

もちろん悪いところばっかりじゃないんですよ。1年半も経ってバグもかなり落ち着いてきたし、そんなにもひどいクソゲームなら僕のコラムがあんなに続かないし、ゲーム自体1年半も続かないですからね。ただ、いいところは公式のコラムに書いていたので、必然的にここで書くことが悪いことばっかりになっちゃうのは許してほしい。

 

一部のひどい環境や最近の方向性はともかく、1年半の歴史全体をみればかなりバランスを気にしながら作ってたゲームでもありました。

 

最近のDCGは「カード出しても後から調整すればいいや」の精神が見え隠れしないこともないんですが、ウォーブレはそこに対して真っ向から戦っていたような気がするんです。もちろん調整自体は入ってますけど、なんというか、そういう意思みたいなものを感じたんですよね。

 

これはいい意味でも悪い意味でもあります。一時の面白さや集金力よりも、バランスを気にしながら作る、しっかりしたものを作る。持続可能なものを作る。ウォーブレのカードからはそういう印象を受けました。

 

そのシワ寄せがB1の目玉であるKOTOKOさんのカードが弱いところにもでてきてしまったんだと思うんですけど、それが愛される要素でもあり、それが村と呼ばれる要素でもあるのではないかと、個人的には思っています。ウォーブレはすごくコアなコミュニティを作ったと思います。いい意味でも、悪い意味でも。

 

これから

直近は勇者杯があったり別件があったりしてちょっと触れなさそうなんですが、新弾が出たらまた遊びたいですね。まだ終わったわけじゃないですから。せっかくなら最後も楽しもうと思ってます。

 

今まで本当にありがとうございました。作っている方々も、遊んでいる方々も、また何処かで出会うことがあればよろしくお願いいたします。

 

それじゃあまた。