chomoshのブログ

だいたいゲームのこと。

クソゲーバロメーターと『勇気の英雄譚』

ちょもすです。

 

chomosh.hatenablog.com

 

僕は「5弾はすごいことになるんじゃないか」って記事をリリース前に書いたんですが、蓋を開けてみたら僕が思ってたよりもすごいことになりました。

 

どれくらいすごいかっていうと僕がうっかり一位になっちゃうくらいです。

 

6~7年くらい前から「ちょもすがランキングに載るようなゲームはクソゲー」なんて冗談まじりに言われたりしていまして、転じて「クソゲーバロメーター」と呼ばれたりすることがありました。

 

これ自体大変に不服なんですが、もし仮にもその理屈を採用するとするならば、今の『ドラゴンクエストライバルズ』(以下『DQR』)はバロメーターがMAXに振り切っているということになります。

 

……誤解のないように言っておきますが、僕は今の環境を面白いと思ってるし、だからこそやりまくってます。

 

大味である程度の実力差を覆せるのもそうですが、今のデッキは使っていて未だにプレイが改善されていく実感があるのも良いところです。僕の好きなゲームが好きな人はかなりの割合でヒットするはずなので、心当たりのある方は修正前に遊んでみることを強くお勧めいたします。

 

……そんな今環境を後世に伝えるべく、記録をここに残しておこうというのが今回の趣旨です。それでは参りましょう。

 

ゼシカとククールの二強

『勇気の英雄譚』がリリースされてから紆余曲折はあったものの、現在二強として落ち着いているのは、5弾の新機軸である【ヒーローカード】を使った《勇者エイト》を擁するゼシカのデッキと、《勇者ソロ》を擁するククールのデッキです。

 

エイトゼシカサンプルデッキ

f:id:chomosh:20181212001457p:plain

▲手札を集めるついでに盤面を取り、ついでにコストも軽くして、魔法陣を打って火力を打つと相手が死ぬデッキ
ソロククールサンプルデッキ

f:id:chomosh:20181212001450p:plain

▲手札を集めながらソロのレベルを上げ、一気に冒険者のコストを下げたら次のターンに冒険者がタンバリンで乗り込んで相手が死ぬデッキ。

 

 《勇者エイト》
f:id:chomosh:20181211193821p:plain
f:id:chomosh:20181211193858p:plain
f:id:chomosh:20181211194213p:plain
f:id:chomosh:20181211194322p:plain

 

《勇者ソロ》
f:id:chomosh:20181211194415p:plain
f:id:chomosh:20181211194450p:plain
f:id:chomosh:20181211194522p:plain
f:id:chomosh:20181211194610p:plain

 

【ヒーローカード】はレベルアップ制で、左から右にレベルアップしていきます。

 

《勇者エイト》はカード1枚からカード2枚を産み出して、テンション+1はMP+1と見做せばMP+2。テンションスキルを打つたびに強化されるカードを組み合わせれば宇宙。

 

わずか1コストとカード1枚から2枚引いてMP+2をこなし、最後についてくるおまけの結婚式も超強力。

 

さすがにこれは勇者。

 

《勇者ソロ》はコストこそ必要なものの、カード1枚からカードを4枚を産み出す脅威のアドバンテージ源。しかも持ってくるカードが限定的で、デッキ構築を工夫すればコンボパーツを安定して手札に加えることができます。

 

そして開かれる冒険者達のオフ会。仮に5コストの冒険者が手札に5枚あるとすれば、7-25=-18で18コスト踏み倒すことができます。現実にはもっと踏み倒します。

 

さすがにこれも勇者。

 

勇者が勇者たるためにどの程度のカードパワーが必要なのかは意見が分かれるところですが、現状の《勇者エイト》と《勇者ソロ》は、誰がどうみても勇者である、と言い切れると思います。

 

そういう意味でこの2枚は『勇気の英雄譚』の看板カードである役割を十二分に果たしていると言えるでしょう。勇者がクソ雑魚で《モーモン》とか《どくやずきん》とかにボコボコにされたりしてたら悲しいですしね。

 

そういったわけで、今ゼシカとククールが強いのも、ゼシカとククールが強いというよりは、《勇者エイト》と《勇者ソロ》を一番うまく使えるのがゼシカとククールだった、という言い方が正しいと思います。《ロトの血を引く者》は……血を引いてるだけです。いや、強いんですけどね。

 

《追い風》と《ワンダフルハンド》と《突撃の合図》

カードゲーム的なことを言えば、今の環境はほとんどこの三つの単語で説明ができると思います。《追い風》と《ワンダフルハンド》と《突撃の合図》です。

 

なんのこっちゃわからんという人に説明すると、三枚とも僕が昔よく遊んでいた『Code of Joker』のカードで、僕の好きだったカードです。最初期に暴れすぎて三枚とも全て修正されてしまったのであえて修正前の能力を書き記すと、

 

《追い風》

2CP 自分の場にユニットが出た時、CPを+4してもよい

 

《ワンダフルハンド》

2CP 手札が7枚になるまでカードを引く

 

《突撃の合図》

3CP 自分の場にユニットが出た時、あなたのユニット全てに【スピードムーブ】を与える

 

CPとか【スピードムーブ】とかはゲーム独自の単語ですけど、なんとなく想像はつくと思います。CPはMPですし、【スピードムーブ】は速攻です。カードを7枚まで引くはカードを7枚まで引くです。全部お祭りです。修正されてなおも余裕で使われるカードパワーでした。

 

これらのカードを現在の『DQR』にあてはめると、

 

《追い風》
f:id:chomosh:20181211194213p:plain
f:id:chomosh:20181211194610p:plain
f:id:chomosh:20181211211031p:plain

 

 《ワンダフルハンド》
f:id:chomosh:20181211194450p:plain
f:id:chomosh:20181211194522p:plain
f:id:chomosh:20181211211937p:plain

《突撃の合図》
f:id:chomosh:20181211232404p:plain
f:id:chomosh:20181211232512p:plain
f:id:chomosh:20181211232518p:plain

 

完全に一致……かはさておき。

 

大量の踏み倒し。大量ドロー。大量打点。相手は死ぬ。古今東西どんなカードゲームも、一度はこの道を通っている気がします。多くの人に嫌われがちですが、僕の愛する環境です。「俺の考えた最強の必殺技をくらえ!ドカーン!相手は死ぬ!」みたいなの、好きなんですよ。

 

『DQR』は今まさにその時を迎えています。

 

今後のことと伝えたかったこと

大変残念なことに12月の下旬にカードの修正を行う旨が既に発表されています。

 

今の環境で楽しんでいるのは僕しかいないんじゃないかというくらい否定的な意見が散見されますし、さすがに今のゼシカとククールは強すぎると僕でも思うので、こればかりは「残念だが当然」としかいいようがありません。

 

ヒーローカードにテコ入れが入るのかどうか。それとも勇者皆無罪なのか。気が狂ってまさかのアッパー調整か。どうなっても大きく環境は変わりそうなので、「二木神」となるのか「二木ニキ」になってしまうのか、その時を楽しみに待つことにします。

 

……さて、この記事を通して僕が声を大にして言いたかったことがあります。それは、「大勢の人にひどい言われ方をされてるけど、少なくとも僕は今の『DQR』を結構楽しんでる」ということです。

 

今までの『DQR』とは大きく離れてるし、戸惑う人が多いのはもちろんわかります。大味な展開だから明らかな格下に負けて、強者が萎えてしまうのもわかります。本当に強い人達から見て、ミスの多い僕が一位を取って気分が悪いのもわかります。速すぎるワンターンキルのせいで、デッキ構築が窮屈なのもわかります。楽しいと思えるのがきっと少数派なのもわかります。

 

でも僕は楽しんでます。だからなんだと言われたらそれまでかもしれませんが、僕は楽しいです。何より勝ててますしね。だから少なくとも、今のDQRを「クソゲー」だなんて言おうとは思いません。楽しいからです。

 

僕と同じように楽しんでる人はきっといるんですけど、それが楽しいと言えない空気が、雰囲気なのがすごく残念だったので、こうしてわざわざ楽しいと書きました。人によって面白いと思う環境は違いうる、というただ当たり前のことを、改めて今伝えたいと思いました。

 

僕からは以上です。

 

瞬間一位が嬉しい。 

 

それじゃあまた。

 

(C)2017, 2018 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
(C)SUGIYAMA KOBO