MSIと令和のサイゲ砲
ちょもすです。GW中に思ったことについてまとめています。
MSI
MSI惜しかったですね。シャドルー(VEGA)があまりにも強かった。サイコパワーの前に人類はひれ伏した。
去年も書いたけど、見ていて「はいはいまた日本人はボコボコにされてクソブラジリアンに煽られて帰ってくるんでしょ」みたいな空気が無くなっている点に、圧倒的な成長を感じますよね。結果としては予選抜けれなかったけど、戦えてる実感というか。だから変な話、負けても見てて面白いんですよね。戦えてるので。5年前の感じだったらオートチェスしながら観てたけど、今年の感じならオートチェスの手を止めて観る。そんな感じ。
そして何より、
MSIの『Top 20 players』に選ばれるEviを、
「(オートチェスを知るためには)ちょもすさんのブログを読んでください」と言ってくれるEviを推さない理由なし。hachamechaさんは僕の覚え方最悪すぎるからあんまり信じてない。いやしょうがないんだけど。やはりえびンモTV。そういうことなんですよね。
サイゲ砲
MCロンドン、最終戦終了後にヘッドジャッジから失格処分を受けました。
— 渡辺雄也/Yuuya Watanabe (@nabe1218) April 27, 2019
使っていたデッキの特定のカードに印が付いており、判別できる状態でゲームをしているという裁定でした。
そのような状態になっているのは自分では気付いておらず、ジャッジに呼ばれてカードの状態を見て初めて気付きました。
【 #MTGWAR 】2日目モダンラウンドまとめ【Day2】
— Team Cygames (@Team_Cygames) April 30, 2019
ミシックチャンピオンシップ in ロンドン、2日間16回戦の激闘は終わった。Team Cygamesの面々は、ロンドンの地に確かな足跡を刻むことができたのか。
渡辺 雄也のDQ (失格) について、又その写真も掲載します。https://t.co/5E1NDgThqE pic.twitter.com/IZuAGMqwBd
「MC London」での失格裁定について、僕が皆さんに伝えたい言葉を、当日の状況をまとめた記事とあわせて公開しました。皆さんに読んで頂きたい内容です。宜しくお願いします。https://t.co/19ko5iiSE1https://t.co/nNLAN98ms9
— 渡辺雄也/Yuuya Watanabe (@nabe1218) May 5, 2019
リンク先を読むのもめんどくさいという人が一定数いるのを理解しているので誤解を恐れずに要約すると、
ナベプロ、カードにマーキングがついてて失格⇒なんかおかしくね?⇒令和サイゲームス砲発射
という流れ。
思ってること
僕ずっとこのやりとりを傍観してたんですよ。mtgに関しては本当にたまにドラフトで遊ぶくらいで競技がどうとかって自分と縁遠い世界の話だし。ただ、界隈の近しい人は結構いるからTLに話題は流れてくるし、なんなら本人とも三か月に一回くらい謎の会合で他愛もない話をしたりするので、「えらいこっちゃ」と思いながら見てました。
基本的に超部外者なので、身内との会話で「お前がGP静岡のときに暴れたからリカルドがキレた」とか、オートチェスで神引きされた時に「お前、タイドハンターにマークつけたでしょ」みたいなことでふざけて盛り上がってました。すみませんでした。この場を借りてお詫び申し上げます。
僕は人柄と実績と状況から考えて100:0で「ナベさんがやるわけないでしょ」と思ってますけど、実際にイカサマがあったとかなかったとか誰が悪かったとか誰が悪くなかったとかに関しては証明しようがないのでそれはどうにもならないと思っていて、どうにもならないことはどうにもならない。
これで判定覆したら、ジャッジが絶対の競技シーンの崩壊みたいなもんですしね。その点でナベさんの立ち位置は本当に辛くて、自身の潔白がイコール自らが人生を賭けてきた競技シーンの否定となりかねない。だから今あらゆる意味でしんどいと思う。気を強く持ってほしいです。良い落としどころがあるといいんですけどね。
ルールと変化
将棋の三浦九段の時にも思ったんだけど、一つのルールに対して世の中のあらゆる環境の変化が速すぎてそこかしこで悲劇が起きてると思う。ゲームに対する賞金額がでかくなったりとか、SNSのパワーの肥大化とか、革新的な技術とかに対して、「事前にルールを決めておいてそれを絶対とする」という形式がもうきついというか。
どんな対戦ゲームでも競技化した時にそのためのルールは必ず必要になるけど、今の時代何かを決めても数年後にはすぐ陳腐化する。例えばDCGで最強AIが登場したり、格ゲーで脳波コントローラーみたいなのが出たら現状のルールではかなりのゲームが無茶苦茶になりそうですけど、別にどっちも近い未来で起こりうると思っていて。
時代の進みが早すぎてルールの穴を埋めるのは無理なので、もう何か起きることとして運用するしかないと思うんですよね。だから、ルールは絶対だけど、時代には追い付かないことも結構あるよね、みたいな認識がこれからは必要になると思う。
しかし真に驚いたのは、このことについて一選手のスポンサー企業たるサイゲームスがゲームの運営元の判断にパンチしたことですよね。これほんとすごいし恐ろしいことだと思う。例えば自分がなんかゲーム運営してて、自分の下した判定に対してサイゲームスが「いや、おかしくないですか?」ってサイトでお気持ち表明した時のこと考えてみて欲しいんですよ。吹き飛ぶでしょ。500000000000kmくらい。宇宙の果てまで飛ぶ。
これで【チームサイゲームスを応援しよう!応援するとヒヒイロカネキャンペーン】とかグラブルで始まったら僕は「やっぱチームサイゲームスだわ……Wizards許せねえ……」ってなるしね。【チームサイゲームスを応援しよう!応援するとアーカルムチケットキャンペーン】だったら「やっぱりナベさんやったんじゃねえのか」ってなるけど。
あらゆる意味で一体どうなってしまうんだろう感のあるこの事件、令和のしょっぱなにしては重すぎますが、良いところに着地してくれることを心から祈っています。
それじゃあまた。