chomoshのブログ

だいたいゲームのこと。

天空の花嫁はデボラです

ちょもすです。

 

『ドラゴンクエストライバルズ』新弾、『一攫千金カジノパラダイス』は明日リリースです。

 

www.dragonquest.jp

 

大変正直に申し上げると僕はまだナンバリングであるところの5を遊んでいない(年内にはやりたいと思います)ので、やれ花嫁戦争だとか言われても正直ピンとはきていないのですが、カードゲームオタク的に「こいつは花嫁足りうる」と思っているカードがあります。

 

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《天空の花嫁デボラ》です。

 

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思い出してみても欲しいのですが、このゲームにはテンションアップとスキルブーストに注目した《勇者エイト》という英雄カードが存在します。この《勇者エイト》と《天空の花嫁デボラ》、一見テンションとコインで注目しているところが違うため全く別の毛色のカードに見えますが、その実、性質は極めて近いカードです。《天空の花嫁デボラ》を語るうえで、《勇者エイト》との比較は欠かせないでしょう。

 

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勇者エイトでは天空の花嫁になれない

レベルごとに性能を比較してみましょう。

 

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《勇者エイト》のレベル1は設置に1コスト、テンション+1を1MPのアクションと考えれば合計7MP(+テンションスキル2回)でカードを2枚引く効果。

《天空の花嫁デボラ》のレベル1は設置に2コスト、その後は0コストを2回の合計2MPで“BETを持つカードを”2枚引く効果。

 

汎用的なドローとBETを持つカードの限定ドロー。どちらが良いか一概に述べることはできませんが、一般的にBETやGETなどを用いたコンボ風のシナジーを使うデッキの場合には、核となるカードを引く効果は重要視されます。本当にその時打ちたいかどうかわからないテンションスキルの効果分を差し引いても、《天空の花嫁デボラ》の優秀さはご理解いただけるのではないでしょうか。《天空の花嫁デボラ》はレベル1がとにかく早く、それだけに後ろに回すこともでき、序盤の動きの柔軟性が高いのがウリです。

 

BETを持つカード達がテンションスキルを回す「おうえん」持ちのユニットと比べてずば抜けて性能が低いということがあればこの性能差もなるほどとなりますが、スタッツ的には見劣りするどころか、BETGET集団は《ベビーパンサー》基準のスタッツ設定が多く見受けられます。にも関わらずここまで性能に差があるのは、天空の花嫁に勇者ごときが歯向かうのはおこがましいというフレーバーなのでしょう。

 

レベル2も見ていきましょう。

 

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《勇者エイト》のレベル2は「スキルブースト」持ちを置いた時にテンションが+1される効果。

《天空の花嫁デボラ》のレベル2はBETが発動した時にテンションが+1される効果。

 

どちらも出力は同じなので、条件の比較になります。

 

《勇者エイト》の場合はデッキに大きな制約が必要になるのは皆さんご存じの通りです。安定して効果を発動させるには8枚程度のスキルブースト持ちは欲しいところで、現状この《勇者エイト》を実用レベルで使いこなせているデッキはエイトピサロのみです。

 

対して《天空の花嫁デボラ》はBETが条件になります。これは“スキルブーストを場に出した時”よりも簡単な条件です。前のターンから残っているBET持ちを誘発させてもいいですし、手札からBET持ちを出して発動させてもOK。単純にスキルブーストよりもチャンスが広いと考えていいでしょう。

 

嫌なパターンは《天空の花嫁デボラ》のためにコインを使いたくないというパターンと、BETをしたいがテンションスキルを使いたい場面でなく、効果が実質的に無駄になってしまうパターンですが、《天空の花嫁デボラ》はレベル3を急ぐ必要性がないことから、この二つの点はそこまで大きな問題にならないと考えます。

 

また、《勇者エイト》と大きく違う点は、レベル1の段階で確実にBET持ちをサーチしている点です。ここがもう圧倒的に違う。天と地です。天空だけに。この先《勇者エイト》は地べたを這いつくばる未来しか見えません。

 

《勇者エイト》のレベル2はデッキの制約が重めなのに対して、《天空の花嫁デボラ》のレベル2は普通にBETGET持ちを入れて、普通に回していれば必ず効果が誘発します。この差は大きいでしょう。

 

レベル3の性能は比較するものでもないので省略します。さすがに《勇者エイト》の《姫君との結婚》は強力ですが、大振りホームランを狙うカードなので汎用性の高い効果ではありません。その点《小魚への施し》は暇な時やチャンス時に使うととんでもないことが起きる可能性がありますが、《姫君との結婚》ほどゲームを決めきる力はありません。

 

ヒット狙いかホームラン狙いかという違いです。ここはそれを生かせるカードがカードリストにあるか、というのが焦点になると思います。《勇者エイト》はエイトピサロという居場所が見つかりましたが、《天空の花嫁デボラ》は果たして。

 

こうして説明すればなぜ今回の記事タイトルがこうなったのかご理解頂けたかと思うのですが、僕は今回もう一歩だけ踏み込みたいと思います。

 

デボラスライムゼシカ

悪名高き《暴走魔法陣》がまだ暴走していたころ。《魔力の奔流》《ウィンドマージ》と合わせて盤面処理からドローからバーンまで全てを兼ね備えたエイトゼシカというデッキが存在しました。

 

今回《天空の花嫁デボラ》という転生《勇者エイト》を手にしたことで、またゼシカが全てを焼き尽くす可能性があるのではないか、と僕は考えています。

 

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《スラフォース》は“魔法使い”の“コストを踏み倒す”カードです。

 

じゃあ《スライム呼び》が強かったのかどうかと言われると確かに反論はできませんが、むしろ今回《スライム呼び》はデッキとかなりシナジーがありますし、このゲームの歴史において、ゼシカのコストを踏み倒すカードの弱体化される率は極めて高い数字を誇っています。《早読みの杖》《クロックチャージ》《ウィンドマージ》など。例に漏れずこのカードが破壊的なカードである可能性も十分にあるわけです。

 

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そして僕がひそかに注目している《フロッガー》は“ゼシカ”の“盤面に打点を飛ばす”カードです。

 

《ようじゅつし》《ウィンドマージ》の悪夢を覚えている人も多いでしょう。《フロッガー》はHPが低いので、さすがに《ようじゅつし》や《ウィンドマージ》に匹敵するとは思えず、《みならいあくま》に近い立ち位置になるとは思いますが、それでも期待の一枚です。攻撃力は低いが展開力があるスライムを展開するという行為と、1点を飛ばす行為はかなり噛み合っています。

 

先述した《天空の花嫁デボラ》、スライムゼシカ版《プオーン》のルーキーはデッキを回すエンジンとして強力。《魔力の奔流》がない分は《天空の花嫁デボラ》がやってくれるでしょう。

 

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そして《かみさま》。2ドローは電信柱に頭をぶつけてしまったと考えるに難くない性能ですが、何よりテンション+3を一番強く使える職業は何か。魔法使いです。そして場に残ろうならもう一回遊べてしまいます。簡単に言うとゲームの終わりです。ただ一点、《勇者姫アンルシア》の《破邪の秘技の会得》が現役で暴れる環境なら、採用がイマイチな可能性もあると思います。

 

ともかく、僕にはどうにもこれらのパーツが揃ったデボラスライムゼシカが、エイトゼシカばりの活躍を見せてくれるのではないかと今妄想しており、早くやらせろという気持ちでいっぱいです。

 

ふたを開ければスライム達が範囲ダメージの嵐であっさり破壊されるかもしれません。そうなれば僕としてはTwitterアカウントを放置して逃亡するほかありませんが、それを今知っているのは誰もいません。その結果を知りたいのなら明日遊ぶゲームはもう決まっていますね。

 

 僕からは以上です。

 

それじゃあまた。

 

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