『TEPPEN』の裏技
ちょもすです。昨日の配信でも触れましたが、『TEPPEN』の“裏技”について残しておこうと思います。
有線接続
予選前だったのでずっと黙っていましたが、このゲームを真剣に取り組むなら20000000000%有線接続の環境を作ったほうが良いです。ちょっとしたラグが打点や盤面に繋がることが多いゲームなので、ラグを排除できる要因があるなら必ず改善すべきと断言できます。
有線と無線だからといって初心者がオタクに勝てるかと言えばそんなことはありませんが、試合のレベルが上がれば上がるほど1ミスの差が試合結果に繋がるため、オタク同士の対戦ほど回線速度は重要です。特に今の環境で象徴的なのは、同型での《ベルトウェイ》の出し合い合戦。
このカードは味方の場にMP4のユニットがいれば発動する条件の効果で、相手のMP4以下のユニットをバウンスします。例えば、場にはお互いMP4のカード、自分と相手のMPは3。お互いの手札に《ベルトウェイ》があるシーンを想像してみてください。
お互いが相手のMP4のユニットを戻してやろうと同時に《ベルトウェイ》を出した時、わずかに先に出された方の《ベルトウェイ》の効果は誘発します。そして相手のMP4のユニットがバウンスされます。遅かった方の《ベルトウェイ》の効果は発動しません。なぜならすでにMP4のユニットは盤面にいないからです。
はっきりいってとてつもない差がそこで生まれます。僕は同時出しで出し勝つたびに笑顔になり、同時出しで負けるたびにクソゲームだと思っていました。《ベルトウェイ》ならまだしも、似たような効果でより効果重視の《フォーアイズ》が空打ちになると必敗です。
それ以外のシーンでもラグに悩まされるシーンは少なくありませんでした。予選の一週間前までは「やっぱり4G回線でやると、家のWifiでやる時より勝率落ちるなあ」程度の認識で止まっていたのですが、ある時突然閃きます。
「4GよりWifiの方が勝率上がるなら、Wifiより有線接続の方が勝率上がるんじゃね?」
閃いた刹那Googleに「iPhone 有線接続」と打ち込みました。これは『TEPPEN』をカードゲームだと認識だとしていたが故の盲点だったのですが、iPhoneには有線接続する方法が存在するんです。
一式揃えるのに5000~6000円程度かかりますが、5000万円もらえるならタダです。即座に周辺機器をAmazonで購入して実際に試してみたところ、驚くほど軽い。『TEPPEN』をやりこんでいればいるほどわかるのですが、アクションカードを打ってから発動するまでの間、無線だと若干のラグがあります。格ゲー的に言うなら遅延のあるモニターで遊ぶ感じです。
それが有線接続だと明らかに「入力⇒発動」までのラグが少ない。今まで間に合わなかったものが間に合うようになり、相手に間に合わせないギリギリのタイミングで行動を取れる。もちろん《ベルトウェイ》と《フォーアイズ》の出し合いも有利。
「スマホゲームで安定したいならWifi」という固定概念にとらわれがちですが、思わぬところに重要な攻略があった、というわけです。
スマホゲームと競技性
このこと自体は極めて普通というか、リアルタイム系のゲームで回線を安定させたり、遅延の少ないモニターを使うというのは当たり前も当たり前なのですが、『TEPPEN』をスマホで遊ぶ前提のゲームとしてみた時には少し問題があるようにも思います。
究極的には有線接続すべきな環境依存度が高いゲームを、PCでも据え置きでもなく、スマートフォンで遊ぶその意味です。これは『TEPPEN』が競技的に優れているこそぶち当たった問題です。
環境差が気にならないほどおおざっぱな作りにすれば良かったか、と言われるとそうも思いません。緻密さを排せば運要素は高くなるので、それはそれで面白くない人もいるでしょう。
端末のスペックも日に日に上昇して、プレイヤーの“ゲーム慣れ”も高まってきたと言われる昨今で、どの程度ゲーム、特にスマホゲームに競技性を持たせるべきなのか、というのは一つ大きなテーマであることは疑いようがないでしょう。無線の速度が今の有線の速度並みになることが技術的に可能なのかどうかは知る由もありませんが、スマホゲームでリアルタイム制を採用し、それを競技にする難しさを今回の予選で感じました。
『TEPPEN』の有線環境、強くお勧めします。
それじゃあまた。