TOTSUGEKI
ちょもすです。
May_Cap
VRCのアバターにメイの帽子をつけた。Joinするや否や「あっ……メイ使いの……ちょもすさん」みたいな反応をされ、この帽子がとんでもないヘイトキャップであることを理解する。
導入まで
このキャップは我が国を代表した先進企業であるところのアークシステムワークスが、現在開催中のバーチャルマーケット2021に合わせて無料で配布しているもの。素晴らしい。今ならTOTSUGEKIが無料。
VRChatなるアプリケーションはプレイヤーが終わったオタクであることを前提に設計されているので、スマホをタップすることで自身のアバターにキャップがついたりはしない。Unityを意味不明なバージョンで起動して意味不明のプラグインを入れて意味不明の値を調整しなければ、キャップを被ることすらままならない。そのことはわかりきっていたので、キャップ一つ装着するのにも重い腰を動かす必要があった。だが試しに試着したら思いのほか似合ってしまい、そのうえ「かわいい」とまで言われてしまってはそれはUnityを起動せざるを得ないだろう。
そして希望もある。我が国を代表した先進企業であるところのアークシステムワークスなら、僕のようなUnityのUの字もわからない模範的一般市民のために、Readmeに事細かにやり方を書いてくれているかもしれない。一縷の望みをかけて僕はメイのキャップをダウンロードしてReadmeを開く。
■導入方法■
①このデータを導入する前に以下のものを導入してください。
1.Unity2019.4.31f1
2.VRCHATSDK
3.UTS2_Shader_v2.0.7②フォルダ内にあるUnityPackageをインポートして下さい。
③パッケージ内のPrefabをご使用ください。
以上。
終わってる。アークシステムワークス本当に許せない。初心者に優しくない格闘ゲームそのもの。オタクならわかるだろと言わんばかりの簡潔すぎる説明。
腹が立ったのでUTS2_Shaderの導入から調べる。上二つはひよこをアップロードする時に既に導入してあるからだ。UTS2_Shaderの導入はUnityのフォルダにコピーしろとのみ書いてある。Unityからファイルの場所を開いて上記のファイルをコピーしてみる。何も起きない。キレる。キレちらかして暴れているとUsersの中にあるMy projectなる謎のフォルダを発見する。確かにAssetsフォルダがある。これだ。コピーする。導入できたっぽい。
そうして前回のProjectを開こうとすれば今度は英語でお前のひよこはVersionがなってねえ。韻を踏めよBoy的なエラーメッセージを英語のラップ調でUnityに吐かれる。これがHIPHOP。よくわからなかったのでお前に俺のリリックの何がわかるんだとOKを連打して強硬したらなんとかなった。
②、③の手順とその怒りについて書くともはや収拾がつかないので省略するが、終始怒りながらGoogle検索をかけ、偉大なる先駆者達の文献を読み漁り、これだけの作業にかれこれ1時間ちょっとかかった。古くはYahooジオシティーズでHTMLタグを打ちこみ、WinampとかAviutlとかOBSを通っているからこそなんとか耐えれたと思う。僕はこの日Aviutlを触っている時の怒りを完璧に思い出してしまった。このヘイトキャップを被るために。
メイ、本当に許せない。
それじゃあまた。