バカでもわかる絶望の天魔アザゼルのエラッタについて
最近CoJが至極まっとうなTCGになっていると感じていて、
それはつまりどういうことかというと、僕が勝てないってことなんですけど。
僕は大いなる世界でハメたり冥天でハメたりとかそういうのが好きなんですけど、世論はそれを許さないようで。ああ、悲しいなあ。勝てるデッキがほんとしばらく出来てない。のでモチベも低い。MOの日記でも書こうかなとか思うくらいには……。ああCubeドラフト……。
それはともかく。
とりあえずこれ持ってきました!『絶望の天魔 アザゼル』!!! #coj #パラメーター調整 (J子) pic.twitter.com/1swz5cyldV
— コード・オブ・ジョーカー(COJ)公式 (@coj_sega) 2014, 9月 24
なんか反響がすごいので、もう1個持ってきちゃいました!!!『光神・アマテラス』だJ!!! #coj #パラメーター調整 (J子) pic.twitter.com/6MsDeFoxJW
— コード・オブ・ジョーカー(COJ)公式 (@coj_sega) 2014, 9月 24
エラッタがくるらしい。画像は2枚だけだけど、どうやらそれだけでは終わらない様子。
ともあれ、CoJをやる上で、このアザゼル修正の話題は避けて通れないだろう。
© SEGA
トリガー破壊が一枚になるらしい。
そして、闘士/天使がつくらしい。
一つだけはっきりしているのは、この修正はかなりの弱体化です。
Twitterの反応とか見てると、意外とそう思ってない人も多いみたいなんですけど、これははっきり弱体化です。
弱体化、っていうのも正確な表現ではないかな。大幅に汎用性が下がるという言い方が正しい。
今回の修正のアザゼルのポイントをプラスとマイナスに分けて考えてみよう。
■今回のアザゼルの得たものと失ったもの
プラスポイント ⇒ 闘士/天使を得た
マイナスポイント ⇒ トリガー破壊を1枚失った
点数付けって僕はあんまり好きじゃないんだけど、じゃあ仮にね、これらのプラスポイントとマイナスポイントをつけるとするじゃないですか。それは個人によって差のあるものだけど、僕としては、
闘士/天使を得た ⇒ プラス2ポイント
トリガー破壊を1枚失った ⇒ マイナス1000K井ポイント
もうこれくらい差があるんですよ。K井ポイントについてはここでは説明しないけど。でもこれくらい差がある。
【闘士/天使】っていうのは弱い能力ではないけど、少なくとも、今の環境には合っていない。なぜなら、複数のカードを並べるのが困難だから。
複数のカードを並べてあれこれ、ってそれこそプロメテウス+ヒトミ、みたいな、相手は死ぬ級のコンボでないと評価しづらい。
で、トリガー破壊が1枚になったのはもうむちゃくちゃでかいマイナス。出せば得するカードだったのが出しても得できないカードになっているということは、それはもうすごいことですよ。カードのやりとりだけ見て超極端に言えば、ハッパロイドから1ドロー取ったってことですよ。
ところで、カードを評価するにあたっては、シチュエーションというのは考えるべきポイントの一つです。
例えば今のアザゼルは、相手のトリガーゾーンに2枚以上カードがある時にめっちゃ強いし、相手にL2以上BP6000以上のユニットがいる時もめっちゃ強いし、両方の条件を満たしてたらこの世の終わり級。
そしてこれらの条件は3ターン目くらいから、いつでも起きうる状態だと思います。
そう、今までのアザゼルの強い条件は「自陣」は全く影響していないですね。
さて、そこで能力を弱くした代わりにアザゼル【闘士/天使】がつくとどうなるか。闘士/天使が強いシチュエーションっていうのは、自陣に天使のユニットがいて、アザゼルのBPが上がる必要性がある状態ですよ。だってBP6000で殴れるなら闘士/天使そもそも必要ないですからね。他には……天使が横にいてBPの高いアザゼルを立ててエンドして守りたいシチュエーション、だけど、まあ……って感じだと思うんです。
で、それらの状況は、相手のトリガーが2枚以上ある場合と、どっちが発生頻度が高いですか、重要度が高いですか、影響力が高いですか、という話ですね。僕は圧倒的にトリガー2枚割れて嬉しいシチュエーションの方が脳内シミュレートした時に多かったので、弱体化だろう、と判断したわけです。
■感想の違いはランクの違い
ある意味、これは決して悪い意味ではないんだけど、この反応の差はランクの差なのかもしれない。ティターニアって0ptカードじゃないですか。でも僕ほとんど使われたことないんですよ。それってどういうことかと言えば、下のランクの人達が使っていると想像できるわけです。
ティターニアが下の方の人達に使われているのは恐らく、「BP対決が重要」な勝負をしているからなんですよ。これ別にバカにしてるとかじゃないんですよ。そういう環境なんだろうと思われるわけです。BPは正義。僕達だって最初喜んでアフロ使ってたじゃないですか。
そういった環境においては、このアザゼルの【闘士/天使】というのは、高く評価され得るのかな、とも思うんですよね。使用率は下がると思うんだけど、コードオブジョーカーオタクがクソクソいってるほどクソなことにはならないのかもしれない。
■アザゼルに残ったもの
L2への6000ダメージはそのまま残ってる。が、僕は正直ここはどうでもいいと思ってる。多分なんだけど、これが残ってないと、L2以上への圧力が薄まりすぎて、カウンタークロック系のデッキとか、そういうのが大暴れしたりしなかったりするんじゃないかなと思うんですよ。だからまあ、ハデス以外のL2以上への圧力として、必要悪なんじゃないかなあ。
アザゼル本体の汎用性が下がっている分、プレイとデッキで十分注意しましょう、というレベルに落ち着いてると思うんだけどね。
■何故アザゼルは弱体化されてしまったのか
別にさ、何の問題も無ければエラッタなんかしないほうがいいに決まってるんですよ。めんどくさいしね。でも、エラッタするということは、そこに何かしらの意味があると思うんです。
トリガー破壊効果のほうが弱くなったということで、僕が予想するのは、各種トリガーやインターセプトに対して、大きく影響を与えすぎていたのがまずかったのかなあということ。
こういう奴らとかさ。こいつらって一応SRなんですよ。スーパーレアなんだけど、アザゼルがいつ出てくるかわかんないみたいな環境ではやっぱり使いづらいじゃないですか。戦略には組み込みづらい。「金の卵警戒して3点止めするくらいなら削りまくってアザゼルでウェーイwww」とかやってたほうが合理的な環境だったわけですよ。それはちょっと悲しいよね。SRとしてさ。まあ他にも悲しいSRはいっぱいあるんだけど。
あと単純にヘイト値は高かった。アザゼルとベルゼブブは資産なし初心者狩りの象徴みたいなところもあったと思うしね。想像してた以上に人気が出ちゃったんだろうなあと思います。
えらい書いてしまった。僕はアザゼルにどれだけ熱を持ってたんだろう。遅くなっちゃったので今日はこのへんで寝ます。アマテラスのエラッタは正直みんなどうでもいいと思ってそうなので特に書きません。殴りやすくなってL3狙いにいけるシチュエーションはどれだけあるんだろう。それがあるなら結構強くなってると思うけど、そればっかりはやってみないとわからないよね。
しばらくペース落としての更新になると思います。あるいは、全く関係ないことを書くかもしれない。ごめんなさい。それじゃあまた。