chomoshのブログ

だいたいゲームのこと。

tcgフェスの感想とか

 ちょもすです。

 

 

感想

これはあくまで僕の感想だと前置きしたうえで正直に言いますとですね。特に何も感情が動かなかったんですよ。

 

いや、イベントとしてのレベルは絶対に低いんですよ。ほぼ全カード展示って言いながら全然カードないし、クラッシュギアのところに大空翼くんいるし、トレーディングカードを最先端技術で保護!とかいってるところのスタッフは嘘でしょって思うくらいカードゲームの理解がないし、そもそも見るところが大してないとか、粗を上げれば本当にキリがなくて。

 

いいか悪いかで言ったら悪めのイベントだと思うんですよ。でも、だからといって「ここがクソでした!!!」みたいなことをやるほど一部の隙もないクソって感じでもなくて、主体的に挑んだ人達はちゃんと楽しめた人もいた、そういうイベントだったと思うんですよ。平均点は低いけど満足した人達もいる。だからそこに水を差すのもちょっと違うかなって思っていて。

 

出来の悪い文化祭というか、そういう表現が近いのかな。「〇〇高の文化祭の出し物が雑魚、日本万博だったらこうする」みたいなマウント取りに行くのは意味わかんないじゃないじゃないですか。だって文化祭なんだから。あくまで文化祭だから、出し物とかに対してどうこういうのは野暮かなと、そういう風に思いました。

 

カードゲーマーによるカードゲーマーのイベントではない

公式サイトで「カードゲーマーによるカードゲーマーのイベント」って書いてあるけれど、これに関してははっきりとそうでないと思う。協賛にWotCとKONAMIがいなくて、メインステージのトリが某店長のうすら寒いやりとりのイベントが、「カードゲーマーによるカードゲーマーのイベント」を名乗るのはいくらなんでも図々しい。

 

別にここで某店長の是非を語るつもりはない。ただあれだけ特定のゲームを貶めるような発言をしていて、曲がりなりにもゲームに真摯に組んだプレイヤーを差別するような人間が、表立って出るイベントを応援したいか。応援したい人が、企業が、どれだけいるかという話。少なくとも僕はしない。じゃあ入場費払ってんじゃねえよって思うかもしれないけれど、何にしても見ないことにはなんとも言えないと思ってるから、そこは妥協したということにしといてほしいんだけど。

 

真に「カードゲーマーによるカードゲーマーのイベント」を目指すなら、少なくとも応援されるイベントにならないといけないと思う。どれだけ出来が悪くても、どれだけ見通しが甘かったとしても、そこに応援したい何かがあれば、道が開ける可能性が残ると思うので。

 

どうする

今回のイベントを一言で言うと「やたらでかいショップ(幕張メッセ)のフリースペースで古いTCGも遊べてなんか業界のおっさんがそのへんで喋ってる」っていうイベントだったと思うんだけど、中途半端だからいっそどっちかに振り切った方がいいんじゃないかと思った。

 

ただでかい箱を用意して好き勝手カードゲームをやらせるのか、あるいは大会やら新商品やらの見世物をやるのか。今回は「でかい箱を用意して好き勝手遊ばせる」方面では“比較的”成功していて、それ以外の部分がかなりだめ、みたいな状態だったから、もう単純に箱だけ用意した方が良いように思った。ただのオフ会。

 

僕が真に求めてるのは色んなカードの大会が一緒に行われるイベントだけど、このガワだとどうにも無理そうだしなあ。

 

ただ遊ばせるイベントだと今度金にならないとかそういう話になるんだろうけれど、今求められてるのは「自分の遊びたいカードゲームが遊べる場所」なんだろうな、ってことは、その場にいて強く思った。自分自身の実感としても、紙は大会を除くと本当に遊べる場所少ないし、環境作るのが大変だからなあ。

 

カードゲーム愛

僕一つだけこのイベントで感動したことがあったんですよ。何かって、フリーの対戦スペースにイマクニ?さんがいたんですよ。ポケモン言えるかな?のあのイマクニ?さん。普通に目の前でカードして遊んでる。

 

 

 なんていうか、その光景が愛以外の何物でもないと思ったんですよね。イマクニ?さんの、ポケモンカードに対する愛。こんなわかりきったクソイベントに自ら赴いて、めっちゃフレンドリーに接してくれるイマクニ?さん。お金もらっても中々できることじゃないじゃないし、全然断れることだってできたと思うんですよね。Wiki見たら48歳だよ。イマクニ?その人が来てくれてカードやってる、そのことになんかちょっと感動してしまいました。

 

 このイベント自体を愛してる人はこの世に3人くらいしかいないと思うんですけど、個々のカードゲームを愛してる人はその場にきっとたくさんいたから、ブログを書いてて、言葉選びが難しいんですよね。個々のカードを愛してる人達がうまく消化できる枠組みが作れれば、もうちょっと幸せな人が増えそうだなと、そんなことを思いました。

 

以上です。

 

それじゃあまた。