闇神・ツクヨミが史上最強のカードではない理由

某ブログに対抗してみただけで別にそんな大層なことを書くつもりはさらさらないんですけどね。

ツクヨミに関してはまだ出たてっていうのもあるけど結構評価は分かれていて、全体的な傾向としては上位プレイヤーほど評価をあまりしていなくて、そこまでランクの高くないプレイヤーほど評価をしている気がする。いや別にだから弱いとかってそういう話じゃないよ。まだ全然使われていないし、まだまだわかんないカードだとは思うんですけど。

ただ、その評価が分かれている根底にあるのはなんなのかっていうのを考えた時に、強いプレイヤーほど「勝ってる時に強い」タイプのカードを評価しない傾向はあるよね、というのが今回の話になります。

捲るカード捲らないカード

例えば戦神・毘沙門ですよ。これって要するに今までのことをなかったことにできる、大逆転カードの典型だよね。盤面を重視する相手に対して逆転することができる。

冥王ハデスもそう。めちゃくちゃやられてて本来ならやばい所を、一気に盛り返すことのできるカード。こういうカードって基本的に「負けてる時ほど強い」カードじゃないですか。少なくとも勝ってる時にリセットするより負けてる時にリセットするほうが嬉しいよね。

で、ツクヨミについて考えた時にこれはどういうカードなのかってことなんだけど、ツクヨミが活躍するシーンっていうのは、「相手よりＢＰ勝負で概ね勝っていて、かつ、相手のフィールドのユニットの持つ誘発型または常時型能力が強力である時」なんだよね。これって負けてる時と勝ってる時どっちが多いかっていうと、俺は勝ってる時のほうが多いと思う。

ちなみに、２コススピムとして使えるから汎用性高くて強い！みたいな意見をチラホラ見るけど、そんなこと言ったら信託の天草は４ｐｔにならないでしょ。だからその点は低く見るべきだと思う。

同じEXブーストで出てきた暴虐王バアルなんかもツクヨミと同系統のカードで、勝ってる時にむちゃくちゃ強い。トドメを指す。あるいは、均衡している状態を一気に傾ける。つまりこの手のカードって結局「均衡している」か「優勢である」時にしか機能しないことが多くて、実は後攻で捲る、みたいな動きに関与することはそう多くないんだよね。

ランキングが上がれば上がるほど、後攻の勝率をいかに上げるかというところに重点を置かざるを得ないので（先行ブン回りは誰がやってもそれなりに勝てる）、こういう勝ってる時に強いカードよりも、負けてる状態をなんとかするカードを中心にデッキを組むことが多い。海洋のハデスとか、スピムの御供とかね。

EXブースト限定カードのアレやコレ

ツクヨミがなんだかんだと騒がれている原因にはもう一つあって、それがこの排出方法。バアルの時はみんな仕様がわからなくて意見のしようもない状態だったけど、バアルくじの勝手を知れば、そりゃあこの排出方法に怒る人がいるのも無理はないと思う。

多くの人が問題にしているポイントは「最もツクヨミを効率良く手に入れる方法が、店内対戦で即サレンダーすること」であるというところだと思う。そらトレードだったり、気長に全国対戦しながら集めることはできるし、事実俺もそうするつもりなんだけど、それを納得できない人はまあいるよな。それはツクヨミを評価しているほどそうなると思う。

だって自分が最強だと思うカードを手に入れる手段が店内即サレだったとして、そのしょうもない作業をわざわざゲーセンに行って喜んでやる人はいないと思うんだよね。お金を払うのはいいとしても、店内即サレでいつ出るかわからないＰＲカードを掘る作業ってやっぱつらいよ。ただでさえ今の人達は時間が無いからソーシャルゲームが流行るわけでしょ。そこで気軽さが売りのCoJが、面倒くさい作業を要求してきたら不満は出るよね。

噛み合って盛り上がった感

そういう二つの盛り上がりポイントがあって、なんかツクヨミが炎上気味になってる気がする。炎上ポイントはなんでもかんでも皆探してるしね。まとめブログとかもう「叩ける人材見つけたんゴｗｗｗｗ」みたいな記事ばっかりだしそういう世界になってきたんだなと実感してるけどそれは別の話か。

俺が言いたいのは多分ツクヨミそんなに強くないからそこまで焦ったり騒がなくても大丈夫なんじゃないの、ということと、プレイヤーからお金を搾取するのは別に構わないから、手に入れるために時間のかかりすぎるこのクソ排出方法はなんとかしてくれっていう二つです。そんなことより最初の頃からずっと応援しつづけてる歌い手のろんちゃんがそらると一生イチャイチャしている現実が辛くて目の前のXBOX360を破壊しそうなんだけどこの怒りはなんだ。なにが一緒にねとらじじゃ。嫉妬か。そうだよ。

ポメ錦の話もしたいんだけどそれはまた別の日に書こうと思います。

それじゃあまた。