『天気の子』はオタクの映画でした
ちょもすです。
『天気の子』見ました。ネタバレがあります。
先に行っておくと僕は映画オタクでもなければエロゲームのオタクでもないしアニメオタクでもないし深海誠のオタクでもありません。細かい描写とか隠された何某とかそういうのはあまりわかりませんでしたけど、この映画は楽しく見れました。でも瀧くんが出てきて「あっ!!火力サイコパス!!!」とは思いました。
前作『君の名は』は瀧くんの高すぎる火力から変電所だかを爆発させるシーンが異常に印象に残っており、それ以外の二人のやりとりはもどかしいを通りこしてアホ、あるいはサイコパスそのものなのでサイコパスホラー作品として認識していますが、『天気の子』は世界か女かのベタベタの展開でありながらも、だからこそ安心感があり、「こういう主人公が青少年のオタクに悪影響を与えるんだよな~~~」と思いながらすっかり楽しく見てしまいました。
僕にとって『君の名は』との大きな違いは主人公のスタートがカスかカスでないかの部分です。瀧くんはイケメンだしパンピーの友達に恵まれてるし神木隆之介でしたが、穂高は逃避したカスとして始まるので超安心。
個人的『天気の子』の熱いシーンは二つあって、須賀さんが警察官をパンチするところとラストの陽菜ちゃんがJKの制服姿のところ。
前の流れから穂高君の中二病にやられて熱くなっちゃった須賀さんが警察官を殴るのは目に見えてたんですけど、でもやっぱり「芋野郎!!ここで殴らなかったら芋だぞ!!!」みたいな気持ちにさせてからしっかりボコボコに殴ってくれるので「誠ありがと~~~」ってなりました。あのキャラが一番観客に近いじゃないですか。たぶん。だから代わりに警察殴ってくれて嬉しかったというか。いや、あの警察のおっさんも大概かわいそうなんだけど、オタクの映画だからそれはもうしょうがない。
ラストの祈ってる制服姿。ああ年齢詐称。ああオタク。ああ水没。ああ青春。もう全部込みですよね。陳腐な言葉はいらないと思うので特に何も書きませんけども。
でもこれ僕が楽しんじゃってるってことは『君の名は』ほど売れないんでしょうね。死神だし。オタクが楽しいタイプの作品だと思ったのでオタクの人は見に行ってみるといいと思います。
それじゃあまた。