GBVSと対戦ゲームをちゃんと遊ばなきゃいけない病
ちょもすです。
少年法キックで楽しく遊んでいます #PS4share pic.twitter.com/3YDYiWeCKQ
— chomosh / ちょもす (@chomosh) 2020年2月13日
格闘ゲームは初心者ですが、少年法が適用されているとしか思えないグランくん(15歳)で楽しく遊んでいます。ランク的に〇〇仕込み何某とか反確にちゃんと差し込んでくる真面目なプレイヤーが増えてきて息苦しいのでランクマッチはそろそろ引退かとも思っています。知り合いでGBVS遊んでいる人は気軽に声をかけてください。対戦しましょう。
痛いほどわかる
痛いほど共感しました。僕も格闘ゲーム初心者なので、読んでて普通につらい気持ちになりました。いや真面目に。ふざけてるわけじゃなく。
これは格闘ゲームに限らない話だと思うんですが、歴史がある対戦ジャンルには初心者が始めるにあたって一種の“罠”が存在していると僕は考えています。その罠に無理やり名前をつけるとするなら、“ちゃんと遊ばなきゃいけない病”です。これはインターネットとストイックな対戦ゲームの組み合わせがもたらした現代病のひとつだと僕は思っています。
対戦ゲームをちゃんと遊ばなきゃいけない病
体育の授業で行われるバレーボールってありますよね。なかったらサッカーでも野球でもいいんですが、ここではバレーボールで話を進めます。体育のバレーボールの試合で対戦相手に勝とうと思った時、最適な行動はなんでしょうか。僕は「なんでもいいから相手の陣地にサーブを入れる方法を考える」とか、「明らかにレシーブできない奴のところにサーブを打ち込む」とかだと思っています。
そもそも体育のバレーボールで勝敗を重視する奴は人間としてどうなのかということはさておき、どうせまともに試合になるわけないし、そこには正しいバレーボールのセオリーに反した楽な勝ち方は存在するよね、というのが僕の言いたいことです。
このことを現代のネット環境のある対戦ゲームにおきかえると、不思議なことに、授業中のバレーボールに対して突如現れたセミプロが「今のはセッターが全体を把握すべき」みたいなアドバイスをするケースが溢れている状態です。
間違ってはないし将来的にはそうするべきかもしれないけど、今勝つために必要なのはそれじゃない技術を伝授されるケースです。正しいことを教えているので悪いことではないような気もしますが、今どうしても勝ちたい奴に、努力をし続けると半年後に実るような技術を教えるのは一種の悪であるとも僕は思っています。しかも根が真面目な人ほど、それを忠実に練習してしまったりする。するとどうなるか。修行の始まりです。
歴史ある対戦ジャンルほど確立されたセオリーの数が多いので、初心者の改善点はたくさんあります。ただしそのことに無自覚な人は、優先度まで意識せずにアドバイスしたりします。しかもそれは不幸なことに“正しい”アドバイスです。僕が声を大にして言いたいのは「将来的に必要なくなる(期待値が低い)けど、初心者同士の対戦で最も勝率を上げる技術」がこのインターネットでは軽視されがちであるということです。
将棋の棒銀です。カードゲームのアグロデッキ(真に強い場合もある)です。格闘ゲームの過剰なぶっぱなしです。FPSの芋プレイです。SC2の6poolです。
“今勝つ技術”と“上手くなる技術”は違うことがよくあります。上級者ほど“今勝つ技術”と“上手くなる技術”は近くなりますが、初心者ほど“今勝つ技術”と“上手くなる技術”は遠くなる傾向にあると僕は考えています。
このことはよく無視されます。上手い奴が言うことには実績という説得力があるので納得せざるを得ない現状があり、それをもってインターネットが上手い奴がこう言っていたと拡散します。無敵技をガードして反撃しよう、不利フレームを背負ったらおとなしくしよう、リスクの高い技をあまり振らないようにしよう。上級者ほど今勝つことと将来的にうまくなることが直結しているので、今勝ちたい初心者とのギャップが生まれます。
誰も「狂ったようにダッシュで走って足払いからおもむろにバハムートを出そう」とはアドバイスしません。“間違っているから”です。将来的には陳腐化するからです。しかし僕はダッシュリープとダッシュ投げとダッシュバハムートの三択を嬉々として仕掛け続けました。この“間違った”行動は僕のモチベーションを維持するために必要な行動だと今でも思っています。
世間では対戦ゲームを競技にしようとする動きもありますが、多くの人にとっての対戦ゲームはただのゲームです。楽しむことより上手くなることが先に来るのはおかしい。それでも「対戦ゲームはストイックに遊ぶべき」といった風潮が広がりつつあるのは、息苦しい世界になりつつあると思います。上手くなるのが楽しい人ももちろんいますしそれ自体はとても羨ましいですが、そうでない人が多くいるのもまた当然のことです。
今回僕もGBVSを遊ぶにあたって一つのルールを設けました。それは「修行をしないこと」です。
修行しないために
初日にGBVSを適当に遊んでいくうちにわかったことがありました。
・画面端で相手に固められるのは修行なので自キャラに昇竜拳が必要
・近づけないで殺されるのは修行なので自キャラに突進技が必要
・大ダメージコンボがないとおもしろくない(修行)なので自キャラは高火力が必要
キャラクターはなんとなく条件を満たしそうなグランを選択しました。見た目やらの魅力的な部分を考えるとメーテラも捨てがたかったですが、キャラクターの魅力と今勝ちたさを天秤にかけた時に今勝ちたさが上回ったので今勝てそうな方を選択しました。
次に今勝率が上がる方法は何かを考えました。結論から言うと、単発でダメージの高い開放奥義(バハムート)をぶっぱなした時、当たる確率が高い場所は何処なのかを考えることでした。低ランクなら意外と反撃もされず、バハムートは呼び得です。
七色のバハムート
・ダウン起き上がり時にバハムート
基本です。
・ダウン起き上がり時に遅らせバハムート
暴れてこないと思わせておいて、遅らせバハムートすると小賢しい奴がバハムートで吹き飛びます。
・(遠距離時)ダッシュ2D>バハムート
当たったら「ヒット確認しました」とか言ってフカします。
・ダッシュ昇竜(スカ)>着地バハムート
当たったら「暴れないでください」と言うと相手がイライラします。
・起き攻めリープ>遅らせバハムート
リープをヒット確認するのがめんどうくさいので適当に遅らせてバハムートするとたまに当たります。
・弱ドライブバースト>バハムート
本来は確定反撃を受けるポイントですが、練習していないと反撃が難しく、ネット対戦ならヒット率高めです。
・強ドライブバースト>バハムート
不利フレームの魔術師。
あとは
あとは対空する方法を考えたり、対空からダメージを出せる方法を覚えたり、どうしたらバハムートをあてるチャンスが増えるのかを考えたり、ユグドラシルに虐殺されない方法とか覚えていったらSSになれました。パナしポイントの次に対空は今勝ちたい人にとって優先度が高いと思います。
あくまでこれは体育の授業中にバレーボールの試合で勝つ方法であって、バレーボールが上手くなる方法ではありません。
でも僕はこれで十分楽しく遊べています。楽しむために間違ったことも必要だと思っています。本当に気が向いたときだけ、本当に破壊したいライバルが現れたときだけ、バレーボールが上手くなる練習を少しだけしています。ゲームが上手くなる最大の秘訣は、モチベーションを大事にすることだと信じて。
参考にした配信
コンボが重いので参考にしました。取り組み方は意識が高すぎる(トレーニングモードの時間が長すぎるうえ、オタク)のであまり参考になりません。
キャメイさんの方が“厨房”って感じで参考になりました。
以上、GBVS楽しんでいる男の独り言でした。
それじゃあまた。