chomoshのブログ

だいたいゲームのこと。

にわかに界隈でマーダーミステリーが流行り出している話

ちょもすです。

 

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すごくよかった。シナリオや演出の面白さもそうだし、5人の絶妙な距離感から出てくる言葉の端々が魅力的。ネタバレがあるので内容には踏み込めないけど、とんちんかんなことを言っても面白いし、するどい推理が飛び出しても面白いし、何をやっても面白いんだよね。それでいて物語が破綻しないんだからゲームの出来がいいのだろう。

 

何を隠そう未プレイなのに三部作を全部見てしまった。「マーダーミステリーみたいな"光"のコンテンツをシャカパチカードオタクが5人集めるの不可能だろうしネタバレ問題なし」という勢いで見たのだけれど、なんの因果か今週末に別のマーダーミステリーをやることになっている。しかも冗談みたいなプレイヤー陣で。

 

墓標に僕の初マーダーミステリーのプレイヤー陣を書いてくれたら死してなおマウンティングできると考えているので、僕が死んだ際には何卒よろしくお願い致します。

 

 

例えばT/DCGプレイヤーを集めて楽しそうなマーダーミステリーをする画が思いつかない

なないさんを端を発した格ゲー狂気山脈、ひいてはそれに伴う界隈のマダミスブームの本当にすごいところは、次々と関係性のある複数人を結成して、卓が立っていること。そしてそのどれも面白そうなこと。

 

 

僕が見たいマーダーミステリーというのは、ざっくり言うと「関係性のある、気心の知れた複数人が珍妙怪奇な出来事に巻き込まれて右往左往しているところ」なんだけれど、スト5周りの人達は気心が知れた複数人を集めるのに困っていないように見える。気心が知れてるかどうかはともかく、そこそこの暴言を投げても成立する関係性はかなり広いように見えるし、何よりみんな配信しているので、表立つことができる。

 

ここで「めっちゃ面白い夢のメンバーを集めたD/TCGマーダーミステリー卓」を試しに想像してみよう。これが僕にはまるでイメージができない。なんなら一番最初に僕の頭をよぎったのは某店長だ。一体どんなメンバーを集めればいい感じの卓ができるのか。

 

D/TCGに限った話でなく、TRPG/マーダーミステリーの性質に理解があり、それを配信に載せてエンターテイメントにできる複数人を集めるというのは本来めちゃくちゃに難しいことのはず。それが簡単にできてしまうスト5周りの人達が恐らく奇跡的存在で、そこに気づいて合体させまくっているなないさんはすごい。令和の魔導サイエンティスト。電流格ゲーGMおじさんの需要は高いのだ。

 

『Among us』よりも一期一会感があり、SFLあたりから観測できる「人推し」「箱推し」文化にも噛み合ってるし、競技プレイヤーと同時に成立できそうでもあり、先の明るい話。これからも楽しみにしています。

 

 

それじゃあまた。