ルームマッチで100万円
ちょもすです。
ルームマッチすると100万もらえるの冷静に考えてわけわかんねえな
— chomosh (@chomosh) 2018年3月29日
十年前は1プレイ300円で開幕乙されて二時間待ちだったのに今や1プレイ無料で100万円もらえる
— chomosh (@chomosh) 2018年3月29日
いやさ。100万円って言ったらMaster of Agent準優勝2回分ですよ。Master of Agent準優勝をシャドウバースでルームマッチするだけで越されるの、かなり悔しいじゃないですか。ゲームで賞金50万円もらったことがあるって結構自慢できることでしたけど、これから先「いや?僕シャドウバースのルームマッチで100万円もらいましたけど?あんた雑魚?」みたいな感じで100万マンにマウント取られるわけでしょ。最悪だよ。
さすがにルームマッチしただけで100万円もらえるのはすごい。Cygamesはすごい。そのうち渋谷で歩いてる人のスマホ抜き打ち調査して、シャドバが入ってなかったら懲役3年とかそういうキャンペーンがはじまると思いますよ。5年後くらいに。
対戦ゲームにおける人口の価値
しかしこれって要するに「対戦ゲームの人口はそれだけ価値がある」とCygamesが判断してるわけですよね。金を払って対戦ゲームをやらせる時代はもう終わっていて、金を払ってでも対戦ゲームをやってもらう時代になりましたと。そういうことを言ってると思うんですよ。
凄い時代ですよね。面白いから人が集まるんじゃなくて、人が集まるから面白い。
何故その逆転現象が起きたかと言えば、対戦ゲームにおけるランクマッチが当たり前になったからでしょうか。昔はインターネット環境的にもゲーム環境的にもランクマッチが搭載されているゲームは多くありませんでしたが、今ではランクマッチがない対戦ゲームの方が珍しい。
旧来の対戦ゲームは身近な人と遊んで面白かったら大会なりイベントなりに飛び出して、身近でない人と遊ぶ流れが一般的だったように思います。でも今の対戦ゲームはその逆で、身近でない人と遊んでから、身近な人を作るのが普通になったというか。対戦ゲームをやるのに対戦相手を探す必要がなくなったからこそ、身近な人を探す必要が出てきたというか。そんな感じになったと思うんですね。
そうやって対戦ゲームの遊び方が変わったのだとすれば、そこで対戦ゲームに求められるのはやっぱり人がたくさんいることです。人口が多いことです。
人がたくさんいればいるほど、隠れた身近なプレイヤーを見つけやすくなる。人がたくさんいればいるほど、同じ実力の人を見つけやすくなる。
人がたくさんいなければ、対戦ゲームの一番面白いところの一つである「身近な人とワイワイ遊ぶ」というところまで、そもそもたどり着けない構造に変わってきてるんじゃないでしょうか。そしてそれをわかっているからこそ、ルームマッチで100万円キャンペーンなんて一見突拍子もないことをやってのけている。そういうことなんじゃないかと思っています。
だとしたらすごいことですよね。Cygamesはすごい。きっと渋谷の町で「ドラクエ」なんて単語を使おうものなら、市中引き回しのうえにグラブルのガチャを引かせる法律が制定されていると思います。10年後くらいに。
独立国家Cygamesが建国される日はきっとそう遠くありません。
それじゃあまた。